岩国市議会では、新年度予算が否決されました。日本共産党は、賛成しましたが、否決した議員は、新庁舎建設の補助金がカットされたのは、市長のせいだとしています。
沖縄から空中空輸機を受け入れたための補助金を空母艦載機を受け入れないからかカットしたのは国に明確な責任があります。市長は、住民投票で示された市民の空母艦載機部隊の受け入れに反対する市民の意向にそって行動しているだけです。
私が問題にしたいのは、知事の発言です。知事は、岩国市の事態に対して「私は、これまで現実的な対応をすべきと言ってきたので、市議会がそういう方向の決議をしたということは、私と同じ方向になっている」と発言しました。
市民の意見を尊重する市長を守るはずの知事が、市民に背を向けた議員の肩を持つ知事の姿勢を認めるわけにはいきません。
春名なおあき元衆議院議員と私
昨日は、環境審議会に参加しました。議案は、総量削減計画と総量規制基準です。山口県のCOD(化学的酸素要求量)と窒素、りんの総量を削減する計画とそのための総量規制の基準を決めるものです。
平成21年度の削減目標は、COD、窒素、りんとも、平成16年の実績と同じ量となりました。しかし、CODに関しては、産業系で平成16年の実績よりも日量2トン増えるという見込みです。その分、生活系で、平成16年実績より2トン減らし、目標量は、平成16年実績と同じにするという計画です。確かに化学工業などの増設計画などがあり、CODが増えると見込まざるを得ないのかも知れません。しかし、私は、CODを抜本的に削減する対策を、産業系でも強化する必要性を委員会で指摘しました。
審議会の帰り道、宇部市吉部で行われている河川改修を視察しました。(写真・下)台風で崩壊した埴生川の改修がスタートしました。工事は、513万円の予算で42メートル行われています。数年前に、私は、住民の方から要望をお聞きし、改善を宇部市に求めてきました。ようやく改修にこぎつけたことを喜んでいます。
夜は、映画「日本の青空」を観ました。主役の憲法学者の鈴木が、戦前、女性に参政権を与えなかったのは、政府が、戦争に反対することを怖れたからだという述べる場面に、感服しました。
今こそ、女性も男性も、アメリカが引き起こす戦争に日本が巻き込まれようとしている情勢に怒りを燃やしましょう。そして、日本と世界の宝、日本国憲法第9条を守りとおしていましょう。映画のエンディングでは、「憲法9条の会うべ」の文字もあり、嬉しい気持ちで会場をあとにしました。
今日は、市田書記局長を迎え、夕方6時15分から、フジグラン前で街頭演説会を開きます。私も訴えます。どうか多数の皆さんのご参加をお待ちしています。
改修作業が行われている吉部・埴生川
今日は、第29回山口県環境審議会が県庁で行われます。任期最後の公務です。出席する会議では必ず発言するをモットーにこれまで取り組んできましたが、今回もこのことに努めてまいります。
午前中は、障害者施設の方と県の担当者との懇談に同席します。障害者の在宅介護には、居宅介護と重度訪問介護があります。重度訪問介護は単価が低く設定してあります。1日3時間以上は、全て重度訪問介護にするよう指導されていますが、それでは、施設がやっていけないという苦情をよくお聞きします。国は、今年2月に「重度訪問介護の適正な支給決定につて」を通知し、「短期間集中的な身体介護のみが1日に複数回行われた場合に、単にこれらの提供時間を通算して3時間以上あるようなケースまで想定しているのではないこと。」「サービス利用形態によっては、重度訪問介護ではなく居宅介護の支給決定を行うことが適切である場合があること。」と解説しています。
国の通知からすれば、「3時間以上の介護は、重度訪問介護しか認めない」という市町の機械的な指導が施設に行われているのであれば、改善されなければなりません。今日は、この問題を県の担当者と懇談します。
夕方は、映画「日本の青空」を観にいきます。私も、「憲法九条の会うべ」の呼びかけ人の一人となりました。5月1日の本格上映の前に、今日は、「完成記念有料試写会」です。映画を選挙の力にしたいと思います。この映画は、GHQ案に決定的な影響を与えた鈴木安蔵氏ら「憲法研究会」の活動を描いたものです。改憲勢力は、現行憲法は、アメリカから与えられたものだから自主憲法が必要と訴えます。果たして、日本国憲法は与えられたものといえるのか。これが、この映画のテーマです。じっくり今日は学んできます。学んだ内容は後日のこのコーナーで。
昨日は、今年はじめて空手の練習に行きました。手枝はいいのですが、足技は苦手で、上段は上がりませんでしたが、なんとか1時間半の練習を終えることがでしました。気分スッキリで、選挙戦に突入できそうです。
最近、療養病床を追い出される、行き先がない、何とかならないかという相談をよく受けます。昨年6月に医療制度改革関連法案が成立しました。それに伴い2012年までに療養病床の削減が強行されようとしています。全国で、13万床ある介護療養病床がなくなろうとしています。全国25万床ある医療療養病床は、15万床に削減されようとしています。これを山口県にあてはめるとどうなるでしょう。山口県は介護型療養病床が、3800床あります。これがなくなろうとしています。医療型療養病床は、6900床あります。この5分の3が削減されたら、4140床となります。つまり、山口県にある10700床の療養病床は、4140床となり6500床が削減されようとしています。
それに先立って、昨年4月の診療報酬の改定で、療養病棟入院基本料に3段階の「医療区分」が導入されました。全体の50%を占める医療区分1には従来の半分しか点数が設定されていません。そのような影響から、病床の削減ではありませんが、診療報酬の改定による療養病床からの患者の追い出しが行われているようです。
山口県は、昨年4月に第二期やまぐち高齢者プランを策定しましたが、08年までの施設の定員増は、1100程度です。ですから、先述した療養病床から追い出される6500人の方と比較すると5460人分が不足しています。そもそも療養病床の廃止を高齢者プランは前提にしていません。今、療養病床の廃止を見直すか。見直さないのなら、本気で、その方々の行き場を確保しないと、介護難民という問題は深刻化します。いや深刻化していることを実感する昨今です。
昨日は、予定通り、午前中は、琴芝児童公園に設置されようとしている駐車場の問題で、市から説明を聞き、その内容を住民の方に伝えました。午後は、時田市議予定候補と、真締川の浚渫の問題で、県宇部土木建築事務所に申し入れを行いました。(下写真)
真締川の浚渫に関して、県は、①当面は、現在、着手している堤防の嵩上げ工事を早く、完了させたい②その上で、要望については、本庁と調整したいと答えました。住民の方は、「1メートル位、川底が上がった」といわれます。早急な浚渫に向けて引き続き頑張っていきます。
さて、今、遠藤展子さんの二作目を読んでいます。一作目は、以前このコーナーでも紹介したように文藝春秋から出ている「藤沢周平 父の周辺」です。この程、2作目が、新潮社から出版されました。題名は、「父・藤沢周平との暮らし」です。この本も、娘から見た藤沢周平について語ったものですが、しみじみと胸に迫るものがあります。
「テレビ出演」というエピソードも藤沢周平像をよく表していると思います。ある日藤沢周平にテレビコマーシャルの出演依頼が来たそうです。藤沢は断ります。藤沢は、娘の展子さんにこのように話します。「仕事というのは、どんな仕事でも本業をまっとうするのは大変なことなんだよ。本業以外の仕事で収入を得ようとすれば、必ず本業がおろそかになる。お父さんは、そういうのあまり好きじゃないな。作家はものを書くのが仕事なんだから。」
展子さんはこう結びます。「自慢するな、見栄を張るな、が口癖で、生き方も決して器用ではなかった父のことです、本業に専念するというのは、いかにも父らしい、と納得したものでした。」
議員の仕事は、自慢しろ、見栄を張れというものかも知れません。しかし、議員の本業は、住民の負託にこたえて、住民の立場から首長をチェックすることだと思います。議員ですから本業以外のこともやれと求められますが、私は、あくまでもこの本業に徹してこれからも励んでいきたいと思います。展子さんに、プロ意識とは何かを教えていただきました。
古屋所長に要望書を提出する私と時田市議候補
私の不慣れさが原因で、議員日誌の記事がインフォーメーションに貼り付くなどの乱れがありましたが、先ほど、関西共同印刷の方のアドバイスで修正できました。また、プロフィールの順番も私の想い通りに変えることができました。
今後とも多少の乱れがあるかと思いますが、末永く藤本ブログをよろしくお願いいたします。何かございましたらご指摘をよろしくお願いいたします。