昨日、宇部市PTA連合会は、宇部市教育委員会との教育懇談会を行いました。
宇部市PTA連合会と宇部市教育委員会との懇談会
全大会の後、3つの分科会に分かれて懇談を行いました。
私は、「携帯電話(スマートフォン)及びSNSへの子ども達の関わり方について」の分科会に出席し、記録係を務め、最後にまとめの報告を行いました。
懇談に参加して私がまとめた内容は次の通りです。
子どもの健やかな成長を保障していく上でスマホなどが大きな弊害となっています。
弊害の一つは、子どもたちから時間を奪い、学力を低下させるなどの問題です。
二つ目は、友人や家族などとの人間関係を壊したり希薄化させたりする問題です。
三つ目は、犯罪や金銭問題に発展するケースが生まれている問題です。
スマホは、包丁のような物。親は、スマホという包丁の切れ味を知らなければならない。
子どもに、スマホなどを持たせる場合は、発達段階に合わせて使わせなければならないということです。
しかし、今日、スマホなどを避けて通ることはできません。
どう有意義に使いこなせるようになるかを子どもに教えることが必要です。
そのために、家庭教育に生かしていくために、PTAなどでの繰り返し親への啓発活動が重要です。
また、全ての子どもの発達保障に責任を持つ義務教育の学校現場の中で、子どもたちにスマホの功罪を教える必要があると思います。
私たちは、子どもたちを健全な成人に育てる義務があります。
スマホへの依存は、コミュニケーション能力を低下させます。また、安易な写真を投稿し取り返しのつかない事態を生んだ青年の姿が報道されています。
PTAと教育委員会が情報交換をこれからも行い、スマホの功罪を学び、子どもたちの教育向上に生かしていくことが必要です。
分科会は1時間以上行われました。喫緊なテーマだけに尽きることのない活発な懇談が行われました。
とても充実した時間をありがとうございました。参加者関係者の皆さんに、PTA連合会の副会長として感謝を申し上げたいと思います。
子どもたちとスマホなどの関係について皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
昨年10月、94歳で逝去された漫画家のやなせたかしさんに、昨年の4月から6月にかけて行われたインタビューをまとめた「ぼくらは戦争は大きらい」という本を読みました。
やなせさんの戦争体験をつづったものです。
やなせさんは、昭和15年から5年間、日本陸軍の兵士として第二次世界大戦に参加しています。
やなせさんが本の冒頭に「よほど運がよかったのか、激戦地には行かず、大きな戦闘も経験せずに生きて日本に戻ってきました。」と語っていますが、やなせさんの周りでは、奇跡や悲劇が繰り返えされました。
赤紙が来たときに高知に住んでいたやなせさん。高知の連隊ではなく、小倉の連隊に配属されます。
これが奇跡の一つであり、やなせさんが、高知連隊に配属されれば、歩兵はフィリピンに配属され、激戦に参加させられたところでした。
悲劇は、弟さんの死です。弟さんは、京都帝京大学を出て招集され海軍に入り、輸送船で戦地に向かう途中、フィリピンのバーシー海峡で、敵の攻撃を受けて戦死します。
やなせさんは、この本の最後に、「戦争にならないように、日頃からがんばって、みんなが戦争なんてしなくてすむ世の中にしよう、ということです。戦争をしなくていいんだから、軍隊なんていらなくなります。」と書いています。
また、やなせさんは、「戦争の原因は『飢え』と『欲』ではないか、と考えています。」と語り「ぼくが『アンパンマン』の中で描こうとしたのは、分け与えることで飢えはなくせるということ、嫌な相手とでも一緒に暮らすことができるということです。」と締めくくっています。
私は、やなせさんの遺志を引き継ぎ、戦争をなくすために一生を捧げていきたいという気持ちを新たにしました。
やなせさんからこの本でも多くの事を学びました。
これからもやなせさんの本や漫画から多くの事を学んでいきたいと思います。
やなせファンの皆さん、皆さんの想いをお教え下さい。
本日、日本共産党の辰巳孝太郎参議院議員と、山口県議団、下関市議団、北九州市議団などが、復活の兆しを見せている第二関門橋を下関側から視察しました。
中央が辰巳孝太郎参議院議員(右端が私)
第二関門橋の計画が山口県で持ち上がったのは、関門海峡道路整備促進期成同盟会が設立された1991年頃からです。
1992年度から国の調査費が計上され、1994年には、地域高規格道路「候補路線」となりました。
しかし、2008年に、日本共産党の国会議員団の追及もあり、この路線の調査が中止されることが明らかになりました。
しかしながら、昨年度、山本前知事は、この計画に調査費を計上しました。
このことを受けて私は、昨年の2月県議会で、この計画について質しました。小口土木建築部長は、この計画について「都市間連絡道路として、(中略)『海峡横断プロジェクト』とは明確に性格が異なる」道路として必要だと説明しました。
昨年8月、山口・福岡の財界と行政で構成する「関門海峡道路建設促進協議会」は、国に、①地域高規格道路の候補路線である下関北九州道路(関門海峡道路)を早急に計画路線に格上げすること②関門海峡道路の早期実現に向けた具体的方策について、国として責任を持って検討すること、とする要望書を提出しました。
昨年11月、日本共産党の大門参議院議員がこの問題を国会で取り上げましたが、国は、改めて計画を進める考えがないことを明らかにしました。
財団法人海洋架橋・橋梁調査会が平成18年3月に明らかにした報告書には、この計画の事業主体は、①旧道路公団②北九州市道路公社③民間事業者を中心とした事業体としました。
視察後に行われた意見交換会の中で、こくた衆議院議員秘書の永野さんは、「道路公団が廃止された後の事業体が、この事業の主体になるためには、法改正が必要」と話ました。
北九州市議団からは、「北九州市道路公社がこの計画の主体になることは考えられない」との話が出されました。
交流会には、三菱総研が行った調査結果も提出されました。
それは、民間株式会社が事業主体になるとの前提で検討が行われ、ケース1では、900億円の事業費のうち、450億円を国・県・市の公的資金支援が行われるとしています。
下関市議団からは、「市議会で下関市は、この計画の市の負担は生じないと説明した」との話も出されました。
いずれにしても、復活しようとしている側が、この計画をどのような主体で進めよとするのかがいま問われていると感じました。
そして、それぞれの自治体の負担がどれくらいになるのかを示されければ各議会で議論にならないことを痛感しました。
辰巳議員は、「私の質問に対しても、国は、調査費を計上するつもりはないことを明らかにした。国が緊急に取り組むべきことは、新規事業よりも老朽化している構造物の改修だ」とまとめました。
最後に、日本共産党の国会議員団と山口県・福岡県の各議員団が連携して、計画の復活を許さない論戦と世論構築に務めていこうと決意を固め合いました。
山口県は、来月、県知事選挙が行われます。
山本知事が復活させようとして調査費まで計上した第二関門橋について各候補がどのような政策で臨むのかが大きく問われています。
第二関門橋について、皆さんのお考えをお教え下さい。
昨日、日本共産党山口県委員会と同県議団は、2014年度予算に関する要望書を藤部知事職務代理者に提出しました。
左端が藤部知事職務代理者、その右が私です。
当面の重点要望は、11分野381項目です。新規は58項目で、一部新規は17項目です。
その中から緊急重点要望5点について懇談しました。
緊急重点要望は、次の5点です。
①岩国基地の際限ない拡大強化に反対し、県民の平和と安全をまもる
②上関原発計画に伴う公有水面埋立免許は失効させ、新規建設は許さない
③TPP(環太平洋経済連携協定)参加に反対し、県内産業をまもる
④社会保障制度を解体する「プログラム法」の施行を許さず、県民のいのちと健康を守る
⑤大企業に偏重した産業政策を見直し、地域の資源と人を生かした地域循環型の産業育成をすすめる
藤部知事職務代理者は、「提案いただいた内容は、予算編成に生かしていきたい」と答えました。
引き続き県政に関する皆さんの要望をお聞かせ下さい。
近藤勝重さんの「しあわせの5・7・5-足して引きひとつ残ればいい人生-」を読んでいます。
近藤さんは、元毎日新聞の記者。現在は、毎日新聞(大阪)とMBSラジオで川柳コーナーを担当しておられます。
帯には、「川柳力甘く見てはいけません」とあります。
私は、川柳を始めて約20年になります。
最初の10年は、時実新子さんに師事し、がむしゃらに句を作っていました。
時実さんが亡くなられて以降は、作句はぼちぼち。
しかし、今でも医療生協健文会の「健康のひろば」と「山口民報」で川柳の選者を務めています。
今度行われる「上関原発を建てさせない山口県民大集会」の中でも、脱原発川柳を募集できないか思案中です。
本書は、川柳に関わるものとして示唆に富んだ一冊です。
というよりか、近藤さんの人生訓が川柳とともに語られた良書です。
「七回忌泣いた桜で笑ってる 羽室志津江」の句に、近藤さんは次のようなエッセーを寄せています。
「このまま経済活動が増大してくと、地球はもたないでしょう。今一度、このままでのありようを見直すべき時期にきているのは間違いないでしょう。というと、何か大層な話に思われるかもしれませんが、桜を見て「ありがとう」という声が出てくる人間だということを自覚する。すべてはそこからだと思います。」
近藤さんの本は、川柳の技術的な解説をするものではありませんが、正に川柳力とは何かを考えさせてくれます。
川柳に出会えてよかったと思わせてくれます。
川柳の師匠を失って彷徨っている私ですが、近藤さんを川柳の師匠として今後の人生、川柳とともに歩いていきたいと思いました。
近藤さんは、川柳の本の他にも、文章論など様々な本を出されています。
この本を契機に、近藤さんから多くの事を学びたいと思います。
近藤勝重ファンの皆さん、おすすめの一冊をお教え下さい。
そして、MBSラジオ「川柳で生き方再発見!しあわせの5・7・5」に投句してみようかと思い始めています。
最後に、私の駄作を紹介します。
「よく笑う人がこの世を回してる」
お粗末でした。
安倍政権による新基地建設押し付けを許すかどうかが最大の争点となった沖縄県名護市長選が昨日投開票され、「辺野古の海にも陸にも基地をつくらせない」と公約した現職の稲嶺候補が、圧勝しました。
日本共産党の志位委員長は、「政府は、この結果を重く受け止め、辺野古への新基地建設を断念すべきです。日本共産党は普天間基地の無条件撤去を強く求め、沖縄県民とともにたたかいます。」などと記者会見で述べました。
今日の沖縄タイムズは社説で、「敗れたのは国と知事だ」とし「住民投票的性格を帯びた今回の選挙で市民は再び移設反対の意思を明確にしたのだ。日米両政府は辺野古移設計画を撤回し、見直しに着手すべきだ。」と書きました。
本日の琉球新報は、社説で、「誇り高い歴史的審判、日米は辺野古を断念せよ」とし「日米両政府は名護市の民主主義と自己決定権を尊重し、辺野古移設を断念すべきだ。普天間の危険性除去策も県民が求める普天間飛行場の閉鎖・撤去、県外・国外移設こそ早道だと認識すべきだ。」と書きました。
名護市長選挙の結果は、山口県政にも影響を与えます。
山口県の藤部副知事らは、昨年12月16日、菅官房長官らと合い「普天間基地が継続して使用されることがないよう政府が責任を持って取り組むとの不退転の決意を確認できた」ことを理由に、「15機のKC-130が今年の6月から9月の間に岩国飛行場に移駐することを容認」しました。
名護市長選挙の結果によって、私は、「普天間基地が移設する見通しが立たない内に、KC-130を岩国基地に先行移駐させることになる」見通しになったと感じます。
私は、山口県は、名護市長選挙の結果を受けて「KC-130の先行移駐は認められない」の県民への公約に立ち返り、先行移駐容認の方針を撤回すべきだと思います。
先行移駐容認の方針を山口県が撤回しないのなら、この夏、山口県は、県民に重大な裏切りをすることになることは必至だと思います。
皆さんは名護市長選挙の結果をどうお考えですか。
改めてKC-130の岩国基地への先行移駐についてどうお考えですか。
ご意見をお聞かせ下さい。