日本共産党県議団が9月3日から福島県を視察する
山口県に原発はいらないを痛感
今も12万7千人が避難生活を送る
日本共産党県議団で福島県を視察しました。三日(水)、「原発事故の完全賠償をさせる会」の佐藤さんの案内で、被災地を訪ねました。車は、居住制限区域(ほとんどの人が避難生活を送っている地域)の富岡町へ。更に、帰宅困難区域との境界(夜ノ森地区)まで行きました。帰宅困難区域は、昼夜問わず、入ってはいけない地域です。原発災害の被害を受けた被災地の困難さを実感しました。
四日(木)は、福島県庁で、原発災害後の対策について説明を受けました。福島県は、現在でも十二万七千人を超える人々が避難生活を送っています。原発の危険性は続き、災害対策本部を解除せず対応していました。
五日(金)は、独立行政法人産業技術総合研究所が運営する福島再生可能エネルギー研究所を視察しました。太陽、風力、地熱に係る再生可能エネルギーに関する研究が進められていました。
「山口県に原発はいらない」「山口県を再生可能エネルギーの先進県に」このことを痛感する視察でした。
福島県いわき市浜風商店街を視察しました。
みんなの県政つくる会が知事に要望書を提出する
みんなの県政をつくる会(福江俊喜代表世話人)は、一〇日、村岡知事に対して「県民の願いにこたえた県政への転換を求める要望書」を提出しました。要望書提出後、県担当者と交渉を行いました。
第一は、「岩国基地の拡大強化」に関する諸問題です。空母艦載機部隊の岩国基地移駐問題で、磯村基地対策室次長は「『普天間基地の移設の見通しが立たないいちに空母艦載機部隊の移駐のみを切り離して進めることは認められない』との見解は変わっていない。」と述べました。
藤本県議は、「名護市議選では、辺野古への新基地建設反対派が多数を占めた。普天間基地の辺野古移設は困難になった中、空母艦載機部隊を岩国に移駐できない状況は高い」と指摘しました。
第二は、「原発ゼロ」に関する諸問題です。土木建築部港湾課の末富主幹は、中電の公有水面埋立の審査について「埋立法に基づき、審査している。土地利用計画が確定していなければ、埋立法上の正当な事由がなくなる。土地利用計画が確定しているかどうかを審査している」と述べました。
マツダ派遣切り裁判報告集会
七日、山口市内で「マツダ派遣切り裁判 和解・解決報告集会」が行われました。
マツダ共闘会議の藤永代表、マツダ訴訟弁護団の内山団長らがあいさつを行い、日本共産党からは仁比参議院議員が挨拶を行いました。
報告集会の最後に原告団の皆さんが一堂に
一気
岩国市と和木町を襲った豪雨災害から、一ケ月以上が経過しました▼中国新聞は、岩国市と和木町の豪雨で、人家が被災した土石流と崖崩れは計三二ケ所で発生したと報じました。その内、三一ケ所は土砂災害警戒区域で砂防ダムや擁壁の設置はされていなかったと報じました▼私は、青年が亡くなった新港地区を訪ねました。青年が亡くなった場所の東側には砂防ダムが設置されていませんでした。土砂災害警戒区域であったようですが、土砂災害特別警戒区域にはされていませんでした。死亡事案が発生した新港地区に限って言えば、①土砂災害警戒区域でありながら土砂を防止する擁壁等設置していなかった②特別警戒区域かどうかの調査が行われていなかったなどの問題があります▼岩国・和木災害の問題を来る九議会で発言する予定です。質問は一〇月一日の予定です。
昨日、県議会議会運営委員会が行われ、9月補正予算の概要が示されました。
9月補正予算の総額は、約35億9千万円。その内、平成26年8月6日大雨災害対策復旧対策関連費が約15億7千万円となっています。
災害復旧事業(現年災)として、林道45箇所の災害復旧事業などに3億8600万円。災害関連事業の内補助災害関連として、岩国市の治山事業、砂防事業、災害関連緊急急傾斜地崩壊対策事業、災害関連地域防災がけ崩れ対策事業が取り組まれます。単独災害関連として、岩国市・和木町で小規模治山事業、自然災害防止事業が取り組まれます。災害関連事業の総額は、9億2130万円です。
被災者支援事業の内、被災者救済として、被害弔慰金・災害障害児見舞金補助事業、災害見舞金支給事業が行われます。生活再建支援としては、被災者生活再建支援事業が取り組まれます。また、金融支援としては、生活福祉資金貸付金、母子父子寡婦福祉資金貸付金が取り組まれます。被災者支援事業の合計は、約5千262万円です。
その他、岩国市の老人ディサービスセンター1箇所の整備費補助金、公共土木施設早期復旧対策費として倒木・崩土除去などが行われます。その他事業の合計は、2億1167万円です。総計、約15億7179万円で大雨災害復旧対策が行われます。
また、補正予算には、土砂災害特別警戒区域基礎調査の費用2億円も計上される見通しです。
広島市で発生した土砂災害の教訓も含めて、災害に強い山口県を作っていくために、今議会、災害対策問題についてしっかり議論していきたいと考えています。
その他、9月議会には、子ども・子育て支援新制度に係る条例が提案される見込みです。
一つは、「幼保連携型認定こども園の設備及び運営に関する基準を定める条例」
二つ目は、「就学前の子どもに関する教育、保育等を総合的に提供する施設の認定の要件を定める条例及び児童福祉施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例」です。
これら条例についてもしっかり議論していきたいと思います。
災害対策や子育て支援新制度に関する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
本日、山口市内で「日朝平壌宣言12周年~日朝国交正常化早期実現!補助金復活を!~9.17記念集会」が行われ、参加しました。
集会では、山口朝鮮初中級学校の呉栄哲校長が、「朝鮮学校の補助金をめぐる状況」について報告しました。
山口朝鮮初中級学校の呉栄哲校長の報告
呉校長は、「日朝平壌宣言は冒頭に『日朝間の不幸な過去を清算し、懸案事項を解決し、実りある政治、経済、文化的関係を樹立することが、双方の基本利益に合致するとともに、地域の平和と安定に大きく寄与するものとなるとの共通の認識を確認した』とし『在日朝鮮人の地位に関する問題及び文化財の問題については、国交正常化交渉において誠実に協議することとした』とも書いている。日朝平壌宣言12周年になる今年、宣言の立場で二国間の問題を解決を図ることが大切だ。高校の就学支援金に朝鮮学校が外された問題で、今裁判が全国でたたかわれている。また、自治体の補助金が山口県などでカットされたが、これらの問題を解決していくことは重要だ。」と語りました。
私は、先日、現役新聞記者である田村優之さんが書かれた小説「月の虹」を読みました。主人公である圭一は、在日コリアンである静音と出会います。ビジネスマンが涙する恋愛小説なのです。圭一が静音と出会った頃、圭一の次のようなセリフが印象的でした。
「お互いが異質であるまま、認め会える世界」。私は現役新聞記者作家ならではのセリフだと心に留めました。
8月29日、国連人種差別撤廃委員会は、日本における人種差別撤廃条例の順守状況に関する「最終見解」を発表し、人種や国籍で差別をあおるヘイトスピーチを法律で規制するよう日本政府に勧告しました。
また旧日本軍「慰安婦」問題への対応も不十分だとし、謝罪と補償を求めました。
神奈川県では、「国際情勢・政治情勢の不安定さが、母国・民族との関連を想起させ、子ども達の教育機会に影響を与えかねない。外国人学校に通う子ども達であっても、こうした不安定さの影響を受けることなく、安定的に教育を受ける機会を確保する必要がある」として、朝鮮学校を含む外国人学校の児童・生徒たちの学費補助制度を新設しました。
世界は、「お互いが異質であるまま、認め会える社会」を求めています。
朝鮮学校補助金の予算措置をしている県が20道府県、計上してない県が7道府県。その7県の中に山口県が入っています。
この状況を解決し、山口県で「お互いが異質であるまま、認め会える社会」を実現したいと思います。
朝鮮学校に補助金が出されることは当然だと考えています。
この問題に関する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
本日、県宇部土木建築事務所に二つの要望を届けました。
一つは、県道小野田・美東線の側溝の新設です。
宇部市万倉の県道で、既設の側溝の間で、未整備の所に側溝を整備してほしいという地元住民の要望を県土木事務所に届けました。
手前の側溝と奥の側溝を繋げてほしいとの要望
担当者は、「現場を調査したい」と話ました。
二つ目は、県道宇部・停車場線の草刈りについてです。
宇部駅から北側の歩道にせり出してくる草刈りについて、道路東側は完了していますが、道路西側が終わっていません。
担当者は、「近く実施したい」と答えました。
引き続き、皆さんの要望を県に届けていきたいと思います。
皆さんの要望をお聞かせ下さい。
本日、時田宇部市議から、子ども・子育て支援新制度に基づき市町村が定める「特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例」に不備があるのではないかとの指摘を受けました。
宇部市で上程された条例を例に見てみます。
宇部市9月定例議会に「宇部市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例制定の件」が上程されました。
6条には、正当な理由のない提供拒否の禁止等が定められています。
6条3項には、「特定教育・保育施設(認定こども園又は保育所に限る)は、・・・・選考するものとする。」とされています。
児童福祉法24条3項は、「市町村は、・・・当該保育所に入所する児童を公正な方法で選考することができる。」と規定しています。
また、今年8月、内閣府子ども・子育て支援新制度施行準備室が作成した「子ども・子育て支援新制度について」とする資料には、新たな制度として「児童福祉法24条において、保育所における保育は市町村が実施することとされていることから、・・・契約は、市町村と利用者の間の契約となり、利用児童の選考・・・は市町村が行うこととなる。」と書かれてあります。
つまり、新制度に移行後も、保育所における児童の選考は、市町村が行うことになっているのに、宇部市の条例では、施設が行うことになり、宇部市が選考を行うことができないことになりかねません。
このような事態が起きた背景には、内閣府令第39条(特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準)の6条3項に、「特定教育・保育施設は、・・・選考するものとする。」となっていることがありますが、そもそもこの内閣府令にこそ不備があるのではないでしょうか。
この基準は、全国一斉に、9月議会に上程されているのではないでしょうか。
このままでは、保育所の児童の選考が施設任せになってしまいます。児童福祉法の市町村が保育に責任を持つという理念が形骸化してしまいかねません。
国は、内閣府令の不備を認め、訂正を各市町に行うべきではないでしょうか。
県としても、国に事実関係を照会し、市町にその結果を報告すべきだと思います。
この問題については、明日から県当局に調査を依頼します。
この問題に関する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
加藤章一監督の映画「吉祥寺の朝日奈くん」をDVDで観ました。
恋愛ドラマの部類に入るのでしょうか。
朝日奈と山田真野との関係が愛おしくなりました。
後半部分で朝日奈と山田真野との関係の成り立ちが分かったうえでも朝日奈が愛おしくなります。
真野を演じた星野真理。
星野真理さんと言えば金八先生の娘役ですが、この映画では、自然な演技が印象的でした。
原作は、中田永一の同名作品。
星野真理さんは、この小説の解説で「本を読み終えて幸せを感じるおだやかな輪がこれからも広がっていくことを願っています。」と書いています。
映画も最後には、「おだやかな幸せが広がる」作品となっています。
中田永一さんの作品では、「百瀬、こっちを向いて」も映画化されています。
更に、「くちびるに歌を」が来年上映予定です。
今、「くちびるに歌を」を読んでいます。
長崎県五島列島にある中学校の合唱部を舞台にした作品です。
この作品にも「おだやかな幸せ」が広がります。
原作を読んで来年の映画の上映に備えたいと思います。
乙一さんの別名義が中田永一さん。
乙一さんは、白山朝子さんの名義でも作品を発表しています。
「中田永一」を始め「乙一」「白山朝子」作品も読んでいきたいと思います。
読書の秋です。