月別アーカイブ:2010年5月

国保が大変

 今日、山口県生活と健康を守る会連合会の村田事務局長と懇談する機会がありました。

 懇談の中で、国民健康保険の実態が村田さんから話されました。

 厚生労働省保険局の「国民健康保険事業年報」「国民健康保険実態調査報告」を元に、村田さんが示した資料で国保加入世帯の貧困が顕著です。

 1991年 国保加入世帯の平均所得は、276.5万円ありました。直近の2007年の平均所得は166.9万円となっています。

 この16年の間で、国保加入世帯の平均所得が100万円以上低くなっています。

 一方、保険料はどうでしょうか。91年の世帯当たりの保険料は14万8616円、一人当たりの保険料は6万5284円でした。

 07年の世帯当たりの保険料は15万5664円、一人当たりの保険料は8万4367円となっています。

 世帯あたりで約1万円、一人当たりで約2万円近く保険料が上がっています。

 つまり、この間、所得に占める保険料の割合が大きくなっているのがこの資料で分かりました。

 この資料は、国全体のものですが、山口県としてはどうなのか、本日、県担当課に資料請求しました。

 結果が分かったら報告いたします。

 先日行われた共産党の地方議員会議で、吉田自治体部長からモデルケースごとの国民健康保険料が示されました。

 給与収入300万円(給与所得192万円)、固定資産税額3万円、4人世帯(夫55歳、妻52歳、子ども2人)、収入は世帯主のみの場合を見てみます。

 昨年度の保険料(年額)でみてみますと、県内で、一番高いのは、宇部市の39万7005円でした。収入に占める割合は、13.2%です。

 新年度も県下の自治体で国保の値上げが行われ、収入に占める割合は更に増えることが予想されます。

 もう一つデータがあります。昨年12月現在の資格証明書の発行は、県内で5005件、短期保険証は11144件に及んでいます。

 国保加入世帯の所得は下がり、保険料は上がる。その中で、滞納世帯からは、保険証が奪われる。こんな実態が県内にも広がっています。

 全日本民医連の調査では、09年の1年間に47人が経済的な理由で受診が遅れて死亡しました。うち27人は無保険でした。

 全日本民医連の今回の調査では県内での死亡例はなかったようですが、県内でもこのようなことが起きていないとは言えない状況だと思います。

 今、国民皆保険が崩壊しようとしています。その要である国保制度を維持・発展させるために、国庫負担を増やすことと、都道府県の補助を増やすことが急務です。

 国保に対する皆さんのご意見をお聞かせください。

 

 

日本共産党大演説会に1100人

 本日、山口市民会館で日本共産党大演説会が行われて、県下各地から1100名の市民が集いました。

 木佐木山口選挙区候補は、「民主も自民も期待できないという声が広がっている。必ず議席を獲得したい。」と決意を表明しました。

 仁比参院比例代表候補は、「私の介護保険に関する国会質問を聞いた国民から『日本共産党がいなかったら、高齢者福祉は大変なことになることが分かった』との感想が寄せられた。宝の議席を絶対に守り抜きたい。」と決意を表明しました。

 午前中、NHK討論会に参加し、山口県の演説会に臨んだ市田書記局長は、「国民の暮らしを守るという、歴史に対する責任を果たすために、日本共産党は今度の選挙で躍進しなければならない。」との言葉で演説を結び、ユーモアも交えた語り口で、約1時間、聴衆に語りかけました。

 演説会終了後、市田書記局長・仁比参議院議員・木佐木候補は、参加者一人ひとりに握手してお礼を述べました。

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    演説会参加者と握手する市田書記局長

 

国道490号沼横断歩道前の歩道の段差が解消

 数日前から、車イス障がい社の方から、横断歩道の押しボタンが押しにくいという苦情が出ていた問題で、昨日、路面改良の工事が行われました。

 工事には、障がい者の福祉をすすめる会の米原会長も立ち会い行われました。

 工事担当者から写真も送っていただき、貼り付けました。

 関係者の皆さんの迅速な対応に感謝します。

 引き続き、様々な要望を藤本までお寄せください。

 さて、私は、これから田植えのため、実家に帰ります。

 妻が仕事で山口市に泊まるため、今晩は実家に泊まろうと思います。

 我が家では、可能な限り、田植えと稲刈りの時は、実家を手伝おうと話しています。

 これぞ、究極の「食育」でしょう。

 長男も部活を休んで今日は手伝います。

 家族みんなで今から実家に帰り、田植えに励みます。

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   斜めだった路面が平らになりました。

映画「ボックス!」

 数日前に、映画「ボックス!」を観ました。

 百田尚樹の原作を読んでいましたが、映画は、原作を上回る迫力を感じました。

 李闘士男監督は、私と同年の1964年生まれです。同世代の監督として、今後、大いに注目していきたいと思います。

 「デトロイト・メタル・シティ」「てぃだかんかん~海とサンゴと小さな奇跡~」など李監督の他の作品も観ていきたいと思いました。

 何といっても主役の市原隼人が最高でした。

 私の好きな男優のNo1は、高倉健さんです。市原隼人さんは、私にとって、久しぶりに胸が高ぶる男優となりました。

 彼の笑顔がいいですね。この笑顔が出せる俳優さんは、そんなにいるものではありません。

 市原隼人さん出演の「ROOKIES~卒業~」「猿ロック THE MOVIE」などの作品を観ていきたいと思いました。

 市原さんは、天才ボクサーの「カブ」役でしたが、全く違和感を抱きませんでした。相当な練習の積み重ねがあったのでしょう。

 「カブ」の宿敵「稲村」役は、現役ボクサーの諏訪雅士さんが演じましたので、市原さんの演技の素晴らしさが際立ちます。

 スポーツを舞台にした青春映画は、昨年観た「風が強く吹いている」がありましたが、この作品は、それを凌ぐ、佳作でした。

 とにかく、市原隼人さんの演技を観に映画館に行ってみて下さい。

 原作の百田尚樹さんも次々作品を発表されています。彼の作品を少しづつ読んでいきたと思います。

 映画「ボックス!」をご覧になった皆さん。感想をお聞かせください。

INORI

 移動中の車のラジオからクミコさんの「INORI」という歌が流れてきました。

 急いでCDを入手しました。

 この歌は、広島平和記念公園にある「原爆の子の像」のモデルである佐々木禎子さんを描いたものです。

 作曲の佐々木佑滋さんは、禎子さんの甥にあたる方です。

 CDの中には、折り紙が入っていました。

 理由は、クミコさんのホームページにありました。

 この歌が「INORIプロジェクト」となって取り組まれていました。

 このプロジェクトは、みんなの平和へのメッセージや折り鶴を今年の8月6日に広島に届けるというものでした。

 折り鶴の送り先もありましたので、今子どもたちが折り鶴を折っています。

 「INORIプロジェクト」に送りたいと思います。

 クミコさんは、このプロジェクトに「核軍縮が声高に叫ばれる現代。少女の残したちっちゃな『折り鶴』たちは『命』の尊さを教えてくれます。」というメッセージを寄せています。

 「INORIプロジェクト」大きく広がり、8月6日に花開くように、我が家でも協力したいと思います。

 このプロジェクトが核廃絶への起爆剤となりますように、明日も車の中でクミコさんの「INORI」を聴きます。

 皆さん、「INORI」の感想をお聞かせください。

地デジが大変。

 今日は、日本共産党山口県地方議員会議が行われました。

 様々な問題を議論しましたが、地デジの問題で様々な状況が出されました。

 一つは、共聴施設がデジタル化する場合の県外放送局の放映の縛りについてです。

 この点については、山陽小野田市の下瀬議員から報告がありました。

 山陽小野田市のある共聴施設では、デジタル化にあたって県外放送局は1局のみという縛りを受けているといいます。

 50世帯以上の場合は、放送局の再送信の場合に総務大臣の許可が必要ですが、県外の放送局の許可は1局のみとなっているようです。

 この縛りが、福岡県に近い下関市や広島県に近い岩国市ではないようです。

 また、50世帯以下の共同共聴施設は許可が必要ないので、局の縛りがないようです。

 結局、山口県の県央部の50世帯以上の共聴施設のデジタル化の場合のみ縛りを受けるようです。

 下瀬議員は、「デジタル化によって見ることのできる局が減るのはおかしい。県外局を1局と縛るのをやめるべきだ」と語ります。

 鳥取県では県として、この縛りを取るように国に要望しています。山口県としても国に同様の要望を行うべきではないでしょうか。

 第二は、依然として県内に難視地区が残されているという問題です。

 この問題は、萩の宮内議員から報告がありました。

 宮内議員は、「ケーブルテレビに加入すればいいようなものだが、負担出来ない世帯もある」と語ります。

 国はデジタル化に伴う共同アンテナ設置に対して補助金を創設しています。

 広島県では今年度、難視地区対策のために7350万円の予算を計上しているようです。

 山口県でも更なる対策を講じて、難視地区解消のための対策を講じるべきではないでしょうか。

 来年7月の完全移行を前に、県内でも様々な問題が露見していることが明らかになりました。

 県政の大きな課題の一つだと感じました。地デジ問題で皆さんのお困りな点をお教えください。

 さて、地方議員会議の後、木佐木日本共産党山口県選挙区候補の事務所開きが行われました。

 私は団結ガンバロウーの音頭をとりました。

 私は、先日の岩国集会での高校生の発言を取り上げました。

 私は、「高校生は『うそつきは政治家のはじまり』と言ったが、未来を担う高校生に二度とこのようなことを言わせない政治の信頼の回復が重要だ。政治の信頼回復のためにも、日本共産党の躍進が重要だ」と話しました。

 参加者で参議院選挙での日本共産党の躍進を誓いあいました。

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 事務所開きで決意表明を行う木佐木候補