月別アーカイブ:2010年1月

田辺聖子の人生あまから川柳

 久しぶりに川柳の本を買いました。田辺聖子さんの本だったからです。

 その本は、集英社新書「田辺聖子の人生あまから川柳」です。田辺聖子さんを私は、日本を代表する川柳の応援団長の一人だと思っています。

 川柳をはじめたばかりの頃、田辺さんの「川柳でんでん太鼓」を読みました。この本で、鶴彬の事を知りました。

 田辺さんには、その他にも川柳作家・岸本水府のことを書いた長編「道頓堀の雨に別れて以来なり」という著作もあります。

 田辺さんは、この新書の冒頭で、川柳をこう絶賛しています。

 「川柳のよさを、言挙げして下さい、といわれたら、私は、〈川柳あって、世は生きやすし〉といいたい」

 「さまざまな川柳を知り、親しむことで見晴らしよくなり、人生を渡りやすい、生きやすい、笑いやすい。神々の贈り物とでもいうべき、笑いとゆとりが生れ、人生の哄笑を誘う。それは人間賛歌の笑いである。私は佳き川柳に、人生でめぐりあえて、よかった、と思う」

 ここまで褒められたら、川柳作家の端くれに居る一人として頬が赤くなるから、体がムズムズするやらです。

 最近は、サボってばかりいた川柳ですが、田辺さんの励ましに答えて、作り手として精進したいと思えました。

 そこで、沖縄県名護市長選挙、稲嶺候補勝利で一句作りました。

 美ら海でジュゴン万歳しただろう

カールじいさんの空飛ぶ家

 今日は、妻は仕事。長男と二男は、冒険学校。残った私と三男と長女で映画「カールじいさんの空飛ぶ家」を観ました。

 この映画は、ディズニーとピクサーの共同制作です。

 ピクサー作品では、過去に「ファイティング・ニモ」と「レミーのおいしいレストラン」を観ていますが、今回の作品が一番よかったと思います。

 良かった点の第一は、「絆」の大切さが分かる映画であったという点です。

 主人公のカールは、妻を亡くし、一人暮らしの高齢者です。カールと一緒に旅をすることになる小学生のラッセルは、再婚した親から疎まれて一人ぼっちです。

 この二人が協力し、鳥のケヴィンを助けます。「j自立は連帯を生み、孤立は分散を生む」と大学で学んだ言葉を思い出しました。

 そして映像の美しさが際立っていました。都市部の映画館では、3Dで上映されたそうですが、宇部市では2Dでした。

 それでも空を飛ぶ映像は圧巻でした。スリル満点で、5歳の長女もワクワクし通しで最後まで楽しんでいました。

 カールが子どもの頃、妻と出会い、結婚して住んだ家は、開発の渦中にありました。

 そんな様子も社会的背景も丁寧に描かれた作品だと思いました。

 自然から遠ざけられ、人々との関係からも遠ざけられ、孤立する都市の人間に希望を与える作品になっていると思いました。

 家では杖をついていたカールが、冒険をする中でどんどん元気になる姿にも希望がありました。

 ハラハラ・ドキドキ。そして大いに笑い、エンターテーメントもレベルの高い映画でした。

 家族で楽しい時間を過ごしました。車の中では映画の話題で持ち切りで、笑いながら運転をして家路につきました。

 映画はやっぱりいいですね。今年一押しの映画です。皆さんもぜひご覧下さい。

第9回ヤジエセツルメント同期会

 来ました来ました「ヤジエセツルメント同期会」の案内が来ました。

 セツルメントとは、学生ボランティアの名称で、名古屋市弥次衛町へボランティアに行っていたので、私たちのサークルは「ヤジエセツルメント」と呼ばれていました。

 大学卒業以来20年以上経過しましたが、2~3年に一度同期で集まっています。

 確か、以前のブログでも振り返りましたが、第1回が、三重。第2回が島根。第3回が神奈川。第4回目が兵庫。第5回が長崎。第6回目が福岡。第7回目が愛知。第8回目が大阪。

 (順番は間違っているかも知れません。回数は合っていると思うのですが。修正があったら、同期の皆さん教えてください。)

 確か今回で、第9回目になるのではないかと思います。日時は、2月27日・28日、場所は東京です。

 浅草周辺の下町散策がメインのようです。場所は二の次。とにかく仲間に会えることが最高です。

 私は、皆勤賞の数名の中の一人です。今回も万難を排して行こうと思っています。

 私たちは、ついに不惑の40歳代になりましたが、いろいろな悩みは尽きないものです。大いに昔を懐かしんで来ようと思います。

 東京に居る同期生は多いので、久しぶりに会える仲間もいるのではないかと今から楽しみです。

 そして、3月議会を元気に乗り越えようと思います。

 私は、いつも盛り上げ役を期待されるのですが、今回も皆の力で盛り上がっていきましょう。(私が何もしなくてもいつも盛り上がるのですが)

 幹事のリッツ(ニックネーム)さん御苦労さまです。同期会はよろしくお願いいたします。

 

映画「嗚呼 満蒙開拓団」上映会を計画

 羽田澄子さんが演出し2008年に制作されたドキュメンタリー映画「嗚呼、満蒙開拓団」を宇部市、岩国市、山口市で上映することを本日の日本中国友好協会山口県連合会の理事会で決めました。

 宇部市では、5月8日(土)宇部市シルバーふれあいセンターで、午後2時、午後6時上映予定です。

 山口市では、5月11日(火)山口県婦人教育文化会館で、午後2時、午後6時、上映の予定です。

 岩国市では、5月15日(土)岩国市民会館で、午後2時、午後6時、上映の予定です。

 満蒙開拓団とは、1931年の満州事変以後、日本政府の国策によって、中国大陸の旧満州、内蒙古に入植させれた日本移民のことです。

 1945年の太平洋戦争敗戦までに送り込まれた開拓団員は約27万人といわれています。

 その内の約8万数千人が、ソ連参戦、日本の敗戦によって帰国できずに亡くなっています。

 中国残留孤児の問題も満蒙開拓団が深くかかわっています。

 山口県からもこの満蒙開拓団に行かれた方もおられることと思います。

 皆さんの体験をお聞かせください。

 そして、上映の詳しい要項が決まりましたら改めて本ブログで明らかにします。

 映画上映成功のために皆さんのご協力をご参加をお願いいたします。

空手教室に行きました

 私自身、今年初めての空手道場に次男と一緒に行きました。

 昨年後半から休みがちで、久しぶりの参加です。普段から上がりにくい足は益々上がりませんでしたが、いい汗をかきました。

 2月21日に我が道場主催の「山口県下空手道交流大会」が行われるとのことです。今度も大会役員として成功に力を尽くしたいと思います。

 さて、空手ライフ2月号。本ブログに度々登場いただいている柚井ウルリカさんのコラムを今回も引用しましょう。

 「サボるための理由をつけ始めると、キリがありません。悪天候が理由で休むことは、基本的にはあり得ないと私は思っています」

 「今年こそみんなで自分に負けないようにしましょう。私も自分で定めた目標を曲げず、この1年を過ごしていきたいと思います」

 柚井先生の言葉にはいつも納得させられます。そうです、今年は、サボらず少しでも道場に足を運びたいと思います。

 いい汗を少しでも多く流したいと思います。

新規高卒者枠15人に増

 私は、昨年の9月県議会で雇用対策に関連し、新規高卒者の就職対策について質問しました。

 私は、福岡県で、内定取り消しされた高校生を県の臨時職員として採用した例を示し、「山口県でも毎年数名高校生を対象とした採用を行っているが、この枠を増やすべきだ」と質問しました。

 岡田部長は、「今後、臨時職員の必要数や高校生の求人倍率、内定率の推移などを考慮しながら検討」すると答えました。

 県はこの程、今年度の県臨時的任用職員等登録し県の実施内容を発表しました。

 昨年度は全体88人の内、新規高卒者の枠が9人だったものが、今年度は、全体76人の内、新規高卒者の枠が15人と前年度よりも6人増えました。

 私の質問の一つの成果として喜んでいます。業務内容や試験の概要は以下の通りです。

 業務内容は、パソコンを使った文書の作成や統計処理等の事務補助です。

 受付期間は、1月22日(金)までです。試験は、2月11日(祝)に行われます。

 問い合わせは、県人事課(電話083-933-2036)へお願いします。

 高校・大学とも新規学卒者の雇用環境悪化が顕著です。

 この問題に関する皆さんのご意見をお聞かせください。