久しぶりに川柳の本を買いました。田辺聖子さんの本だったからです。
その本は、集英社新書「田辺聖子の人生あまから川柳」です。田辺聖子さんを私は、日本を代表する川柳の応援団長の一人だと思っています。
川柳をはじめたばかりの頃、田辺さんの「川柳でんでん太鼓」を読みました。この本で、鶴彬の事を知りました。
田辺さんには、その他にも川柳作家・岸本水府のことを書いた長編「道頓堀の雨に別れて以来なり」という著作もあります。
田辺さんは、この新書の冒頭で、川柳をこう絶賛しています。
「川柳のよさを、言挙げして下さい、といわれたら、私は、〈川柳あって、世は生きやすし〉といいたい」
「さまざまな川柳を知り、親しむことで見晴らしよくなり、人生を渡りやすい、生きやすい、笑いやすい。神々の贈り物とでもいうべき、笑いとゆとりが生れ、人生の哄笑を誘う。それは人間賛歌の笑いである。私は佳き川柳に、人生でめぐりあえて、よかった、と思う」
ここまで褒められたら、川柳作家の端くれに居る一人として頬が赤くなるから、体がムズムズするやらです。
最近は、サボってばかりいた川柳ですが、田辺さんの励ましに答えて、作り手として精進したいと思えました。
そこで、沖縄県名護市長選挙、稲嶺候補勝利で一句作りました。
美ら海でジュゴン万歳しただろう
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