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子どもを見つめる700字

 子どもたちが通っている保育園は、卒園式に向けて文集を作成します。文集は、子どもごとに1ページ。親が自由に作成します。自らの選挙の年(例えば昨年)ではない年は、私が書いています。最大で、3人子どもたちが、保育園に通っていた時がありましたが、今は、今年卒園する3男と、3歳の長女が保育園に通っています。ですから、二人分の紙面を考えなければなりません。私は、単純に、子どもらに送るメッセージのような文章を書いています。紙面は、B5、ワードの12ポイントで700字になります。毎回、最初に文章につまってしまいます。その後に、子どもとの様々な場面が浮かんできます。それを文章にします。

 3男とは、昨年は、釣りに行ったし、今年からは、太極拳教室に行っていますので、わりと早く700字が埋まりました。意外に、長女が浮かびません。長女と私との時間が少なかったことを痛感します。今年は、二人での時間を作りたいと思います。

 この文集作りが、親として子ども一人ひとりを見つめ直すいい機会になっています。文集作りも来年からついに長女一人だけになります。それでも一人ひとりの子どもを見つめ直しながら、子育てをしていきたいと思います。

 子どもたちの人生に影響を与えるような親でいたいと思います。子育ては親育てであることを痛感する日々です。

後期高齢者医療制度の見直し求める意見書

 四月から実施が予定されている後期高齢者医療制度について、全国で、465の地方議会が、見直しや中止・撤回を求める意見書を可決したり、請願を採択していることが、中央社会保障推進協議会としんぶん赤旗の調査で明らかになりました。この数は、全地方議会の4分の1になります。都道府県では、13府県です。山口県も12月県議会において、「地域医療・介護体制の確保を求める意見書」を可決し、その中で、後期高齢者医療制度の見直しを求めています。

 「政府においては、完全実施の延長などが検討されている後期高齢者医療制度は、保険料が過度の負担とならないよう、財政措置を含め必要な措置を講ずるなど、高齢者が適切な負担で必要かつ十分な医療が受けられる制度となるよう見直すこと」。これが、山口県の意見書の文章です。

 政府は、全国での意見書の広がりと山口県の意見書の趣旨を汲み、更なる改善をこの制度で図るべきです。

 宇部市では、後期高齢者医療制度の見直しを求める請願署名活動に取り組んでいます。この署名を2月4日に提出する計画です。また、2月2日には、倉敷市会議員であり、岡山県の後期高齢者広域連合の議員である田辺さんを講師に学習会を計画しています。これらの取組みに、改めて皆さんのご協力をお願いいたします。

生かされている

 昨日、朝、NHKラジオ「鎌田實いのちと対話」を聞きながら山口市で開かれた党会議会場まで行きました。最初の30分しか聞けませんでしたが、ゲストの水中写真家中村征夫さんの話しに共感しました。

 中村さんは、土門拳賞などを受賞した日本を代表する写真家の一人です。そんな彼が、奥尻島の地震に遭遇します。島民数百人が亡くなる大惨事の中、彼は、一命をとりとめます。彼は、なぜ自分だけが生き残ったのだろうと悩み、全ての撮影器材を喪失したことを機に、写真を止めようと決意します。

 しかし、ある時、自分は、亡くなった人たちの力によって生かされているのではないかと考えます。そして、一から器材を揃え、写真の世界に戻ります。そして、地球環境に対して人間が冒した現実を深く捉える作品を発表するようになります。

 このような内容の話しだったと思います。私がなぜ、彼の体験に共感するかといえば、私の20才の時の体験によります。以前にもこのブログに書きましたが、私は、20才の時、大学の体育の授業で行われたスキーツアーで、一瞬の内に、25名の学友を亡くしてしまう経験をしているからです。ツアーに参加したバス3台の内、私が乗車したのは、1号車。3号車が、長野県の犀川に転落し、25名の命が奪われたのです。

 同じツアーに行っている私たちは、地元の警察署で待機を命じられ、やがて、事故が知らされ、自宅への電話と、生存者に対して、服などの提供を命じられます。山口県からの参加者は、数名で、私の母のインタビューも当時の山口版に掲載されたそうです。

 事故が起きた夕方には、地元のお寺で借りの通夜が行われました。マスコミのフラッシュの中、お寺の参道を登りました。25の棺を前に、仮通夜が行われる中、障子を破り、マスコミのカメラが突っ込まれました。遺族の一人が、「お前らそれでも人間か」と叫んだ声が私の脳裏から離れません。

 そして、数日後、大学による学園葬が行われ、その中で、「ケサラ」を合唱しました。涙が止まりません。今でも「ケサラ」を聴くと、涙が出てきます。

 その後の自分が「生かされている」という認識を持ったことはありません。しかし、彼らの死が私の生きる力になっていることは明らかです。

 このような体験から、事故(戦争や自然災害や交通事故など)から生還された話しなどを聴くと、共感してしまいます。

新年会には二つの紙を持って

 今日は、西岐波・東岐波・常盤地域の日本共産党後援会(三キワ後援会)主催の新年会が行われ参加しました。二部では、歌や福引で楽しい集いとなりした。福引で私が当ったのは、「キムチ鍋の素」。ラベルには、「キムチ鍋のおいしい作り方」が書かれてありました。昨年の後半は、「広島風お好み焼き」が、我が家のブームでしたが、今年の前半は、「キムチ鍋」でいこうかと思います。まずは、妻が出張などでいない日に子どもたちと挑戦したいと思います。

 後援会でのあいさつの最後に、二つの訴えを行っています。一つは、「山口民報への川柳投句のお願い」。今日は、二人の方に投句していただきました。二つは、「太極拳教室の案内」です。この後援会から二人の参加者がありますので、新しいニュースを渡しました。

 今月は、後援会などの行事が相次ぐますが、「川柳投句用紙」と「太極拳教室申し込み用紙」の二つを持って、あいさつの最後に、個人的なお願いをすることになりそうです。

二井知事に新年度予算編成に関する要望書提出

 日本共産党県委員会と日本共産党県議団は、昨日、二井知事に対して、9分野182項目の「2008年度山口県の施策並びに予算編成に関する申し入れ」を行いました。

 緊急重点要望としては、1、米空母艦載機部隊の岩国基地への移転については、旧岩国市での住民投票結果など市民の反対意見を踏まえ、国に対し、「閣議決定」の撤回を求める。2、部隊移転を容認しないことを理由に、国がカットした岩国市庁舎建設補助金については、地方自治法の破壊と住民福祉の後退を許さない立場から、国に対し、復活を求める。3、医療法「改正」に伴う医療切捨てを許さず、現行の医療水準の後退をくい止める。4、原油・石油価格高騰から生活と営業を守るために必要な対策を急ぐ。5、中小企業振興のため、実態にそくし、実効性ある「振興条例」を制定する。6、透明性、客観性、公平性、競争性ある入札制度を実現する。です。

 岩国に関わる問題では、久米議員は発言し、知事は、「岩国市長選挙は、中立である。」ことを言明しました。医療法「改正」問題では、私が療養病床削減問題を発言し、知事は、「国の動向やパブリックコメントで出された県民の意見を尊重し、療養病床の削減幅を慎重に考えたい。」と答えました。石油高騰問題は、水野議員が発言し、知事は、「国の対策プラス県独自に何が出来るのか新年度予算編成の中でよくつめていきたい。」と答えました。

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 知事と対話する県議団(左から久米県議、私、水野県議)

 

新テロ特措法は廃案に

 今朝、「報復戦争」を支援する、新テロ特別措置法を許すな!「全県いっせい行動」が行われました。宇部市では、藤曲交差点と大沢で宣伝行動を行いました。私は、藤曲会場の担当者として参加しました。藤曲会場は参加者は3人で淋しかったのですが、大沢会場は、14人集まり、賑々しい宣伝になったようです。

 国会では、明日、参議院本会議での否決後ただちに衆議院本会議を開き多数をたのんで「新テロ特別措置法」の再議決をしようとしています。再議決をするのは、50年数年ぶりの暴挙です。

 12月21日付け朝日新聞の世論調査によると、自衛隊のインド洋への再派兵を支持すると答えた人は37%、反対と答えた人は48%です。衆議院での再可決については、支持する人が37%、支持しない人が43%となっています。自民・公明両党は、国民世論にしたがい、再可決などという暴挙は行うべきではありません。

 政府は、給油をうける軍艦がインド洋でテロ勢力の移動を規制する海上阻止行動に従事していれば、アフガニスタン領土への爆撃を実施する米軍にも、イラクへの爆撃を行う米軍にも給油できると述べています。

 米軍は海上阻止行動だけでなく、アフガニスタンやイラクで「テロ」を口実にした戦争を続けています。日本政府の見解では、それこそ無制限の米軍支援、戦争支援につながることは明白です。

 戦争支援法は審議未了・廃案にすべきです。