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「療養病床現状維持へ」の報道

 昨日の毎日新聞の夕刊トップに、「療養病床現状維持へ」の記事が掲載されました。報道は、医療型「療養病床」を4割減らす計画について厚生労働省は、削減を断念したというものです。

 国は、現在38万床ある療養病床のうち介護型13万床は全廃し、23万床ある医療型病床は、4割削減して、15万床にする方針で、都道府県に「医療費適正化計画」や「地域ケア体制整備構想」の策定を義務づけました。この方針に基づき、全都道府県は、昨年度末、それら計画を策定しました。

 山口県には、現在、6034床の医療型療養病床と3532床の介護型療養病床があります。山口県は、昨年度末に計画を策定し、医療型療養病床を4153床にして、5217床の療養病床を老人保健施設などに転換しするとしました。

 この報道が事実だとすると、山口県の6034床の医療型療養病床は、そのまま維持され、転換が必要な療養病床は、当初計画より1881床少なくなり3336床になるということになるのでしょうか。

 明日にでも、県の担当者の報道の裏づけとなる情報の有無と今後の県の対応について問い合わせたいと思います。

 報道には、厚生労働省は、「都道府県ごとに需要を調査した結果」削減を断念したとあります。しかし、厚生労働省は、上記したように、都道府県に、実態を調査を指示したのではなく、「計画」の策定を義務づけたのです。山口県は、これら計画を策定するために素案を作り、それをパブリックコメントにかけました。医療費適正化計画では、800。地域ケア体制整備構想では、680。合計1480件の療養病床の再編成に関わる意見が出されました。その多くが療養病床を残せの声だと思われますが、山口県は、その声を無視して素案のままの転換数で計画を策定した経過があります。山口県の削減率は、報道によると全国トップクラスで、この県の姿勢に対し私は、本ブログでも厳しく批判したところです。

 その上で、私は、厚生労働省の、都道府県に計画を策定させた上で、基本的な考え方のフレームを変更する姿勢に憤りを覚えます。これは、計画を策定した都道府県職員も共通の気持ちではないでしょうか。報道が事実ならば、これまで都道府県が策定した計画を今後どうするのか、厚生労働省の明確な指示が求められます。

 しかし、報道が事実なら、厚生労働省は、全国の療養病床残せの声に応えざるを得ず、医療型療養病床の現状維持を判断としたとも考えられます。

 いずれにしても、療養病床を6割削減するという厚生労働省のフレーム自体に無理があったことは否めません。厚生労働省は、朝令暮改を止め、この療養病床削減計画全体を白紙撤回すべきです。

 

ナルトビエイ駆除対策事業を視察しました。

 昨日、岡山県の赤坂県議と末田倉敷市議と、山田山陽小野田市議と一緒に、小野田漁協を訪ね、ナルトビエイ駆除対策事業を視察しました。

 漁協に到着してみると、獲れたナルトビエイを飼料会社のトラックに積み込むところでした。以前は、廃棄物として処理していたそうですが、最近は、鳥の飼料としての販路が確立してきたそうです。販路と言っても、無料で、飼料会社に引き取ってもらっているのが現状です。

 昨日は、7隻の船が出て4トンのナルトビエイが捕獲されました。捕獲に参加した漁協の組合員に対しては、1キロ80円の補助が国の「有害生物漁業被害防止総合対策事業」として支出されています。また、ナルトビエイの駆除事業としては、県の「重要資源回復計画推進総合対策事業」も行われています。これは、一斉駆除に対する用船費、日当等を県が助成するものです。

 ナルトビエイの駆除は、H15年から取り組まれ、昨年度は、3290尾が捕獲されました。ここ数年の駆除尾数は増加傾向です。その結果、依然として、アサリの休漁や漁の網にナルトビエイがかかるなどの被害が続いています。特に、山陽小野田漁協の目の前には、中国電力小野田発電所があり、その排水口から出る温排水にナルトビエイが多数寄ってくる傾向が続いているようです。ある漁業者は、「ナルトビエイの背の上を歩けるほど」集まるといいます。特に雌の個体が多く、産卵場所となっているのではないかということでした。やはり、中電の温排水問題は、実験としてでも、この時期の排水温度を下げてみるなどの対策が必要なのではないかと感じました。

 その上で、今後ともナルトビエイが減る傾向がないのなら、この魚の市場を何らかの形で確保できないかとの模索が、この間、県水産研究センターと山陽小野田市で取り組まれていることが報告されました。

 水産研究センターでは、ナルトビエイの料理教室の開催やレシピ集の発行などに取り組んだということです。山陽小野田市では、魚食推進プロジェクトチームが設けられ様々な模索が行われていました。

 食害だったナルトビエイを食材として利用し、漁業振興につなげたいという熱意が、県水産研究センターと山陽小野田市の職員から伝わってきました。

 食材化に向けた取り組みに成果が出るよう、私も地元県議として必要な発言を今後も行っていきたいと思いました。

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 水揚げされたナルトビエイが飼料会社のトラックへ

オトコマエ

 今日は、午前中に、小野田漁協に行き、ナルトビエイの駆除の状況を視察します。詳しくは明日以降のブログで報告します。午後は、宇部市PTA連合会の総会です。午後1時30分の理事会から始まり、夜の懇親会までエンドレスです。

 さて、私にとって金・土・日は、楽しい週末です。金曜日は、「密命」。土曜日は、「オトコマエ」。日曜日は、「篤姫」。と時代劇ファンにとっては楽しい週末なのです。「密命」は、リアルタイムで観れない時は、ビデオに録画しながら最初から観ています。オトコマエは、先週ようやく観ることが出来ました。中々面白そうだったので、今週から原作を読んでいます。原作は、井坂香四郎作「梟与力吟味帳シリーズ」です。

 主人公は、北町奉行吟味与力藤堂逸馬。逸馬の上司は、遠山金四郎。逸馬は、遠山の金さんの秘蔵っ子という設定です。吟味方与力とは、調書を調べて判決文の元になる文書を作成する役職ですが、デスクワークをこなしていくタイプではなく、現場に出向いて納得いくまで調べていくタイプです。

 原作を読んでいても、逸馬の活躍は爽快です。悪徳商人や悪徳役人などの巨悪に挑み、次々に解決していきます。私が目指す活動にも通じるところがあって、読みながら「逸馬がんばれ!」と応援しています。

 原作者の井川香四郎さんは、57年生まれ。時代劇の作家としては若い方です。これまでテレビ時代劇の脚本家として活躍してこられた方です。ですから、ストーリーが分かり易いし、セリフが生きています。

 今少し、逸馬の活躍を応援していくことにいたしましょう。

代かきをしました。

 本日、我が実家の田に水が入りました。しかし、田に水を入れるのも簡単ではありません。我が集落では、川からモーターで、水を高いところに送り、上の田から徐々に水を下ろしていきます。そのモーターが故障してしまいました。今日の午後、部品が届くということです。

 午後に実家に帰り、本を読みながら待機。ようやく午後2時頃にモーターが直ったという連絡が入りました。しかし、直ぐには田を鋤くことができません。田の面積、水の勢い、乾燥具合で、水が行き渡る時間が決まります。上の小さな田は、水の勢いもよく、午後3時頃から鋤ける状態になりました。鋤きはじめると30分で作業は終わりました。

 次の下の小さな田は、水の勢いが極端に弱く、午後4時頃から少し鋤いてみましたが、全体に水が行き渡っておらずと中で作業を中止しました。とうとう午後6時まで待って、ようやく水が行き渡ったようで、一気に鋤きました。

 最後の大きな田は、午後7時になってもほとんど水が行き渡っていません。親戚の方に明日鋤いてもらうことにしました。

 田植えまでの最後の作業は、本代かきです。田植えが31日ですので、27日に行います。代かきから田植えまで、3日は空けないと田が落ち着かないと母が言います。

 今日の代かきで、田は鏡のようになりました。ということは、田を鋤く目印がなくなったことを意味するのです。昨年は、親戚の指導で最後の代かきを行いましたが、自分がどこを鋤いてきたのか全くわからない状況での作業でした。

 さて、今年は、私一人で最後の代かきですが、多少、隙間が出来てもOK・OKの気持ちでやるしかありません。今日の代かきが丁寧だったので大丈夫でしょう。

 とにかく農業にはゆとりが必要です。ゆったりとした気持ちで、最後の代かきすることにしましょう。そして、いよいよ田植えは、子どもたちも参加します。

嵐の6月

 ハウンドドックの名曲に「嵐の金曜日」があります。私の10代後半にヒットした曲です。私は20代頃、キーが高くて苦戦しながらもこの曲をカラオケでよく歌ったものです。今年の私にとっては、来月が嵐なのです。

 そうです、球技大会の練習がはじまるのです。小学校3年までは、ドッチボール。次男と三男が参加します。しかし、次男は、怪我のため今年は参加できませんが。4年生から男子はソフトボール。長男が参加します。ドッチは、毎週火曜日の午後5時からが練習。子どもを会場に連れていかなければなりません。ソフトは、月曜・火曜・木曜・金曜の内、週3日で午後5時30分から練習です。高学年は、自分で会場に行けるでしょうが、週1回親の当番が回ってきます。

 実は、我が家では、長男が5年生になったので、単位子ども会の役員が回ってくるところですが、PTA会長を引き受けているので、免除していただきました。その負い目もあって、単位子ども会会長から「球技大会の運営委員をお願いね」という要請に応えました。運営委員とは、球技大会の当日に点付けやスコア付けなどをする当番のことです。その説明会が6月末に開かれます。数年前にも一度運営委員をしたのですが、1日で真っ黒に日焼けしました。ある運営委員さんは体調を崩されて午後からリタイアされる場面もありました。この仕事も中々ハードです。

 以上の理由から、6月は嵐になりそうなのです。

 昨日、日本テレビの夜の報道番組で、PTAのことが放送されていました。今話題の和田中学校は、PTAの名前を保護者会にして組織を簡素化し、区の連合会から脱退したとのことでした。

 私もこの4年間、PTAの役員をやってきて、もう少し効率化できないかと思う点は多々あります。市の連合会の行事も改革の余地はあると思います。しかし、効率化ばかりを追及し、学校内や市全体の親と学校との連帯を軽視するのは、間違った改革だと思いました。

 それに、子ども会やPTA活動に対してもっとゆとりを持って活動するためには、親の労働条件の改善が急務です。更に、地域で親を支える学童保育などの体制の充実が求められていると思います。学童保育がせめて6時半まで延長されたらと思うのは我が家だけでしょうか。

 嵐の中に6月議会が開催されます。これには、早め早めにしっかり準備をして臨みたいと思います。

 さて、今朝の我が家ですが、三男は、今朝も体調が優れないようでしたが、何とか学校に行きました。長女は、37度後半の熱が続いているので、登園はあきらめ、私が今から実家の母に預けにいきます。

 

 

棚田を守ろう

 今日は、周南市議選挙の応援に行きました。午前中は、街頭宣伝を行い、午後から周南市の北部地域を訪問しました。訪問した中に、中須北がありました。そこには、「棚田清流の会」があり、ある役員の方と懇談しました。山口県中に存在した棚田ですが、今ではわずかな地域で残るのみとなりました。連休には、油谷の棚田を見ることも出来ましたが、棚田を残しておられる地域の方々のご苦労は大変なものだと思います。

 今の農業は、「田んぼは広く大規模に」に偏っています。確かにその方が効率的でしょうが、そのことばかりにこだわれば、中山間地域での農業は無くなってしまいます。家族経営でも田んぼは狭くても農業が続けていける多様性を認める農政が今、求められているのではないでしょうか。

 さて、草刈りをされている方に何人か出会いました。鉄の刃ではなく、紐式の刃で草刈りをされている方に多数出会いました。これなら事故も少なくなるだろうと思いました。大きな草や固い草は紐では刈れませんが、畦の草刈りなら、この方がむしろいいのだということを学びました。昨年から耕作に携わるようになり、少し観る視点が変わってきたようです。

 さて、さて、我が家では、今日は、三男と長女がかぜで学校と保育園を休みました。三男は、日曜日の区民運動会の疲れでしょうか。三男は、月曜日も調子が悪そうでしたが、無理して学校に行かせたました。しかし、今朝はとても調子が悪そうで、ついに妻が職場を休み、一日看病しました。二人とも夕方になっても調子はいまいちのようです。

 家族みんなが元気で暮らせるのが一番ですね。明日は、みんな元気になるでしょうか。明日はいい日に、なりますように。