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厚東川通信No312(2011年11月1日)

県議会企業会計決算特別委員会が県内視察を行う

 

東部発電所などを視察

 

総合医療センターではヘリポートを視察

 

 県議会企業会計決算特別委員会(藤本一規委員長)の県内視察が十月二十六日行われました。
 午前中は、東部発電事務所を視察しました。東部発電事務所は、本郷川発電所・生見川発電所・小瀬川発電所・佐波川発電所・菅野発電所・水越発電所・徳山発電所・末武川発電所の県東部八発電所を遠隔常時監視する施設です。年間目標電力量は、十万二千二百三十MWhに及び、企業局全体電力量の約六割が東部発電事務所で管理されています。
 午後は、県立総合医療センターを視察しました。
 県立総合医療センターの特徴について、①高度専門・特殊医療の提供②三六五日二十四時間の救急医療、災害医療体制③へき地医療の支援④教育機能の発揮の四つがあると説明を受けました。その後、ドクターヘリのヘリポートと災害派遣医療チーム(DMAT)の車両を見学しました。ドクターヘリのヘリポートの利用はこれまで九回あったそうです。災害派遣医療チームは、東日本大震災にも出動したとの説明を受けました。
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企業会計特別委員会による東部発電事務所視察

 

第38回山口県赤旗まつり

 

美祢市で2000名が集う

 

 十月二十三日、美祢市伊佐近隣公園で、第三十八回山口県赤旗まつりが、二千名の参加の元盛大に行われました。
 佐藤県委員長の主催者あいさつの後、村田美祢市長、秋山美祢市議会議長からあいさつを受けました。その後、衆議院中国ブロック予定候補の石村智子さんなどが紹介されました。
 記念講演は、市田忠義書記局長。市田氏は、「TPP参加は、アメリカいいなりの日本にするもの。TPP阻止のためにともに頑張ろう」「日本から原発をなくすために上関原発ストップの世論を高めよう」「財界いいなりの民主党政治を転換していくために日本共産党の躍進に皆さんの力を貸してほしい」と訴えました。
 文化芸能の舞台では、カルスト草炎太鼓による太鼓演奏、さくら会五月教室による銭太鼓、マウンテン・マウスによる歌、スウィングビートと入山アキ子さんによる演奏と歌が披露されました。
 最後に、福引きを行い、まつりは閉幕しました。
 
厚東川工業用水事務所の法面工事へ

 

 宇部市西宇部北の県厚東川工業用水道事務所東側の法面の工事が近く始まります。東側法面は、数年前から崩落が始まっており、地域の方から改善の要望が出されていました。地質調査などが行われ、今月から法面を保護する工事が始まります。

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  今月から工事が始まる工水事務所の法面

 

一気

 

自然エネルギー推進ネット・光主催の原発学習会が十月二十九日光市で行われました。 福島県飯館村の酪農家である長谷川健一さんが村の現状を報告しました▼福島原発事故後、村の状況は一変します。放射線量の高い飯館村は、牛乳を出荷することは出来ません。6月まで、毎日、長谷川さんは、牛乳を捨て続けました。今では、飯館村の全ての酪農家が休止に追い込まれています。「原発さえなければ」と壁に書き残し自ら命を絶った酪農家は、長谷川さんの知人でした。「相談に乗ってやれなかったことが悔やまれる」と長谷川さんは語ります▼村の女子高生の言葉が忘れられないと長谷川さん。「私たちは結婚できない。たとえ出来たとしても子どもは産めない」と女子高生が真顔で話していたと言います。長谷川さんは、「この現実を風化させないで。」と話を締めくくりました。

TPP問題で県医師会と県森林組合連合会で懇談

 野田首相は、12日から始まるAPEC(アジア太平洋経済協力会議)首脳会議までに、TPP(環太平洋経済連携協定)への参加表明を行おうとしてしています。

 この情勢を受けて、日本共産党山口県委員会は、TPP参加に反対する全県いっせい行動を今日と明日行います。

 この行動の一環として、本日、私と佐藤県委員長は、TPP参加に抗議している県医師会と県森林組合の幹部と懇談しました。

 県医師会では木村事務局長らと懇談しました。

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 県医師会幹部と懇談する県委員長と私(左手前)

 木村事務局長は、「TPP参加によって、医療に市場原理主義が導入され、へき地の多い県内医療に打撃を与えるのではないか危惧しています」と語りました。

 同時に木村局長は、「『社会保障と税の一体改革成案』で示されている『受診時定額負担』の導入は、受診回数の多い高齢者や乳幼児の受診抑制につながるものと危惧しています」と語りました。

 私は、「TPP参加や受診時定額負担導入で、県民の健康が損なわれることがないように、今後とも懇談を重ねていきましょう」と話しました。

 県森林組合連合会では、垣村代表理事専務と懇談しました。

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   垣村県森連代表理事専務と懇談する私(左上)

 垣村専務は、「木材の関税はほとんど撤退している。その結果、国内の林業の衰退に大きな影響を与えた。今日では、木材輸出国の山が荒廃し、輸出を制限する動きがある程です」「関税撤廃は、国内のみならず、輸出国の国土を荒廃させる結果になることが、木材を取り巻く今日の国際情勢が語っています」「今回、TPP参加が強行されれば、中山間地域が荒廃することは必至です。そうなれば、益々、地域の林業の衰退につながると考え、県森林組合連合会としてもJAなどとも連携してTPP参加に抗議する取り組みをすすめています」と語りました。

 私は、先日、軽油引取税免税恒久化を求める集会に参加したことを紹介し、「TPP参加を許さず、軽油引取税免税恒久化実現で、中山間地域を維持していくことが必要。今後も懇談を重ねていきましょう」と話しました。

 アメリカいいなりで、一部の企業だけを守り、一次産業や医療や中小企業の現状を悪化させるTPPには日本は参加すべきではないことを痛感する懇談となりました。

 TPP問題に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

 

 

愛宕山跡地購入の防衛省案について

 昨日、山田岩国市議に、岩国市が作製した愛宕山跡地の防衛省の施設配置案を示した愛宕山地域全体図(案)を見せていただきました。

 東エリアには、野球場、ソフトボール場、テニスコート、コミュニティセンター、バレーボールコート、400mトラックサッカー場、バスケットボールコートが配置されている一方で、東エリアには、しっかり米軍家族住宅(270戸程度、全1060戸程度の内4分の1、残り790戸程度は岩国飛行場内に整備)が整備される計画です。

 一部報道では、「福田市長は、防衛省の示した跡地利用案について『市の要望が満たされた』として了承する方針を固めた」とありますが、とんでもありません。

 福田市長は、仮に(地域振興策などに)区切りがついた場合でも「普天間飛行場の移設のメドが立たないうちに、艦載機の移駐のみを切り離して進めることは認められないのは当然。」と9月岩国市議会で、我が党の大西議員の質問に答えています。

 中井真沖縄知事らは、先月27日、首相官邸で野田首相らと会談しましたが、辺野古への新基地建設は「事実上、(実行)不可能というのは変わらない」と日米合意の見直しを要請しました。

 普天間飛行場移設の見通しが全く立たない状況は明白です。

 私は常々発言していますが、愛宕山への米軍住宅建設は、厚木基地から空母艦載機部隊の岩国基地移設を進めるスイッチです。

 米軍家族住宅だけ建設して、空母艦載機部隊が岩国基地に来ないことあり得ないのです。

 福田市長が9月議会の発言に真摯ならば、今、普天間飛行場移設のメドが立っていない訳ですから、米軍家族住宅を建設する案が含まれた防衛省案を岩国市が了承することは出来ません。

 岩国市議会は、この問題で、8日に全員協議会が行われます。また、12日、13日には住民説明会が開かれる予定です。

 スポーツ施設建設のアメの一方で、米軍住宅建設というムチがある防衛省案であることは明らかです。

 岩国市で賢明な判断が行われることを期待します。

 二井知事は、「市と協議した上で12月の県議会定例会までに最終判断する方針」と報道されています。

 知事の判断に重大な影響を与えるのが岩国市の判断です。この点からも来週からの岩国市の動きが大いに注目されます。

 知事は、「普天間基地の移設のメドが立たないうちに、空母艦載機部隊の移駐のみを切り離して進めることは出来ない」と議会で繰り返し答弁しています。

 知事は、この立場から主体的な判断を行うことが求められることは当然です。 

 この問題での皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

軽油引取税等の免税措置恒久化実現に向けての山口県漁業者決起大会に参加

 本日、山口県漁業政策推進協議会主催の「軽油引取税等の免税措置恒久化実現に向けての山口県漁業者決起大会」が山口県漁協萩地方卸売市場で行われました。

 1000名を超える漁業者が集い、熱気に満ちた大会となりました。

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 1000名を超える漁業者の熱気に満ちた大会

 県から岡田副知事ら幹部が出席し、議会からは、新谷副議長をはじめ、ほとんどの会派代表が出席しました。

 私は、共産党県議団を代表して参加しました。

 農林・船舶用軽油の軽油引取税は、1リットル当り32.1円課税されますが、現在免税されています。

 農林漁業用に供するA重油の石油石炭税は、1リットル当り2.04円課税されますが、現在免税されています。

 これまで、これら免税の財源は、道路特定財源で補填されていましたが、平成21年から一般財源化されました。

 現在3ヶ年の臨時措置として免税が継続されています。

 この免税措置が、来年3月末に期限切れを迎えます。

 主催者を代表して田中県漁業政策推進協議会会長は、「漁業の経費の内、軽油が占める割合は約3割。これ以上負担が増えると漁業は続けていけない。免税の恒久化は死活問題」と訴えました。

 青年や女性の代表などが意見発表を行い、農業団体代表が「TPP反対とともに要求を実現しようと訴えました。

 大会では、大会決議を採択し、最後に、参加者全員でシュフレヒコールを唱和しました。

 県議会では、8月県議会で、免税の恒久化を国に求める意見書を全会一致で採択しています。

 引き続き、県議会を挙げてこの問題が実現できるよう力を尽くしたいと思います。

 今日は団結の力を実感する大会となりました。

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 前から2列名、右から3人目が私です。

とんび

 重松清さんの「とんび」を読みました。

 重松さんは、私より一つ上。主人公のアキラは、私たち世代。

 不幸な出来事で母の美佐子さんは亡くなりますが、お父さんのヤスさんがアキラを大切に育てる物語です。

 居酒屋「夕なぎ」のたえ子ねえさんは、ヤスさんの幼なじみ。もう一人の幼なじみは、住職の照雲さん。

 たけ子さんや照雲さんと奥さんが、ヤスさんを支え、アキラを一緒に育てます。

 涙なしには読めない良い作品でした。

 文庫版のためのあとがきに重松さんは、「僕は確かに、ヤスさんにとてもよく似たひとを知っている。そのひとに肩車され、そのひととキャッチボールをして、そのひとにビンタを張られ、そのひとに反抗し、そのひとに悪態をつき、そのひとに愛され、愛され、愛され、一歩ずつおとなになっていったのだと思う。」と書いています。

 ヤスさんのモデルは、重松さんのお父さんだったのかも知れません。

 不器用だけれど、息子を愛してくれる父親。私の父もそうでした。

 よく酒を飲んで帰ってきました。父は、子どもたちの出迎えを期待します。

 小学生低学年の頃までは、それなりに出迎えていたように思いますが、小学校の高学年頃から、父が帰ってくる足音がすると、姉たちと奥に引っ込むようになりました。

 高校生以降は、父によく反発もしていました。

 市会議員に立候補する時、父は、ある小学校の校長でした。

 父は、大反対しましたが、私は、自分の意志を押し通しました。

 この頃は、特に衝突を繰り返していましたが、今になれば、父の置かれた状況も理解できるようになりました。

 父が亡くなる数年前に、楠町が宇部市と合併して、県議選挙で、私の実家も選挙区となりました。

 父は、友人・知人に数多く声をかけてくれました。

 父が亡くなった後になって遠縁の方から「善昭(父)から『息子を頼む』と電話があったんよ。」と聞かされたことがあります。

 父は、地元で様々な役職に就いていたので、今でも、地元を回る時には、「父の七光」に感謝することが度々あります。

 この本を読んで、「父とじっくり話したかった」「父にお礼がいいたい」と素直に思いました。

 実は、この小説は、来年早々ドラマとして放映されます。

 ヤスさんに堤真一さん。「オールウエイズ」の父親役で有名ですが、昭和の人を演じさせたら日本一です。期待しています。

 幼なじみのたえ子ねえさんに、小泉今日子さん。すっかり大女優としての風格が出た小泉さん。この役もぴったりではないでしょうか。

 小説で涙し、ドラマで涙したいと思います。

 重松さんは、私にとってナンバーワンの同時代作家です。これからも重松さんの作品に注目していきたいと思います。

 重松ファンの皆さん。「とんび」やその他の作品の感想をお聞かせ下さい。

 

ピアノの発表会と新車と1級

 今日も激動の一日でした。

 午後からは、子どもたちが習っているピアノの先生の教え子たちのピアノ発表会が宇部市シルバーふれあいセンターで行われました。

 小学1年の長女は「インディアンのおどり」を演奏しました。

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 長女は少し間違えましたが最後まで演奏しました

 小学4年の三男は「ラッパ吹きのセレナーデ」を演奏しました。

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 三男は練習不足でしたが上手に弾きました

 中学2年の長男は「パッヘルベルのカノン」を演奏しました。

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   長男は、難しい曲を最後まで弾きました

 我が子たちは、少し間違えながらも普段よりは上手に演奏出来ました。

 中学生や高校生の演奏は、どれもプロ級で、聴き惚れてしまいました。

 連弾の部で、我が家の子どもたち3人が「さんぽ」を演奏しました。

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 兄弟三人の連弾です。練習より息が合ってました

 最後に、先生方がピアノとマリンバを演奏しました。

 心に沁み入る演奏に大満足でした。

 その後、妻の新車を取りに行きました。

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   我が家にやってきた車です

 今の車は、次男が生まれてすぐに買いましたので、10年以上が経過しました。

 今度の車も同じ車種ですが、色々な所が使い易くなっており、とても快適です。

 夜は、久しぶりに空手教室に長女と一緒に行きました。

 師範から1級の帯を渡されました。

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 練習不足で実力不十分ですが1級になりました

 実力はまだまだな私ですが、帯の色に力が追いつけるよう精進したいと思います。

 今日は、激動の一日でしたが、楽しい一日でした。