27日投票で行われた選挙の結果を一言で言うならば、高齢者の怒りが示されたものでしょう。衆議院山口2区補欠選挙での自民党も敗北も、「後期高齢者医療制度」への高齢者の怒りが示された結果だと思います。
美祢市長選挙で、当選した村田新市長。最終盤に村田陣営が出したビラの中に、「後期高齢者医療制度の見直しを国に求めますy」という趣旨の文書があったことが印象的でした。
美祢市議選挙では、日本共産党は、3議席を目指しましたが、2議席に留まりました。残念ながら落選した古川候補も、直前の選挙の得票を1.8倍に伸ばしました。私が対話したある元秋芳町議さんは、「自分は自民党党員として頑張ってきたが、今度の後期高齢者医療制度のような制度が導入されたことに恥ずかしい想いがする」と率直に話をされていました。
美祢市で、日本共産党が、2議席得ることが出来た背景にも後期高齢者医療制度導入への怒りがあったと思います。27日全国で行われた選挙で、日本共産党は、定数1を争う埼玉県議選挙で、当選を果たしました。新潟上越市議選では、定数2の選挙で勝利しました。これらも後期高齢者医療制度への怒りが背景にあったと思います。
後期高齢者医療制度について、与党は、「国民への説明が不足していたかもしれない」と言っているようです。説明不足ではなく、国民を年齢で差別することに重大な問題があることに早く気づくべきです。
さて、プライベートでは、妻が胃炎で、午後、職場から帰ってきました。共働きで、妻が病気になると、たちまち、私の役割があれやこれや増えてきます。その中で、今日の予定を果たさなければならなくなります。
妻の有難さがよく分かる午後となりました。妻は、ゆっくり寝たら元気になったと言っています。妻には、明日の祝日は、ゆっくり休んでもらって、明後日から元気になってほしいものです。
今月は、次男の怪我といい、激動の春です。家族にとって、一人ひとりの健康が第一だということを痛感します。
私は明日は、日本共産党宇部市西部後援会の行事で、子どもたちと一緒に、萩市にわらび狩りに行ってきます。
今日、午前中は、アクトブレッジおののオープニング行事に参加しました。日本共産党宇部市議団が、規模が大きすぎると指摘し、規模が縮小されるなど様々な紆余曲折がありましたが、ようやくオープンの運びとなりました。今後は、施設の稼働率が大きな課題でしょう。せっかく出来たりっぱな施設を大いに活用しなければなりません。
午後は、西宇部少年剣道クラブの学習会に参加しました。目的は、大会の記録係りに父母がなることがあるので、記録の書き方などを習得するためです。特に新6年生の数の多いクラブですので、後継者対策というのがもう一つのねらいです。
私は、剣道は中学校の授業で少しやっただけです。まともに試合を見たこともありません。「有効打突」など、剣道独特の用語が新鮮でした。息子は、この4月に入ったばかりで、今すり足の練習に明け暮れています。防具をつけるのが秋からでしょうか。大会参加は来年以降でしょう。
空手には、一本の前に「技あり」がありますが、剣道は、一本が二つで、勝ちとなるんですね。なるほどと思うことばかりでした。それにしても、急に決まった学習会であるにも関わらず、ほとんどの父母の方が参加されていたことには驚きました。親は子どもによって様々な刺激を受けるものです。子どもに感謝しなければなりません。そうそう、明日の教室では初めての当番が回ってきます。妻が仕事の関係で出来ないので私が務めます。時間を計ったりするのが当番の役割のようです。
今日、夕方は、地元の水利組合の総会に参加します。
今日も忙しい一日でしたが、気になるのは、今晩判明する美祢市議選挙の結果です。日本共産党が3議席が実現できるかどうかがかかっています。また、衆議院山口2区の結果も気になります。県民の暮らしがよくなる結果になることを祈りつつ、総会に行ってきます。
私の最初のホームページ「里山通信」で「徒歩日記」のコーナーを作っていました。山陽道を踏破しようという企画でしたが、不十分のまま終わりました。
徒歩日記というフレーズは、宮部みゆきさんの本から引用したものでした。宮部さんが、東京の史跡を散歩しながら書いたエッセーをまとめた本の題名が「平成お徒歩日記」でした。
その当時、私は、一生懸命歩いていました。そして、再び最近歩いているのです。最近は万歩計をつけて歩いています。それでは、今週の結果を発表しましょう。
20日(日)12478歩。21日(月)11734歩。22日(火)14764歩。23日(水)12224歩。24日(木)17277歩。25日(金)10433歩。26日(土)10184歩。
今週の平均は、12727歩となりました。今週、風邪による熱は克服したものの、咳は止まらず、実は、24日(木)の夜に宇部協立病院を受診したのでした。S先生が処方された薬が効いて、劇的に翌日から咳が止まり、朝夕のウォーキングが出来たことが今月の結果につながりました。また、今週は、美祢市の選挙の応援に入り、訪問活動などに参加したのもよかったと思います。デスクワークばかりだと、朝夕15分程度歩いても一日1万歩、歩くのは難しいかもしれません。順調なお徒歩生活となりましたが、今後も不定期に私のお徒歩状況を報告していきたいと思います。
万歩計を買って記録をつけだして今日で12日となります。朝夕歩くのが日課になりつつあります。季節もよくなり、体調もよくなり、これからもお徒歩日記が楽しく続けられそうです。
先日、山口県生活と健康を守る会の役員の方から、生活保護世帯への通院移送費打ち切り・制限強化についてお話しを聞きました。
厚生労働省は、4月1日、生活保護の通院移送費の打ち切り・制限強化の「医療扶助運営要領の一部改正」などの通知を出しました。内容は、①移送費の一般的給付を国民健康保険と同等の扱いにし、災害現場からの緊急輸送、離島からの医療機関への搬送などの緊急の場合に限定し、②例外的に支給するのは、身体障害者などで電車・バスの利用が著しく困難な場合などにしています。これでも、通院等を行う医療機関は、原則として福祉事務所管内としています。③これを実施するための「是正の期限」を6月末まで3ヶ月にするとしています。
全国生活と健康を守る会連合会ではこの対応には、5つの問題があると指摘しています。第一は、今回の措置は、滝川市の暴力団による「不正受給」が口実になっていますが、圧倒的多数の人たちの通院費削減は道理にあわないという問題です。第二は、このことが強行されれば、実質的な生活保護基準の引き下げにつながるという問題です。第三は、国民健康保険と同等の扱いにすると言いますが、国保で移送費が支給されたのは、全国で379件しかありません。これでは、ほとんどの生活保護世帯へ支給されないことになります。第4は、生活保護世帯が医療機関への受診を控えることにつながるという問題です。第5は、生活保護でも通常の収入から交通費は出せるとなると敬老パスへの助成などが改悪される危険があるという問題です。
厚生労働省が、3ヶ月の是正の期間を定めたことは、一定の妥協でしょうが、そもそも、生活保護世帯への通院移送費の打ち切り・制限強化は許せません。
この間、生活保護は、各種加算を削減するなど、次々に基準を低下させ続けています。生活保護基準の低下は、憲法25条で保障する「健康で文化的な最低限度の生活」の基準を低下させることに直結します。
ひいては、生存権を低下させることにも直結します。このことは、民主主義を低下させることにも直結します。
この辺りで、これ以上、生活保護基準を低下させていいのか真剣に国民的議論を行う時だと思います。この問題は、生活保護世帯の問題だけではないのです。国の根幹に関わる重大問題を内包していることを忘れてはなりません。
生存権を問うた「朝日訴訟」の最高裁判決から40年たとうとしている今日、改めて、21世紀に見合う生存権の水準を国民が確立する時だと痛感します。
昨日、県土木建築部からFAXが届きました。内容は、「道路財源の暫定税率が失効し、財源の見通しが立たないことから、必要最低限の維持管理等を除き、原則として執行を見合わせているところですが、梅雨時期を迎えるなかで、県民生活の安心・安全を第一に考え、県の責任において、道路関係事業の一部を執行することにしました。」というものです。これまでの道路事業の執行状況は、①必要最低限の維持管理等に、20億円。②債務負担設定済事業に9箇所10億円です。これに加えて①防災対策として、20箇所、24億円。②交通安全対策として、28箇所、27億円。用地補償として61箇所、42億円を今回新たに執行しようとするものです。これによって、今年度、県として、123億円の道路事業費が執行されることになります。
県がこのことに踏み切った背景の一つに、17日、日本共産党県議団が、「道路事業にかかわる県内業者の仕事確保を求める申し入れ」を県知事に行ったことがあります。
県議団は、道路予算を凍結していない都道府県の存在を示し、「地域高規格道路」など不要不急の道路は「中止・凍結」しながらも、必要な事業は、執行するよう求めました。そのために必要な財源確保を県として国に求めるよう要望しました。
政府・与党は、ガソリン税の暫定税率を復活させる租税特措法案を30日に衆院で再議決する方針です。世論調査では、再議決での暫定税率復活に約6割が反対です。復活は、政府・与党自身が決定した道路特定財源の一般財源化方針とも矛盾します。日本共産党は、「暫定税率・道路特定財源の復活を許さない」立場で国会論戦を続けていきます。
道路特定財源は、あくまで一般財源化するなかで、必要な地方の道路整備に必要な財源を確保すべきだと私は考えます。国は、地方に対して、早急に、必要な道路財源の確保方針を明らかにすべきです。
日本共産党県議団は、引き続き、必要な道路整備を県に求めながら、国へは財源確保を要求してまいります。
佐伯泰英さんの「密命」を読んでいます。その中に、「密命」読本があります。その中に、佐伯さんのインタビューが掲載されています。大学を卒業して、スペインで闘牛の写真家になった佐伯さん。その後、日本に帰ってこられて作家としてデビューされます。作家としてもノンフィクションから冒険小説を経て時代小説に至ります。インタビューの中で、佐伯さんの時代小説へ寄せる想いがこう書かれています。「これだけ逼塞している、息苦しさしかないような現代に、息抜きできる何かがあるとすると、それが時代小説かなと思う。」「その日、会社で起こったいやなことを一瞬でも忘れてもらえればいいなと思ったりしながら書いています。」
また、書き下ろし文庫について佐伯さんはこう語っています。「文庫が6百円程度で買えるというのは得がたいことだと思う。ラッシュアワーの電車の中でハードカバー を読むのは至難の業だけど、文庫なら読める。カバンの中にも入るし。僕はこれでよかったと思っている。」
江戸の市井を描く佐伯さんの目は、現在の市井の我々にも優しく注がれていることをこのインタビュー記事を見て感じました。その優しい目は、彼のこれまで歩んだ流転の人生によって養われていることも感じました。そのものが冒険小説になりそうな佐伯さんの人生にももっと触れてみたいと思いました。
それでは、佐伯さんの本をカバンの中に入れて、今日は、美祢市議選挙の応援に行ってきます。