議員日誌

福江としきさんと懇談

 昨日、日本共産党宇部市サンきわ後援会の役員会に「みんなの県政をつくる会」の知事予定候補・福江としきさんが参加して懇談しました。私も同席しました。

 単身のある高齢の参加者から「安心して入居できる高齢者施設を県立で設置してほしい」という要望が出されました。二井知事の時代に、県立の高齢者施設は、民間に譲渡されています。また、県立福祉施設の給食が民間委託されています。二井県政の時代に、福祉分野での「官から民へ」が大きくすすめられました。この流れの先に、「住みよさ日本一の山口県」が来るとは思えません。今こそ県民を主人公にした温かみのある改革が必要です。

 また、県内の食料自給率を上げるための対策を求める要望も出されました。農林水産省が作成した「最近年の都道府県食料自給率」によると、カロリーベースで、山口県の18年度の概算値は31です。全国平均の39を下まわっています。中国地方で見ても、鳥取60、島根63、岡山39、広島23ですから、山口県は広島県に次いで低い自給率です。山口県は新規就農者へ独自助成を行うなど努力をしていることは認めますが、抜本的な対策の強化が必要です。この点でも今までの延長線ではない改革が求められます。

 更に、岩国市民の意向を二井知事は尊重していないのではないかとの声が出されました。福江予定候補は、「二井知事は地元意向は尊重するといいながら井原前市長とは行動を異にしてきた。しかし、福田市長当選直後、一緒に上京し、国に財政措置を要請する行動をとったことなどは納得できない。また、二井知事が、いまだに、岩国市民とこの問題で直接対話していないことも納得できない。」「公有水面埋立て申請の変更に対する判断など知事が下せるものもある。私は、基地機能の拡大強化は許さない立場を貫く。」と答えました。

 この点では、二井知事と、福江候補の違いは鮮明ではないでしょうか。空母艦載機部隊の受け入れは認められないという岩国市民と県民の意見を生かす点で、福江候補の政策は鮮明です。

次男が再入院

 昨日は、日本共産党宇部市厚東川後援会主催の焼肉会が江汐公園に行われました。有名なつつじの満開は、もう少しというところでしたが、私の住んでいる地域で、昔からお世話になっている方ばかりだったので、久しぶりに交流ができてとてもよかったです。一つ残念なのは、川柳大会をしようと思ったのですが、準備が終わったらもう昼で、その時間が取れなかったことです。

 午後から、私の住む西ヶ丘自治会主催で第二回ソフトボール大会が行われ参加しました。参加者ちょうと18人。下は小学校3年生もいましたが、全員参加で和やかな大会となりました。私は、センターを守りました。フライが一回飛んできましたがエラーなく捕球しました。打つほうは、3塁打が1本、ヒットが2本とまあまあという感じでした。

 夕方からは、長男の誕生会。5月15日生まれの長男も11歳になります。少し早い誕生会でしたが、ちょうど遊びに来ていた友だちも参加して賑やかな誕生会となりました。長男は、兄弟と友人からそれぞれのプレゼントをもらって嬉しそうです。3歳の長女も折り紙のプレゼントを渡していました。妻は、毎年、子どもの希望を聞いて、それをプレゼントとして渡しています。私は、今年から一人づつ誕生日に本をプレゼントしようと決め、先日長男と書店に行ったのですが、好きな本が決まらず時間切れでした。今月中には長男に本をプレゼントしたいと思っています。

 今日は、次男が再入院します。春休みに手首を骨折して入院しました。手首に金のピンが二本入っていますので、それを抜く手術を明日受けます。そのために今日から入院します。明後日には退院できそうです。次男もこの手術が終われば、通常の生活が出来るようになると思います。休んでいた空手と習字教室に行けるようになると思います。

 今日は、私が次男に付き添います。文庫本を持って次男と病院に向かうことにいたしましょう。

宇部市でアルゼンチンアリが発見される

 5月1日の宇部市のホームページに、「アルゼンチンアリの生息が確認されました」との情報提供がありました。ホームページによると、「4月23日に、市民からアリの相談を受けた宇部健康福祉センター職員が、敷地内から固体を採取し、県環境保険センターに検査以来をしたところ、アルゼンチンアリと同定され、4月24日、生活衛生課に情報提供され、県職員とともに現地調査をし、確認した」ということです。

 私は13日火曜日に大野市議と一緒に、現地を視察する計画です。現地は、藤山中学校など学校が複数ある文京地域でもあり、被害の拡大が心配されます。

 アルゼンチンアリについて、中国四国地方環境事務所の資料から引用します。

 「アルゼンチンアリは、南米原産のアリで人間の交易に付随して、ここ100年ほどの間に世界中に広がった侵略的外来生物の一つです。日本では、1993年に広島県廿日市市で最初に発見され、その後、山口県岩国市、柳井市、広島市、兵庫県神戸市、愛知県田原氏などへ分布を広げています。侵入地では、在来アリを駆逐するなど生態系への影響が心配されるほか、頻繁に家屋内へ侵入し、食品に群がったり、布団の中にまで入り込んで安眠を妨げたりと衛生害虫として大きな問題になっています。このため、外来生物法の「特定外来生物」に指定され、防除方法が検討されています。」

 現在、広島県、山口県、廿日市市、岩国市で「アルゼンチンアリ対策広域行政協議会」が設置され、アルゼンチンアリの防除試験に取り組んでいます。この協議会にオブザーバーとして柳井市が参加していますが、宇部市もオブザーバーでの参加を検討したいとしています。

 2月県議会で久米議員が、環境省の新年度事業に、生物多様性保全推進支援事業が計上されたことを踏まえ、この事業に、広島・山口の協議会で取り組みが適用されるよう県が働きかけるう求めました。これに環境生活部長は、「国の補助事業の適用については、今後、広域行政協議会の中で検討していく」と答えました。

 私もアルゼンチンアリが宇部市で発生したという事実を踏まえ、現地調査を行いながら、必要な対策が宇部市でもしっかり取られるよう、また、全体の防除対策が前進するよう、関係機関への働きかけを強めていきたい思っています。

高齢者差別の医療制度は廃止しかない

 日本共産党は、八日に「高齢者差別の医療制度は廃止しかない―撤廃の一点での国民的共同をよびかけます」とするアピールを発表しました。

 撤廃を求める第一の理由は、医療費削減のための高齢者差別は許されないということです。第二は、①保険料は「天井知らず」に値上げされる②差別医療が導入され拡大される など制度を存続すればするほど、国民を苦しめるものだという点です。第三は、すべての世代に重い負担と医療切捨てを押し付ける制度だという点です。

 以上の理由から日本共産党は、小手先の「見直し」でなくこの制度の撤廃を求めています。そして、安心できる医療制度へ国民的討論を呼びかけています。アピールの全文は、私のブログのリンクに「日本共産党中央委員会」がありますので、そちらをクリックしていただいて、ダウンロードしていただいたらと思います。

 後期高齢者医療制度に関して、昨日、二つの資料を入手しました。一つは、4月24日、山口県医師会定例代議員会で可決された後期高齢者医療制度の見直しを求める決議文です。

  決議文は、会員の中には、様々な意見があるとしながら「保険料の徴収を含めた財源の問題に国民の同意が得られていないこと、『後期高齢者診療料』に象徴されるように医療機関へのフリーアクセスを妨げ、医療格差を生じさせる構図にあること、年齢により受ける事のできる医療の内容に違いが長じることの3点において、医療人としていささかも容認できないということで意見が一致した」と述べています。国及び山口県や県広域連合は、県医師会の決議の中身とその重みを再認識すべきです。

 二つ目は、県広域連合に、請求していた全国の状況調査の結果です。第一は、各都道府県の広域連合における議員構成についてです。4月23日現在、関係市町の首長と議員の議会が28、関係市町の議員のみの議会が19となっています。山口県広域連合の構成は、首長が含まれています。首長の出席状況と仕事の中身から、山口県広域連合も首長を今後も議員に含めることが妥当かどうか再検討すべきと思います。

 二つ目は、各都道府県の広域連合における協議会の設置状況です。5月9日現在、全国25の都道府県で何らかの協議会や懇話会を設置しています。山口県広域連合は、次期料金改定時には協議会を持ちたいと言っていますが、これだけ議論の多い制度ですので、恒常的に被保険者から意見を聞き、制度改善を提言できるような協議会を早急に設置すべきです。

 三つ目は、広域連合における独自軽減の状況です。4月30日現在、北海道、東京都、石川県、福井県、山梨県、岐阜県、三重県、滋賀県、京都府、奈良県、岡山県の11都道府県で、保険料等の独自軽減を行っています。独自軽減の財源は、都道府県や市町村の補助金です。山口県は、県広域連合へ保険料軽減のための財源投入を早急に検討すべきです。

 今後とも、私は、党県議団の一員として、制度の廃止を訴えながら、制度の改善を関係機関に強く訴えていきたいと思っています。この制度に対する皆さんのご意見をお聞かせください。

山桜

 やっぱり藤沢周平はいいですね。しばらく遠ざかっていましたが、短編集「時雨みち」の中の「山桜」を昨夜読みました。藤沢周平の作品は、清貧・清廉など「清い」という言葉がぴったりですね。その清さに押し付けがまししさがなく、心にストンと降りてきて、背筋がピンとなります。

 この「山桜」が篠原哲雄監督によって映画になり、来月から全国ロードショーです。残念ながら、県内での上映予定は今のところないようですので、一番近い北九州の映画館に観に行こうと思っています。

 主演は田中麗奈、東山紀之。原作では、最後に、野江が手塚の家を訪ねます。手塚の母志津は、「いつかあなたが、こうしてこの家を訪ねてみえるのではないかと心待ちにしておりました」と迎えます。

 その母親役が、富司純子。この女優さんは、今の日本映画を支えるベテランの一人です。私が最近観た映画の中でも「明日への遺言」「死神の精度」で好演しています。役柄がいいものばかりと思わせるもの彼女の演技力の賜物のなでしょう。この女優さんはいい生き方をしてきたのだろうなと思わせます。これまた「清廉」な演技です。いい女優さんだと思います。

 久しぶりに藤沢周平を読みながら、山桜の封切りを待ちたいと思います。

 

我が家もそろそろ田植えです。

 連休に、油谷の棚田周辺を回遊しました。キャンプ二日目の夕方、温泉に行った帰り道。水をはった水田に月光が当たる様が幻想的でした。

 農業に携わっておられない方は、水田は奇麗だなという感想で終わるのか知れません。しかし、私などは、「我が家もそろそろか」とお尻がむずむずしてくる感じです。

 3歳の娘がこの二日熱を出し保育園には行かず、実家の母に面倒を見てもらいました。実家に娘を迎えに行きながら、母と今年の我が家の田植えの日程を決めました。父が一昨年他界し、昨年から、私は、一人残された母の農業サポーターとなっているのです。

 1ヶ月前に、一度、田起しをしました。第二回の田起こしを18日に。そして、田に水を入れて荒かきは、21日に。代かきは、27日に。そして、田植えを5月31日にしようということにしました。

 帰路の途中、叔母の家に寄り、田植えのサポートをお願いしてきました。代かきは、トラクターの扱いを丁寧にすれば、なんとかなりますが、田植えは、2年目で、どこからどのように植えて行けばいいのかまだまだ悩みます。

 何かと多忙な日々ですが、父から受け継いだ3枚の田だけは、親戚の援助を受けながらも、なんとか自力で作りつづけたいと思っています。そして、田植えは、子どもたちも手伝わそうと思います。これぞ究極の食育です。

 大きく言えば、地球環境の保持と、自給率アップに甚だ微力ではありますが、今年も貢献したいと思います。