72年前の今日、獄中で、日本共産党の創設期の幹部であった市川正一が亡くなりました。
市川正一の本籍地である光市鮎返にある市川正一碑の前で、毎年、3月15日に、碑前祭が行われてきました。
今年の碑前祭が本日行われ、佐藤文明委員長や衆院中国ブロック比例候補の垣内京美さんらが挨拶しました。
碑の前で勝利を誓う垣内比例候補と県内候補
(右から2人目が私)
私は、衆院山口選挙区4候補を代表して、決意表明を行いました。
私の発言の要旨は、以下の通りです。
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市川正一碑前祭にあたり山口県の総選挙候補者を代表して決意の一端を申し述べます。
碑前祭に参加するにあたり、「市川正一公判陳述」に目を通しました。陳述の「結論」の中にこうあります。
「わが党は、労働者の日常利益の擁護親展のために闘争し、とくに資本主義的産業合理化にたいしてたたかった。労働組合の組織とその革命化と統一戦線とのためにいかなるものよりも熱心に忠実にたたかった。」
党創立90周年記念講演会不破哲三社研所長は「日本共産党は1922年の創立のときから、この国家を変革する民主主義の革命の旗を勇気をもって掲げて頑張りました。」と述べています。
今の日本共産党綱領に「民主主義的な変革は、すべての人々を結集した統一戦線によって実現される」とありますが、これは、党創立直後に市川同志らが掲げた旗が受け継がれたものであることが分かりました。
市川同志が亡くなって72年目の今日。私は、総選挙を闘う候補者として、市川同志が公判陳述の結論の最後で述べた「党の発展は必然である。党の勝利、すなわちプロレタリアートの勝利は必然である。」を胸に刻み、党創立100周年をめざして野党連合政権を実現するために奮闘する決意です。そして、来る総選挙で、中国ブロック2議席の実現と、小選挙区での勝利のために奮闘する決意を述べ、山口県の候補者を代表しての挨拶といたします。
昨日「重税反対全国統一行動 宇部地区集会」が行われ、私は日本共産党を代表して挨拶しました。
挨拶の要旨は以下の通りです。
集会後、参加者は、宇部税務署までデモ行進しました。
デモ行進の先頭に立つ私(右端)
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3.13重税反対全国統一行動宇部地区集会に参加の皆さん。ただ今紹介いただきました。日本共産党山口3区候補の藤本一規です。今年は、解散総選挙の年です。安倍政権は、歴代自民党政権のなかでも、戦後最悪の反動政権です。このような内閣は、一日続けば、その分だけ、日本に災いをもたらすことになります。日本共産党は、他の野党、市民と力を合わせ、増税進める、安倍・自民党政権を打倒し、新しい日本をつくるために、全力をあげます。私は、山口3区で勝利するために力を尽くす決意です。
10日の金曜日は、劇的な一日でした。
10日夕方政府は、国家安全保障会議を開き、南スーダンPKOに派兵していた陸上自衛隊を5月末に撤収させることを決めました。陸上自衛隊が活動している首都ジュバの情勢悪化につて国会での野党の追及を受け、国民の世論と運動の盛り上がりの中、安倍政権は、南スーダンから自衛隊の撤退を決めました。
10日、森友学園は、大阪府に提出していた小学校新設の許可申請を取り下げました。
森友学園の国有地の大幅値引き問題を野党が徹底究明を求めてきました。また、教育勅語を暗唱させる教育を実践している小学校を素晴らしいと礼賛した安倍首相夫妻の責任を野党は追及してきた結果、小学校の新設が断念されました。
韓国では、朴(ぱく)大統領を弾劾する判決が下されました。韓国では毎週土曜日に大集会が繰り返されてきました。
これら10日に起きた自衛隊撤収、森友学園の申請取り下げ、韓国・朴大統領の罷免は、いずれも、国民のたたかいが権力の欺瞞を打ち破り、社会を前に動かしていくことを証明しています。
この事に確信を深め、消費税の10%への増税を中止させ、「消費税に頼らない別の道」への転換を国民の運動で切り開いていきましょう。
そして、来るべき総選挙で、安倍政権を退陣に追い込むために、野党と市民の共同をこの宇部地域で更に大きくしてまいりましょう。
この事を訴えて、日本共産党を代表しての挨拶といたします。
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国民の運動で消費税の増税を許さない政府を実現していきましょう。
消費税や税金の問題に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
山口県出身のあさみちゆきさんの「いとし子よ」がNHKラジオで繰り返し流れています。
今までの曲調とは違いクラシックのようなメロディーに心を奪われました。
そして、先日、NHKラジオのゲストがあさみちゆきさんで、この曲が出来た経過を聞きました。
「いとし子よ」の作詞は、あさみさんの夫のお母さん。
癌で闘病中でした。あさみさんの妊娠が分かり、お母さんは作詞に取り組み。
曲が出来て、あさみさんが出産して、お孫さんを見届けてすぐにお母さんは亡くなられたそうです。
命のバトンが渡された話を聞いて、この曲が大好きになりました。
昨日、CDが手元に届き、移動中の車の中で「いとし子よ」を聴いています。
「泣き顔聞いて 喜び思う 変わらぬ愛をこめて 慈しみ育てることを誓う」
「微笑もちて 我を見つめ 我も微笑 優しく厳しく 慈しみ育てることを誓う」
「人を愛して 命を愛し 海を愛して 大地を愛し この世のすべてを愛せるように」
子どもを想う親の気持ち 家族の気持ちが切々とうたわれています。
特に3番目の歌詞にお母さんの想いが込められていると思います。
「海を愛して 大地を愛し この世のすべてを愛せるように」
これは、人として全ての人々に通じるすばらしい言葉です。
私は、この部分を読んで、3.11直後の今、原発のない平和な社会を創る決意を高めました。
あさみさんのお母さんの遺志が、多くの人々を励ましています。
私は、18日に小学校の卒業式でPTA会長として子どもたちに挨拶しますが、「いとし子よ」の話しをしようと思っています。
娘と私も一緒に、小学校を卒業します。小学校の卒業式で最後のPTA会長挨拶となります。
心を込めて子どもたちにメッセージを届けたいと思います。
あさみファンの皆さん、「いとし子よ」の感想をお聞かせ下さい。
ABC創立65周年記念ドラマ「氷の轍」をDVDで視聴しました。
二人の子どもをめぐる悲劇に涙がとまりませんでした。
戦後の混乱期に踊り子の子どもとして産まれた二人の姉妹は、「人買い」の手で、それぞれの家に引き取られていきます。
そして、現代になって、二人の姉妹が巡り合い、当時を知る人物との間で事件が発生します。
その事件を追う女性警察官が柴咲コウさんです。真摯な演技に好感が持てました。
姉を演じた宮本信子さん、妹を演じた余 貴美子さんの演技は重厚なものでした。
子どもを取り巻く環境は、戦後70年で大きく改善されていることは明らかですが、解決すべき問題は山積しています。
先日、営利目的で特別養子縁組をあっせんしたとして、民間団体の役員の男性が児童福祉法違反の疑いで逮捕されました。
先日、虐待を受けているとして警察が昨年、児童相談所に通告した18歳未満の子どもは5万4227人で、前年より46.5%を超えたと警察庁が発表しました。
これらの事実は、児童を巡る状況が、決して良好なものではないことを物語っています。
昨日、西宇部校区子ども会育成連絡協議会の総会に参加をしました。
資料の最後に「児童憲章」が掲載されていました。
児童憲章の冒頭には「われらは、日本国憲法の精神に従い、児童に対する正しい観念を確立し、すべての児童の幸福を謀るためにこの憲章を定める。」と書かれいます。
「児童は人として尊ばれる」「児童は社会の一員として重んじられる」「児童は良い環境の中で育てられる」と続きます。
「児童は良い環境の中で育てられます」を具体化して12項目書かれています。
1、すべての児童は、心身とも健やかに生まれ、育てられ、その生活が保障される。
3、すべての児童は適当な栄養と住居と被服が与えられ、また疾病と災害から守られる。
10、すべての児童は、虐待・酷使・放任その他不適当な取り扱いから守られる。
12、すべての児童は愛と誠によって結ばれ、よい国民として人類の平和と文化に貢献するように、導かれる。
格差と貧困が拡大している今日だからこそ、児童憲章をこの国に徹底させるときだと思います。
国は、児童を良い環境の中で育てるための施策を強める時だと思います。
このドラマの姉妹の悲劇が今日も繰り返されているとしたら、それを許すわけにはいかない。
このような気持ちになった良質のドラマでした。
監督の滝本智行さんにも今後注目していきたいと思います。
映画「追憶」に携わられるとのことで大いに期待しています。
東日本大震災が発生して6年目の今日、宇部市内で、福島の子どもたちとつながる宇部の会主催で「3.11被災地に思いをよせる宇部市民の集い」が行われました。
第一部は、児童文学者の那須正幹さんが「ズッコケ三人組 震災を語る!」と題して講演されました。
3.11の日のつどいで講演する那須さん
那須さんは、1942年、広島市で生まれました。広島に原爆が投下された時、3歳2か月でした。
家は半壊しましたが、幸い軽傷ですみました。
那須さんのお父さんは、女学校の先生でした。原爆投下直後教え子を探して爆心地を駆けまわるお父さん。
「住吉の橋の下なる水澄みて底の遺体の数もわからず」という短歌をお父さんが生前遺されています。
那須さんは、被爆体験を通じて、今日の原発政策について次のように語りました。
「我が国が保有するプルトニウムは、48トンに達している。これは核兵器6000発に相当する莫大な量である。つまり日本はその気になれば、いつでも核兵器を製造できる状況にある。しかも、安倍首相以下自民党議員の多数が、核兵器は現行憲法に違反しないと堂々と発言している。」
福島原発後、那須さんは、福島県の小学校で講演しました。
ある児童から次のような感想が寄せられました。
「私たちは、30歳になるまでに死ぬと思っていましたが、先生は3歳のときいっぱい放射能を浴びたのにお元気なのを見て、すごく安心しました。」
那須さんは、この感想を聞いて、「放射能は、人体をむしばむだけでなく、心もむしばむことを知り、以来原発反対運動にも積極的にかかわるようになった。」と語りました。
6年前に地震が発生した14時46分に参加者一同で黙とうしました。
東日本大震災から6年目を迎えます。皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
9日の山口新聞は「各都道府県が医療供給体制の将来像を示す『地域医療構想』で、2025年に必要な病院のベッド(病床)数は、13年時点の134万床余りから約15万6千床、11.6%減少する見通しとなることが分かった。」「削減率が最も大きいのは鹿児島県で34.9%。32.0%の山口をはじめ、熊本県など計8県が30%を超え、20%台も19県ある。」と報じました。
共同通信の調査で明らかになた病床削減率のワースト1位は、鹿児島県の34.9%(1万680床)で、山口県の32.0%(7481床)はワースト7でした。
日本共産党は、2016年の参議院選挙時の政策で「『医療費適正化計画』による給付削減の改悪に反対します」と訴えています。
「医療費適正化計画」は、医療給付費の総額管理(キャップ制の導入)という財界の提言に押され、2006年に法制化された仕組みです。
安倍政権は、2015年の「医療保険改悪法」に、「医療費適正化計画」にかかわる一連の制度改変を盛り込みました。
今回の改定で、「医療費適正化計画」には、医療給付費の「予想」だけでなく「目標」が明記されることになり、都道府県には、病床機能の再編、後発医薬品の使用促進、給付の効率化など「目標」達成に向けた努力が義務付けれらました。「目標」を着実に達成するために、都道府県が「適正化計画」の進行状況を毎年検証することや、「目標」と実績とが乖離した場合に分析と対策を講じることも法律に位置付けられています。また「適正化計画」が定める医療給付費の「目標」と「地域医療構想」による病床削減、「国保運営方針」による国保の財政運営を「整合」させることも、法文に明記されました。
「医療費適正化計画」とその中での「地域医療構想」「国保運営方針」などは、都道府県に医療給付費の総目標をかかげさせ、病床削減や国保の給付削減などで給付抑制を競わせるものです。
日本共産党は2016年の参議院選挙時の政策の中で「住民の命と福祉を守る地方自治体を医療切り捨ての先兵に使う改悪など許されません。日本共産党は『医療費適正化計画』による強権的な給付費削減の推進に反対し、都道府県・市町村を医療切り捨てに動員する仕組みの撤廃をめざします。」と述べています。
山口新聞で医療政策に詳しい東京財団の三原岳研究員は「『合意に基づく在るべき医療供給体制の構築』と『病床削減』という異なる目的が混在して現場は困惑している。強引い進めるより、住民を含めた関係者の納得を得ながらの方が最終的には成果が出るだろう」と述べています。
安倍政権は、地方のベッドを減らすという点でも強権政治を加速させようとしています。
2025年までに、全国で、15・6万床、山口県で7400床の病床を削減するという「地域医療構想」を皆さんはどうお考えですか。ご意見をお聞かせ下さい。