月別アーカイブ:2025年9月

9月26日(金)午後1時から一般質問で登壇する予定です。

 昨日、9月県議会定例会一般質問の通告が締め切られました。
 私は、26日金曜日の午後1時から登壇します。
 私が、昨日、通告した項目は以下の通りです。
・・・
1、県政の重要課題について
①長生炭鉱犠牲者の遺骨収容と返還
②有機フッ素化合物対策
2、戦争する国づくりについて
①特定利用空港
②第二宇宙作戦隊
3、再生可能エネルギー発電施設について
①阿武風力発電施設
②太陽光発電施設
4、災害対策について
①大雨被害対策
②県災害見舞金の拡充
5、教育問題
①服務規律の確保
②文化部活動
・・・
 私の質問日に、多くの皆さんの傍聴をお待ちしています。
 参加したいという方は、私に連絡ください。
 ブログトップページの問い合わせの所から私にメールできます。
 当日以降、インターネット中継もありますのでご活用ください。
 今議会も精一杯、質問準備を進めて当日を迎えたいと思います。
 引き続き、県政全般に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

昨日、米軍岩国基地で、爆音を轟かせ、陸上空母着艦訓練(FCLP)が強行される

 昨日の中国新聞デジタルは、米軍岩国基地で行われたFCLPについて次のように報じました。
 「17日午後、25年ぶりに米軍岩国基地で始まった陸上空母着艦訓練(FCLP)。基地周辺には『ゴー』という激しい音が繰り返し鳴り響き、市民はいら立ちを募らせた。自治体側が繰り返し、実施しないよう求める中での『強行』に反発の声が上がった。午後1時半過ぎ、ステルス戦闘機F35Cが離着陸した。上空を旋回し、高度を下げる。車輪を滑走路に付けると同時に出力を上げて再び上昇していく。『タッチ・アンド・ゴー』と呼ばれる訓練で、再上昇の際に『ゴー』という爆音が響いた。別の機体と入れ替わって離着陸は数十秒ほどの間隔で続いた。滑走路が見渡せる今津川沿いの堤防には、岩国市と山口県の担当者各一人が張り付き、離着陸の回数をカウントしていた。堤防で基地の監視を続ける戸村良人さん(79)は『いつもと違い騒音がずっと続く感じ。近くに住む人はやれんじゃろう』と漏らした。基地に近い旭町の末岡美智子さん(84)は『家の中でもゴーと音がする。やめてもらいたい』と憤り、『市長をはじめ地元が反対しているのに、大国の都合で始まった』と嘆いた。末岡さんは25年目の前回の訓練も『怖かった』という。市民にはこうした記憶が残るためFCLPへの拒否反応は根強い。近くの倉庫では、自営業男性(69)が知人2人と荷物の運搬のためドアを開けて作業していた。『うるさいので、会話が聞こえないことがある。暑いので余計にいらいらする』とぼやいた。午後6時45分ごろ。暗闇の中、戦闘機が次々と飛び立ち、夜の訓練を始めた。堤防では市民団体が呼びかけ、有志6人が『米軍言いなりの国に抗議する』などと批判の声を上げた。この声も時折、騒音で遮られた。基地機能強化に反対する市民団体「瀬戸内海の静かな環境を守る住民ネットワーク」の久米慶典共同代表(69)は「今後も岩国でやりたいのだろう。沖合移設した滑走路で実施し市民の反応を見たいのではないか」と推測した。今後も監視を続けるという。」
 私は、今日、岩国基地での陸上離着陸訓練(FCLP)を視察に行く予定です。
 2000年の訓練の際にも、県議2年目で35才の時でしたが、視察しました。
 基地問題は私が所属する総務企画委員会が所管ですので、しっかり視察したいと思います。
 9月16日、福田市長と田中県総務部理事らが、訓練中止を求め、防衛省を訪ねた際、中谷大臣は「この訓練は、我が国の防衛や地域における米軍の抑止力・対処力の強化のため、非情に重要な意義がある」と述べました。
 最近、政府から「抑止力・対処力の強化のため」との言葉が乱発しています。日米合同軍事訓練「レゾリュート・ドラゴン25」の一環として米軍岩国基地に展開しているタイフォンも、山口宇部空港を特定利用空港に指定する際も、「抑止力・対処力の強化」のために必要と意義が強調された。
 「抑止力・対処力の強化」のためとの大義で、日本全体が軍事基地化されている感が否めない。
 日本平和学会は、「抑止国(日本&米国)が抑止力を強化することで、抑止国(日本&米国)に対する抑止相手(中国)の不信感を強め、抑止相手(中国)の対応(軍拡)によって、かえって抑止国(日本&米国)の安全が損なわれる可能性がある=『安全保障のディレンマ』」「『威嚇』ではなく『対話』こそが、唯一の『抑止力』となる。」とHPに書いています。
 際限のない抑止力・対処力の強化は、戦争の危険性を高めます。
 立ち止まって、「日本の抑止力・対処力の強化」の在り方を考え直す時が来ています。
 山口県知事も岩国市長も反対する中、多くの県民が反対する中、米軍岩国基地で、FCLP訓練が強行されたことに抗議したいと思います。
 この問題に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。 

「長生炭鉱事故犠牲者の遺骨とみられる人骨発見」「反戦情報」に私の小論が掲載

  反戦情報(2025・9・15)No.492号に、私の小論が掲載されました。

 必要な方は、私の手元に数冊ありますので、お申し出ください。

・・・

長生炭鉱事故犠牲者の遺骨とみられる人骨発見

  長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会運営委員 藤本一規

 1941年12月8日、日本軍がマレー半島に上陸し、米ハワイの真珠湾を攻撃、アジア・太平洋戦争が始まりました。その2カ月後の1942年2月3日、長生炭鉱で水没事故が発生し、183人が亡くなりました。亡くなった方の7割の136人が朝鮮半島出身労働者でした。
 「長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会」(以下、刻む会)が市民の協力を得て行ったクラウドファンデングで得た資金を基に、水没事故犠牲者の遺骨収集のための潜水調査が、水中探検家・伊佐治佳孝さんを中心として、昨年10月末から始まりました。5回目となる8月6日と8日の潜水調査では、目指していた主坑道に到達しました。6回目の調査は、韓国人ダイバーのキム・キョンスさんとキム・スウンさんが参加。8月25日に大腿骨、上腕骨、橈骨が発見され、同26日には、頭蓋骨が発見されました。骨は、県警に渡され、県警は、同27日、いずれも人骨と判明したと発表しました。
 韓国遺族会の会長の楊玄(ヤン・ヒョン)会長は「炭鉱のピーヤ(海面に突き出た坑道の排気・排水筒跡)で収容した骨なら、当然、水没事故で亡くなった方ですが、それを確認すること自体も申し訳ない限りです。その方々を日本政府が一日も早く収容して、故郷の地で永眠できるようにお願いします」とメッセージを寄せました。
 長生炭鉱水没事故の犠牲者とみられる人骨が発見されたことを受け、野党国会議員有志は、9月4日、国会内で、厚生労働省に対し、石破茂首相と福岡資麿厚労相の現地訪問、遺骨収容作業への政府の参画を要請しました。申し入れには、日本共産党の小池晃書記局長、社民党の福島瑞穂党首、ラサール石井参院議員が参加。遺骨の発見以降も日本政府が消極的な姿勢をとり続けていることに対し、小池氏は「遺骨が発見され、局面が変わったことを認識しているのか」と質問。厚労省の担当者は「安全性が確保できない状況では政府の参画は不可能」と従来と同じ見解を繰り返しました。さらに、担当者は「現地の状況や調査の進展など、現状を正確に把握できていない」と述べました。野党側が、炭鉱内の潜水調査を担当する伊佐治さんと日韓両国のダイバーを交えた検討会を実施するよう求めると、厚労省側は「実施する」と答えました。伊佐治さんと、現地調査に関わったダイバーを交えた、厚労省での検討会が開催されることは大きな前進です。
 1991年に、「刻む会」が結成され、ピーヤの保存と追悼碑建設運動を始めました。毎年水没事故の日にあわせて、韓国から遺族らを招き追悼式を行ってきました。2013年には、「強制連行 韓国・朝鮮人犠牲者」と書いた追悼碑が完成しました。そして、ついに、昨年9月29日、長生炭鉱の坑口を開けました。
 2004年12月、当時の小泉純一郎首相は、廬武鉉韓国大統領と日韓首脳会談を行いました。廬大統領は、徴用工の遺骨問題の解決を提起。小泉首相は、「何が出来るか検討する」と表明しました。政府は、これまで、遺骨の位置や深度が不明のため収集は困難だと答弁してきました。しかし、長生炭鉱事故犠牲者の遺骨とみられる人骨が発見された今、政府の言い訳は通用しません。ただちに政府として調査を行い、遺骨を、速やかに遺族の元に届け、尊厳を回復すべきです。
 「刻む会」は、9月9日、遺骨収集後、初めてとなる政府交渉を行うことにしています。外務省への要請では、遺骨のDNA鑑定に関し韓国政府との連携などを求めます。内閣府や厚労省には、遺骨の位置や深度が分かった今、遺骨収集の実施のために必要な補正予算を計上することなどを求めます。

・・・

 引き続き、皆さんのお声をお聞かせください。

特定利用空港に関し、県は、宇部市が求めた地元(漁協、自治会連合会、自治会の代表者等)には、説明していなかった

 私は、山口宇部空港が特定利用空港に指定される過程の資料全般の情報公開請求を行ってきました。
 この一つが、昨年12月25日に、篠崎宇部市長が村岡知事にあてた、「特定利用空港に関する山口県への回答及び国・県に対する要望について」という文書です。
 この中に、県への回答には、このようなくだりがあります。
 「Q2:市として『地元』の考え方(騒音協・漁協等、それぞれの当たり方」
 A2:現時点では、騒音協、地元漁協、岬・恩田・常盤地区(小学校区)の自治会連合会、空港隣接自治会の代表者等を想定している。」
 更に、国・県への要望としては、このようなくだりがあります。
 「関係団体等への説明については、事業主あるいは施設管理者である国・県において責任を持って実施していただきたい。」
 別の開示文書として、今年6月11日夜、常盤ふれあいセンターで、騒音協執行委員会に、県港湾課の職員などが説明を行ったやりとりを示したものがあります。
 県が、説明したのは、騒音協だけで、宇部市が「地元」として、国・県の責任で説明してほしいと求めていた、地元漁協、空港近隣の自治会連合会、空港隣接の自治会の代表者に説明を行ったという文書は残されていません。
 日本共産党宇部市議団と意見交換を行った中でも、県から説明があったのは騒音協だけだったとのことです。
 8月7日、村岡知事は、特定利用空港受け入れの理由の一つに「地元関係団体の理解が得られた」ことを挙げています。7月22日、騒音協の会長から村岡知事に、「山口宇部空港が特定利用空港の対象となることについては、やむを得ない」との回答を得ています。
 しかし、宇部市が関係団体として国と県に説明をしてほしいと求めた、地元漁協、空港近隣の自治会連合会、空港隣接の自治会の代表者に説明をしていないのなら、「地元関係団体の理解が得られていない」と言わざるを得ません。
 この間の県とのやり取りの中で、国から「期限」を設けられているのか尋ねたところ「期限は設けられていない」と答えました。
 知事は、なぜ、地元関係団体に十分に説明しないまま、受け入れ表明を行ったのか疑問が残ります。
 今からでも、せめて、地元漁協、空港近隣の自治会連合会、空港隣接の自治会の代表者などに説明を行うべきです。宇部市出身の知事として、最低限に取り組むべき問題だと思います。
 この問題に対する皆さんのご意見をお聞かせください。

「エンド・レイシズム すべて戦争は差別がもとで起きるのです」 (「ANSWERより」作詞 笠木透)

 大学時代のゼミナールの縦割り同窓会に昨年初めて参加しました。
 その際に、下宿が同じだったT君に久しぶりに会いました。
 T君から「今年は、大同窓会の後にゼミの縦割り同窓会があるよ」との誘いを受け参加する予定です。
 京都府在住のT君が、9月13日に行われた「第19回 ピースライブ」に今から行くとラインが入りました。
 出演者の一人が、川口真由美さんでした。
 T君に、川口さんの最新CD「苦いコーヒーと甘いデーツ」を買ってもらい、今度の同窓会の時に受け取る予定です。なんと、「いつか必ずお会いしましょう!」と川口さんの直筆入りCDです。今から、楽しみです。
 そして、今、移動中の車の中で、川口さんの4枚目のアルバム「ESPINA」を聴いています。
 3年前に買った時とは、違う感動を覚えました。
 学生時代、サークルの仲間と歌っていた「私の愛した街」には涙が出てきました。
 そして、最後の「ANSWER」に、力が湧いてきました。
 「ストップ・ウォー なに一つ戦争で 解決することは 出来ません」
 「エンド・レイシズム すべて戦争は 差別がもとで 起きるのです」
 私は、今日、午前中は、地元の敬老会に参加した後、午後は、日本共産党の白川容子参議院議員、田村貴昭衆議院議員が、長生炭鉱の現場を視察する行動に同席します。
 この間、民主青年同盟の依頼で、4000字のレポートを書いていました。
 労働者の手記の中に、強制連行・強制労働の実態が数々あり、その文章を読みました。
 9月3・4日に行われた日本共産党の第6回中央委員会総会決議に、このような文書があります。
 「思想・信条の違いを超えて、自民・公明、補完勢力、極右・排外主義勢力による『反動ブロック』の危険に正面から対決し、暮らし、平和、民主主義を擁護・発展させる『新しい国民的・民主的共同』をつくろうではないか」
 参議院選挙を前後して、私は、長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会の運営委員として、遺骨収拾に向けての潜水調査に参加してきました。全国から集まって来られて方々と交流を深めてきました。
 参議院選挙で、極右・排外主義勢力が議席を増やしたことを危惧する声を多く聞きました。
 一方で、長生炭鉱水没事故犠牲者の遺骨を収容し、遺族に返還させる運動が、「反動ブロック」の危険から正面から対決し、平和と民主主義を擁護・発展させることに繋がるのだという確信が、参加者に広がっていることを実感しています。
 そして、今、遺骨と思われる人骨が収拾され、そこに集まった人々の輪は、新しい国民的・民主的共同が広がっていることを実感するものです。まさに、思想・信条の違い、政党支持の違いを超えた共同を実感します。
 今日は、私が、メインスピーカーの役割になりました。しっかり、国会議員の方々に、歴史と共に、この間の共同の広がりなどについても伝えることが出来たらと思います。
 何一つ、戦争で解決することは出来ない。すべて戦争は、差別がもとで起きる。
 この笠木透さんの歌詞を心に刻みながら、今日一日を過ごしていきたいと思います。
 T君、会えることと、川口さんの直筆入りCDを楽しみにしています。

美祢市美東町十文字交差点付近の太陽光発電施設建設現場で再び土砂が県道に流出する

 8月15日の本ブログで指摘しました美祢市美東町太陽光発電施設建設現場から県道へ土砂が流出する事案が再び発生しました。
 8月の土砂流出は、8月9日の大雨の後でした。
 今回は、私が、9月11日、夕方に現地を通過した際に、流出を確認しましたので、9月10日頃の大雨だったと思います。
 9月12日(昨日)昼に現地を通過した際には、土砂を撤去する工事が行われていました。

  8月の土砂流出の後、法尻に土嚢が置かれたが、再び土砂流出が発生する

 私は、今回も、宇部土木建築事務所美祢支所に電話しました。
 担当者は、「事業者に県道の土砂の撤去と再発防止策を要望した」と答えました。
 それに対し、事業者は、再発防止策を検討すると答えたとのことです。
 8月の土砂流出後、事業者は、土嚢を法尻に設置するなどの再発防止策を講じましたが、再び土砂が県道に流出しました。
 現地では、赤土がむき出しの斜面に、杭を打ち、太陽光パネルを設置する工事が進められています。
 たとえパネルの設置が完了しても、再びの豪雨の際には、パネルの隙間から流入した土砂が、県道に流出することは必至だと思います。
 私は、斜面をシートで覆い、雨水を貯めるマスを設置する必要があると思います。
 8月15日のブログで、美祢市には、太陽光発電施設の設置に関する条例があり、市長には「設置者に対し、太陽光発電施設の設置に関し、災害及び生活環境への被害等が発生しないために必要な措置を講じるよう指導又は助言することができる」規定があることを紹介しました。
 美祢市長には、事業者にこの条文で、指導をしていただくことをお願いしたいと思います。
 そして、山口県として、太陽光発電施設に対する条例制定を今議会の一般質問で求めたいと思い、今、準備を進めています。
 当該事業者には、厳正な再発防止対策を講じることをお願いしたいと思います。
 太陽光発電施設に対する皆さんのご意見をお聞かせください。