月別アーカイブ:2017年11月

陸上イージス萩に配備

 11月15日付読売新聞は「政府は、ミサイル防衛態勢の強化に向けて秋田、山口両県へ配備を検討している陸上型イージスシステム『イージスアショア』について、両県内陸上自衛隊演習場に設置する方向で最終調整に入った。」「具体的には、秋田市の陸自新屋演習場と山口県萩市の陸自むつみ演習場の2か所。レーダーから強い電波が生じることや、運用を担う隊員の隊舎など関連施設も必要なことから政府は、広い敷地の演習場が適していると判断した。」と報じました。

 先日、陸自むつみ演習場の近くを通りました。広い敷地とはいえ、周辺には民家が点在しています。

 住民への環境に対する影響が心配されます。

 防衛省は、地元住民にいち早く説明を行うべきです。

 この問題に関する皆さんのご意見や情報をお聞かせ下さい。

 日本共産党としても調査や意見集約を行いながら、関係機関への要請も検討していきたいと思っています。

 さて、私は、今から東京へ向かいます。

 今年度の日本PTA全国協議会の表彰式に参加するためです。

 私は、今年度の日本PTA全国協議会会長表彰を受けることになりました。

 団体では、周陽中学校PTA 小野田中学校PTA

 個人では、私を含め4名が受賞しました。

 私は、宇部市PTA連合会長と同時に、山口県PTA連合会の理事としてドリームチャレンジャー実行委員長や総務委員長を務めてきました。

 皆さまの支えがあったらの受賞だと思っています。

 これまでお世話になった皆さまに感謝いたします。

 それでは、東京に向けて出発します。

14th くすのきカントリーマラソン

 来年3月18日(日)に行われる第14回くすのきカントリーマラソンに夫婦でエントリーしました。

 妻は、フルマラソン。私は10キロです。

 競わず、笑顔でゴールできるペースで完走したいと思います。

 毎日、2キロ、スロージョギングをしているので、完走の自信はありますが、少し長い距離の練習もしようかと思っています。

 くすのきカントリーマラソンは、前々から出場したいと思っていましたが、議員の時は、3月議会中で参加がかなわない時が多かったです。

 一度、当時は一般の部もあった確か2キロの種目に出場したことがあります。

 中高生の陸上部であろう子どもたちが飛ぶように走りに抜けていったことを昨日のように思い出しています。

 フルマラソンは私の実家の前もコースとなっています。

 10キロコースは、今富ダムまでのコースです。

 近い将来、妻と一緒にフルマラソンに出場することを目標にしつつ、今年は、10キロを楽しくは知りたいと思います。

 締め切りは、今月30日です。我が故郷=くすのきを一緒に走りましょう。

 今回、エントリーされた皆さんや過去参加された皆さん感想をお聞かせ下さい。

 

山口に地上型イージス

 12日付の山口新聞は、「政府は、北朝鮮に対する弾道ミサイル防衛(BMD)の新規装備となる地上配備型迎撃ミサイル『イージス・アクション』の導入に関し、12月中旬にも閣議決定する方向で調整に入った。装備を開発し技術を保持する米国と、計2基の取得に関する金額などを詰める。配備先については、山口、秋田了見を候補地として検討していることも分かった」「政府関係者によると、イージス・アクションは自衛隊施設への設置を想定。防衛範囲が重ならないよう東日本、西日本に2基を分散配備する方針。山口県に配備した場合について、南西諸島全てをカバーできない可能性があり、検討を続ける。」と報じました。

 12日付しんぶん赤旗日刊紙は、「陸上イージスのレーダーからは強い電波が発生するため、配備先周辺の住民や環境への影響も懸念されます。与党内からは『候補地選定は簡単ではない』(防衛相経験者)との声も出ています。」と報じました。

 防衛省は、山口県のどの自衛隊施設で陸上型イージスの配備を検討しているのか情報を住民に開示すべきです。

 防衛省は検討段階で周辺地域の住民へ十分な説明を行うべきです。

 皆さんで、この問題への情報やご意見があれば、トップページの「問い合わせ」のバナーからお知らせ下さい。

 

来年1月21日に宇部市で渡辺治さんの学習会を行います。

 昨日、総がかり行動うべ実行委員会世話人会を行い、「安倍9条改憲NO!全国市民アクションうべ」スタート集会を来年の1月21日(日)午後2時~ 宇部市男女共同参画センター・フォーユー3階軽運動室で行うことを確認しました。

 スタート集会の中で、一橋大学名誉教授の渡辺治さんを講師に「かつてない市民の共同で、安倍改憲を阻もう!」の演題で学習会を行うことになりました。

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宇部市で講演する渡辺治名誉教授

 会費は500円。会場は、宇部市男女共同参画センター3階軽運動室で行います。

 1月21日午後2時~宇部市男女共同参画センターで行う渡辺治学習会に多くの皆さんのご参加をお願いします。

 渡辺治一橋大名誉教授は、憲法公布71年の11月3日、しんぶん赤旗のインタビューで、「解散・総選挙に込めた安倍首相の狙いは、半分は失敗したと私は思います。」と述べ「一方で、解散を前に希望の党が立ち上げられ、民進党が合流を決定したことで民進党は共闘から離脱。市民と野党の共闘の分断に一度は成功しました。自民党は、結党以来初めて、いままで国民の反発を恐れてやれなかった9条改憲を選挙の重要公約に掲げ圧勝したのです。容易ならぬ事態になったことを直視しなければなりません。他方、日本共産党が共闘再構築を呼びかけるなか、立憲民主党が憲法改悪反対の旗をかかげ解散前後に結党され、躍進した。これをもたらしたのは、やはり安倍首相が恐れた市民と野党の共闘の蓄積と働きかけが、安倍首相の狙いの実現を阻んだのです。」と語りました。

 また、「9月に、九条の会も参加して発足した「安倍9条改憲NO!全国市民アクション」による、かつてない市民の共同の役割はいっそう大きくなっています。」と述べ「その第一の課題は、なんといっても3000万署名です。総選挙での『立憲3党』の得票合計が1643万であることを考えると、3000万は本当に大きなものですが、十分可能な目標です。朝日新聞の総選挙における出口調査をみると、9条に自衛隊を明記する改憲をめぐって、世論は賛成46%、反対46%と拮抗しっています。しかし、その内訳が公表されている地域をみると、共産、立憲の支持者のみならず、希望の党の支持者の6割以上、公明党の約3割、自民党支持者でも十数%が9条改憲に反対しています。市民と野党の共闘の土台となっった地域の共同が草の根から、『9条への自衛隊明記』の危険を訴えていけば、改憲発議をはばむ3000万署名の達成は十分可能です。」と語りました。

 宇部市で、3000万署名を進める原動力として、1月21日の渡辺治学習会を大きく成功させたいと思います。

 

11/22/63

 スティーヴン・キングのベストセラー小説「11/22/63」がドラマ化され、DVDで視聴しています。

 「11/22/63」とは、1963年11月22日のことです。

 第35代アメリカ大統領ジョン・F・ケネディが暗殺された日です。

 主人公のジェイクは、1960年代のアメリカに「タイムトラベル」し、ケネディ暗殺を食い止めるため、暗殺犯のオズワルドの身辺を調査します。

 果たしてオズワルドは本当の犯人なのか。彼の背後に黒幕は存在したのか。

 そもそもなぜ、ケネディは暗殺されなければならなかったのか。

 どんどんと「11/22/63」の世界に引き込まれていきます。

 ドラマでは、1960年代最初のアメリカが見事に再現されています。

 当時の車が新車同然で次々に登場します。この辺りも見どころです。

 更に、主人公とセイディとのラブストーリーもこの物語のもう一つの柱です。

 SFミステリーでありラブストーリーでもある「11/22/63」の虜になっています。

 今、DVDでは3巻、第五話まで観ました。さあ、クライマックスがどうなるのか興味津々です。

 同時に、原作本の文庫を合わせて読んでいます。ドラマで世界観は理解できているので、細部の描写を楽しみながら読んでいます。

 スティーヴン・キングの描く世界は奇想天外です。S・キングファンの皆さんお薦めの作品をお教え下さい。

「反戦主義者なる事 通告申し上げます」

 しんぶん赤旗日曜版の書評欄に森永玲著「『反戦主義者なる事 通告申し上げます』反軍を唱えて消えた結核医・末永敏事」が紹介されていました。

 本書は、長崎新聞に2016年6月15日から10月6日にかけて連載された記事を元に書かれたものです。

 長崎新聞には、大学時代の同級生が居ます。

 丁度、来春のランタン祭りの際に久しぶりに会う約束をしたので、この本が目に留まり、今、読んでいます。

 長崎県の島原半島の今福に生まれた末永敏事は、長崎医学専門学校を卒業し、米国に渡り、結核研究に携わります。

 末永は、この領域では、世界の先端の研究を行っていました。

 その後、故郷に帰って、開業し、流転し、茨城県のある病院の勤務医となります。

 末永に、国家総動員法に基づく兵役に従事するよう求める勅令が届きます。

 しかし、末永は、茨城県知事に、公然と反戦を唱え、兵役を拒否する次の手紙を返送しました。

 「平素所信の自身の立場を明白に致すべきを感じ茲に拙者が反戦主義者なる事及び軍務を拒絶する旨通告申し上げます。」

 末永は、学校を卒業して上京した直後から内村鑑三に師事していました。

 内村鑑三は、1903年に、「余は日露非開戦論者である許りではない、戦争絶対的廃止論者である」「戦争の利益は其害毒を贖ふに足りない」との文章を発表しています。

 今、再び戦争する国づくりが進められよとしている中で、戦前、反戦主義者を公然と名乗った末永敏事を学ぶ意義は大きいと思います。

 内村鑑三についても更に学びたいと思います。

 貴重な歴史を掘り起こし、長崎新聞の関係者及び作者の森永玲さんに感謝いたします。

 引き続き、「反戦主義者なる事 通告申し上げます」を読んでいきたいと思います。