月別アーカイブ:2017年6月

太田昌秀氏の沖縄戦

 7月1日付け「本願寺新報」のコラム「ニュースを読む」の筆者は、中国新聞社論説主幹の佐田尾信作さんです。

 テーマは「太田昌秀氏の沖縄戦」でした。

 佐田尾さんは、先日亡くなられた元沖縄昌秀さんが編著された「沖縄鉄血勤皇隊」を取り上げています。

 この本の前書きで「義勇兵役法」の事が書かれてあるそうです。

 佐田尾さんは、「わが国で、この法律が制定されたのは敗戦の年の6月22日だという。くしくも牛島満沖縄守備軍司令官らが自決し、沖縄戦で日本軍の組織的戦闘が終結したとされる日である。義勇兵役法は男子の場合は15歳から60歳まで、女子の場合は17歳から40歳までを戦闘要員として戦場に動員できる法律である。これができて初めて銃後の国民も動員できたはずだが、それより先に、沖縄では10代の男女の学徒が戦場に駆り出され、多数が犠牲になった。『それだけに痛恨の思いは消し難い』と太田さんは著書で述べていた。つまり、沖縄ではその義勇兵法の裏づけもないのに軍命だけで学徒が戦場に駆り出された。」と書いています。

 当時の軍隊は法律を超える存在だったことが沖縄の実態から読み取れます。

 自民党都議候補の集会で、「防衛省、自衛隊としてもお願いしたい」と発言した稲田防衛相、同氏をかばい続けている安倍首相の責任について、今朝のしんぶん赤旗日刊紙に、山大名誉教授の纐纈厚さんが、「稲田氏の発言は、第一に、国家の一組織である自衛隊を私物化するもので、到底許せません。」として次のように語っています。

 「本来、自衛隊と民主主義が共存するために、文民統制はじめ幾重にも厳しい規制が敷かれています。旧軍部の暴走の歴史の教訓です。稲田氏は、その規則も歴史も全く視野に入っていません。」

 戦後72年の「慰霊の日」を迎えた23日の「沖縄全戦没者追悼集会」で、沖縄県立宮古高校3年生の上原愛音さんは。「誓い~私達のおばあに寄せて」の中でこう語っています。

 「爆音とともに この大空が淀んだあの日。おばあは昨日まで隠れんぼをしていたウージの中を 友と歩いた砂利道を 裸足のまま走った。三線の音色を乗せていた島風に 鉄の匂いが混じっていたあの日。おじいはその風に 仲間の叫びを聞いた。」

 稲田防衛大臣は72年前の沖縄で、法律にない軍令で、少年少女が戦場に駆り出された事実を知っておられるでしょうか。

 知っておられたならば、都議選の演説であのような話は絶対にされないはずです。

 昨日、野党4党は、「自衛隊を私物化し、政治利用するかのごとき発言」を行った稲田防衛大臣の罷免を求める要望書を安倍首相に提出しました。

 稲田大臣は即刻辞任すべきです。安倍首相は、稲田大臣を罷免すべきです。

 稲田大臣の発言を皆さんはどうお考えですか。お教え下さい。

 

 

障害は個性か?

 山口民報の最新号に山口県障がい児の教育を進める会会長の山本祐三さんの「障害のある子らとみてきた風景」(第6回)が掲載されています。

 山本さんは、総合支援学校などで長年、障がい児教育に携われてきました。

 私も、県議会議員の時に、多くの事を教えていだき、質問にも反映したことが数多くあります。

 私は、日本福祉大学で障害者福祉を学び、「発達保障」をライフワークのように学んでいるつもりなので、このシリーズは、興味深く読んでいます。

 今回のテーマは「障害は個性か?」です。

 現在、私は、西宇部校区人権教育推進協議会会長として、人権も学ぶ学習会に参加をすると「障害は個性です。」と断言される子講師の方がおられ違和感を感じてきました。

 山本さんは次のように書いています。

 「『障害』は個性ではないけれど異常でもありません。『障害=異常』というとらえ方は、人間の多様性を否定する能力主義一辺倒の人間観と深くつながっています。障害者を排除してきた政策や政治、人間観への反発から『障害を個性』と思いたい気持ちには深く共感します。しかし、障害にともなう生活上の様々な支障や不自由さの『事実』を見落とさないようにしなければなりません。」「一見魅力的な障害個性論は、私たちを『人と人との関係性』の世界に閉じ込めてしまいかねません。そこにヒューマニティはありすが、権利保障はありません。重要なのは、『人と社会との関係性」です。障害の事実を否定するのではなく、障害によって生じる社会生活上のバリア(障害)をどのように取り除くのか、その社会的責任を明らかにすることです。そして、社会保障、雇用や労働条件、障害者福祉等、すべての人々の社会参加に必要な制度・政策の社会的責任を免責させないことです。」

 山本さんは、国連・障害者の権利条約の中から「合理的配慮」の部分を引用しています。

 「合理的配慮とは、障害のある人が他の者との平等を基礎としてすべての人権及び基本的自由を享有し又は行使することを確保するための必要かつ適切な変更及び長生があって、特定の場合に必要とされるものであり、かつ、不釣り合いな又は過重な負担を課されないものをいう。」 

 先日、車いすの方が、空港で、上肢だけで階段を下りるように航空会社の方から言われたという出来事がありました。

 障害が個性では済まされない、障がいを持っておられる方への合理的配慮は当然必要だと言えます。

 障害者の方々には、権利があり、国などは、権利を保障するためにバリアを取り除く社会的責任があるのだと山本さんは書いています。全く共感いたします。 

 私は、大学で、発達保障論を学びました。

 人間が発達する上で、個人と集団と社会の3つの系で考える理論です。

 Aさんの発達を保障するために、Aさんを取り巻く集団や社会を変えていく必要があるという理論です。

 Aさんは、権利を持った一人の人間である。Aさんを取り巻く集団や社会がAさんの発達を保障するものになるようにする。

 こう考えてくると、問題は、障害者問題だけではなく、LGBTや女性や子どもや高齢者の問題も同じように考えることが出来ます。

 これぞれの問題は「個性」だけでは片づけられない。

 「個性」論は「自己責任論」に通じます。

 一人一人には権利があり、それを保障する社会的責務が、それぞれの自治体や国にあるのです。

 障害者も女性も高齢者も子ども笑顔で暮らせる社会と繋がってきます。

 山本さんには、私の積年の疑問に答えていただきました。ありがとうございました。

 そして、私が大学時代、障害者問題を通じて「発達保障論」に出会った原点に立ち返ることが出来ました。

 一人一人が笑顔で暮らせる社会を目指して、今私に与えられている仕事の中で、精一杯、役割を発揮していきたいと思いました。

 障害者問題について、皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

かえる通信No27(2017年7月1日)

検証!南スーダンPKO・隠された「日報」の真実

 

うべ憲法共同センターが市民公開講座行う

 

 6月25日、うべ憲法共同センターは、第6回市民公開講座を行い約100名が参加。講師のジャーナリスト・布施祐仁さんは、「検証!南スーダンPKO・隠された『日報』の真実」と題し講演を行いました。
 布施さんは、昨年12月、南スーダン自衛隊のPKO活動について情報公開請求を行います。昨年12月防衛省は、「既に廃棄しており文書不存在」と不開示決定が下されました。
 布施さんは、再捜索を求め不服審査を請求。防衛省は、今年2月日報の存在を認め部分開示を行いました。
 布施さんは、昨年7月にも情報公開請求をに行っていました。FNNは、5月、布施さんの情報公開請求に対し中央即応集団の担当者が、「日報」のデータが残っていることを確認して、上司に報告したところ、上司は「バカ正直に出せばいいってもんじゃない」と「日報」を開示しないよう命じたと報じました。
 公開された「日報」に、何度も「戦闘」という文字が出てきます。8月3日の報告書には、自衛隊の宿営地のある首都ジュバで政府軍と反政府軍との「戦闘」が激化していることが書かれています。この時期に、南スーダン派遣を目前にした青森の自衛隊部隊の家族へ説明会が行われました。布施さんは、この時の資料を示しながら、「以前の説明会資料の『戦闘発生箇所』が『衝突箇所』とされた。『首都ジュバを含む南部3州は、北部地域に比して平穏です。』と虚偽の説明をしている。」「事実を改ざんしないと成立しない海外派兵は文民統制を崩壊させる。主権者国民の目と耳を塞いだ状態で『軍隊』を海外に出してはならない」と力強く語りました。

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 南スーダンPKOの真実を話す布施祐仁さん

 

鵜の島県住建て替えスタート

 

 鵜の島県営住宅の建替工事が始まりました。
 藤本前県議は、県議会議員の時に、住民の声をお聞きし、老朽化した鵜の島県営住宅の早期建替を県土木建築部住宅課に要望していました。
 現在行われているのは、2号棟の解体工事です。来年度(2018年度)から6階建(24戸)のA棟の建設が行われる予定です。
 2020年度に1号棟の解体工事が行われ、5階(15戸)のB棟が2021年までに建設される予定です。

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  建替え工事が始まった鵜の島県営住宅

 

9・19安保法制強行「採決」2周年忘れない行動

 

安保法制から2年-この間とこれからを考える

 

日時 9月23日(土)
    14:00開会 16:00閉会
場所 宇部市男女共同参画センター2階軽運動室
    宇部市琴芝1丁目2番5号
     ☎0836-33-4004
会費 500円
講師 香山リカさん(精神科医・立教大学教授)

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 精神科医の香山リカさん

主催 戦争させない・9条壊すな!総がかり行動うべ実行委員会
   宇部市常盤町1-1-9 緑橋教会内 
     ☎0836-21-8009
   事務局 藤本携帯 090-3747-2855

 

一気

 

岩国市の福田良彦市長は、米海兵隊岩国基地への空母艦載機部隊の移駐容認を本会議で表明しました▼日米両政府は7月以降、艦載機61機を段階的に移駐させる方針です。実行されれば、既存の約60機とあわせて常駐機は120機を超え、米軍嘉手納基地を上回る東日本最大の航空基地となります。また、米兵や軍属・家族約3800人が移り、岩国基地に所属する米軍関係者は1万人を超えます。騒音や事件・事故など市民生活への影響は必至です▼岩国市の米軍岩国基地近くの市立通津小で、北朝鮮からの弾道ミサイルの飛来を想定した避難訓練が行われました▼北朝鮮のミサイル発射は到底、認められませんが、空母艦載機部隊移駐を認めることが、その危険性を増すことになります。岩国市の福田市長が住民の安心・安全の確保を真剣に考えるのなら、空母艦載機部隊の移駐を拒否すべきです。

九十歳。何がめでたい

 6月25日のしんぶん赤旗日曜版に作家の佐藤愛子さんが、東京都議選での日本共産党の躍進を願うメッセージを寄せています。

 「私はいつも、共産党に投票しています。主張が分かりやすく、スッキリしているからです。共産党のすべての政策に賛成なわけではありませんが、私利私欲がなく、まじめなところに好感を持っています。自民党んど他の政党は、口で良さそうなことを言っていても、本心が分からないですから。その点、共産党は言っていることとやっていることに裏表がなく、信用できます。」

 佐藤愛子さんの「九十歳。何がめでたい」は今年上半期の売上げが第一で、90万部を突破したそうです。

 この本は、佐藤さんの「女性セブン」のエッセーを集めたものです。

 「来るか?日本人総アホ時代」では、スマホに依存した国民をタクシーの運転手さんと佐藤さんがバッサリ斬ります。

 「そんなものが行き渡ると、人間はみなバカになるわ。調べたり、考えたり記憶したり、努力しなくてもすぐ答えが出てくるんだも」

 「まったく日本総アホの時代がくるね!」

 そして佐藤さんがこの章の最後にこう語っています。

 「『文明の進歩』は我々の暮らしを豊かにしたかもしれないが、それと引き替えにかつて我々の中にあった謙虚さや我慢などの精神力を摩滅させて行く。もっと便利に、もっと早く、もっと長く、もっときれいに、もっとおいしいものを、もっともっともっと・・・。もう『進歩』はこのへんでいい。更に文明を進歩させる必要はない。進歩が必要だとしたら、それは人間の精神力である。私はそう思う。」

 90歳を越えた佐藤さんの言葉は潔く心地よいです。

 そして、ユーモアたっぷりで思わず笑ってしまう場面がしばしば登場します。

 この辺りがベストセラーとなった要因でしょう。何事も笑い飛ばす佐藤さんの筆です。

 先日、ある僧侶の方が、「生老病死」を食い止めることはできない。それを知り、それを救うために仏教が生まれた。「生老病死」をどう救うかは仏教の基礎中の基礎だというお話しをされていました。

 佐藤さんは、「生老病死」について、しなやかに筆致で語っています。だから、潔く心地よいのだと思います。

 佐藤さんの本を少しづつこれからも読んでいきたいと思います。

 佐藤愛子ファンの皆さんのお薦めの本をご紹介下さい。

 

あとは野となれ大和撫子

 TBS系情報番組「王様のブランチ」の本の紹介コーナーで宮内悠介さんの「おとは野となれ大和撫子」が紹介されていました。

 本作は、第157回直木賞候補作です。

 宮内さんは、「カブールの園」で芥川賞候補にもなっており、宮内さんは、直木賞・芥川賞ダブルノミネートで現在大注目の若手作家の一人です。

 1979年生まれの38歳。これからも大いに期待されます。

 夕刊「フジ」のインタビューで本作について、宮内さんはこう語っています。

 「本作は国政を担う男たちが紛争で逃げてしまって、そして女性たちが立ち上がって頑張るという話で、突飛なところもあります。が、私なりに理想や現実を見据えて考えた一種のポリティカルフィクションでもあります。年齢・性別にかかわらず、『何物をも拒まないこと』を目指して書いていますので、どうぞよろしくお願いします」

 「何者をも拒まない」という姿勢はあっぱれです。

 フジの記事からあらすじを引用します。

 「中央アジアの小国アラルスタンの後宮は独特で、高等教育機関であり、将来有望な少女たちが暮らしていた。両親を紛争で亡くした日本人少女ナツキもいた。ある日、少女たちの暮らしは大統領が暗殺され激変する。国の中枢にいた男たちが国外に逃亡したのだ。リーダー・アイシャを大統領代行に立ち上げ、ナツキは国防大臣を務めることになった。一方、イスラム原理主義勢力との内戦まで勃発して・・・。息をつかせぬエンタテイメント小説。」 

 私が今、読んでいるのは、アラルスタンの大統領が暗殺され、アイシャが大統領代行になり、ナツキが国防大臣を務めることになったところです。

 奇想天外な設定ですが、世界が抱えている深刻な問題を私たちに物語を通じて考えさせてくれる作品です。

 ナツキたちの活躍が注目されます。

 アラルスタンとは架空の国ではありますが、中央アジアのアラル海は、ソビエト連邦時代の大規模な灌漑事業などで、大幅に水量を減らしていった歴史を元にしたフィクションとなっています。

 世界史の縮図のような地域から世界が学びことは多々ありそうです。

 引き続き、「あとは野となれ大和撫子」を読み、感想を紹介していきたと思います。

 宮内悠介さんファンの皆さん、感想をお聞かせ下さい。

検証!南スーダンPKO・隠された「日報」の真実

 昨日、うべ憲法共同センター主催で第6回市民公開講座を行い約100名の市民が集いました。

 講師はジャーナリストの布施祐仁さん。テーマは、「検証!南スーダンPKO・隠された『日報』の真実」でした。

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自衛隊「日報」隠蔽問題を語る布施祐仁さん

 布施さんは、南スーダンでの自衛隊のPKO活動についての情報公開請求を昨年9月末に行いました。昨年12月の時点で「既に廃棄しており文書不存在」との不開示決定通知が届きました。

 布施さんは、再捜索を求めて不服審査請求を行いました。

 その後、稲田大臣が再捜索を指示し、今年2月初めに防衛省が日報の存在を公表しました。

 現在、稲田大臣が特別防衛監察を指示し、日報の調査が行われています。

 布施さんは、昨年7月16日に最初の情報公開請求を防衛省に行っていました。

 FNNは5月29日、布施さんが、昨年7月16日行った情報公開請求に対し、中央即応集団の担当者が、「日報」のデータが残っていることを確認して、上司に報告したところ、上司は「バカ正直に出せばいいってもんじゃない」などと叱責し、日報」を開示しないよう命じたと報じました。

 担当者は、陸上幕僚監部に「『日報』は、個人保管の資料で、開示すべき行政文書に該当しない」と説明し、陸上幕僚監部も了承したため、昨年9月中旬、「日報」以外の文書だけが請求者(布施さん)に公開されたとFNNが報じました。

 公開された「日報」には、何度も「戦闘」という文字が出てきます。

 特に昨年7月以降は、首都ジュバでの戦闘が劇化していたことは明瞭です。

 8月3日の報告書には、政府軍と反政府軍との「戦闘」が激化していることが書かれています。

 この時期に、青森県内の自衛隊部隊の家族への説明会が自衛隊主催で行われました。

 布施さんは、この時の資料を示しながら、「以前の説明会では、『戦闘発生箇所』されていた部分が、この説明会では、『衝突箇所』とされた。また、実際に自衛隊宿営地の首都ジュバで戦闘が行われていることを自衛隊は承知しているのに、家族への説明会では、『首都ジュバを含む南部3州は、北部地域に比して平穏です。』と虚偽の説明をしている。」と述べました。

 5月28日NHKスペシャル「変貌するPKO 現場からの報告」は、7月の戦闘の実態を報じました。

 自衛隊の宿営地付近のウガンダ軍宿営地が砲撃を受けて、兵士二人が負傷しました。

 この時、自衛隊宿営地の上空で政府軍と反政府軍との撃ち合いが行われていました。

 ある自衛隊員は、「南スーダンの人を殺してしまう可能性も出てくる。(政府軍と)抗戦したことになるのかと考えた。」と語っています。

 「今日が、私の命日になるかもしれない。これも運命でしょう。家族には感謝しきれん。笑って逝く」との遺書を書いた隊員もいました。

 布施さんは、「事実を国民に隠蔽したり、事実を改ざんしないと成立しない海外派兵は文民統制を崩壊させる。主権者国民の目と耳を塞いだ状態で『軍隊』を海外に出してはならない」と力強く語りました。

 柴田幹雄中央足億集団司令官は09年年頭訓示で「中央即応集団は、海外における国家目的や国益、戦略的な利益を追及するためのルールもしくは手段として使用される」と語りました。

 布施さんは、「アメリカが主導してきた軍事力による『テロとの戦い』は、テロをむしろ強化・拡散させている。今こそ、憲法9条を活かす時!アメリカとはまったく違うアプローチで、真の『積極的平和主義』を実践する時だ。」と語りました。

 事実を隠ぺいして海外派兵を行った場合の犠牲者は、自衛隊員の皆さんです。

 布施さんの話しを聞いて、自衛隊員の命を紙より軽く扱う政府の姿勢に憤りを覚えました。

 貴重な学習ができ充実した時間でした。

 安倍政権は、早くも自衛隊の新たな海外派兵先を選定しようとしています。

 皆さんは自衛隊の海外派兵をどのよにお考えですか。