月別アーカイブ:2015年7月

安保法制模擬授業へ自民県議が質問

 十八歳選挙権実施を前に、主権者としての意識を高める授業が6月24日、県立柳井高校(小林真理校長)で行われ、安全保障関連法案を題材に、もっとも説得力がある発表に投票する授業が行われました。

 この授業は、マスコミにも公開され各紙が報道しました。

 この授業について、3日、自民党の笠本県議が、一般質問で、「政治的中立性があるか疑問」などと質問し、浅原教育長が「指導が不十分だった」と答弁する場面がありました。

 この問題について、山口民報(7月12日付・印刷済み)は、「質問は『政治的中立性』の口実で教育現場に介入する恐れがあり、それ以上に答弁は現場教師を萎縮させかねない危険を含んでいるといわなければなりません。」「柳井高校の授業は、十八歳選挙権の実施を前に、主権者意識を正しく身につけようと行われたもの。題材は安全保障関連法案でしたが、最初から賛否を党のが目的でないこと、事前にマスコミにも公開を伝えて政治的公平中立を旨に行われたこと、校長自身も授業参観していることなど、質問も答弁も筋違い。『問題視』すること自体が主権者教育を非難する点で問題です。」と報じました。

 この問題について、4日の毎日新聞は、「来年の参議院選から18歳の高校生が投票権を行使する公算も大きい中、専門家から『時代錯誤的で、かつ現場を萎縮させる発言だ』との批判が起きている」と報じ、大東文化大学の村山名誉教授の談話を掲載しています。

 村山大東文化大学名誉教授は、毎日新聞に「「政治教育に試行錯誤をしている現場を萎縮させることにもつながる、時代錯誤的な発言だ。」との談話を寄せています。

 7日の中国新聞は、この問題について「『18歳選挙権』に向けた取り組みに水を差す形で、専門家は『教育現場が萎縮し、賛否が割れる課題は取り上げないとの雰囲気が広がらないか心配』懸念する。」と報じ、吉川山大教授の談話を掲載しています。

 吉川山大教授は、中国新聞に、「1回の授業だけで内容を批判するのは短絡的。教育長は答弁で授業の評価できる点に触れておらず、現場は気の毒」「原発など賛否の割れる課題を取り上げないという雰囲気が広がると教育実践の発展に良くない」との談話を寄せています。

 戦争法案は今国会で通すなの国民世論が大きく広がる中での自民党県議の質問です。

 沖縄のマスコミをつぶせとの発言が飛び出した自民党学習会での言論弾圧事案と同じ体質を今回の問題にも感じます。

 県議会での質問は、今の状況に対する自民党の「焦りと驕り」が現れたものと私は感じました。

 県教育委員会は、政治的中立性と現場を守る姿勢で山口県の教育に臨むべきだと思います。

 皆さんは、この問題をどのようにお考えですかお尋ねします。

 

自民党が県議会に「戦争法案」早期成立求める意見書を提出

 自民党県議団は、開会中の6月県議会に、国会で審議中の「戦争法案」の早期成立を求める意見書(表題は『戦争を阻止し国民の生命と安全を守る法制に関する意見書』)を提出しました。公明党、新政クラブ、無所属の会など5回はが賛同してます。安倍政権の憲法つぶしを後押しするのが目的で、全国でも異例な動き。今日にも委員会採択、10日には本会議で採決を強行する構えです。

 山口県憲法共同センターでは、「採択するな!」の声を集中するよう呼びかけています。

 「戦争法案」推進会派のファックス番号

自民党 083-933-4139

自民党新生会 083-933-4249

自民党県政クラブ 083-933-4329

公明党 083-933-4389

新政クラブ(合志栄一議員)083-933-4229

無所属の会(渋谷正議員)083-933-4229

 推進会派に、「立憲主義を否定する『意見書』は撤回して下さい」のファックスを送りましょう。

 詳しくは、山口県憲法共同センター 083-922-0465にお問い合わせください。

 歴史に逆行する県議会での意見書採択は許されません。

 皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

Superfly

 Super flyの最新アルバム「WHITE」を聴いています。

 数年前から越智志帆さんの歌声が気になっていました。

 始めて、Super flyのアルバムを聴いていますが、彼女の伸びやかな歌声にノックダウンしてしまいました。

 しばらくは、移動中の車の中は、Super fly一色になることでしょう。

 一曲一曲のテンポもギターの音色も越智さんの歌声も最高です。

 愛媛県でグループが生まれたことにも親しみが持てます。 

 他のアルバムも聴いてみたいです。

 コンサートにも行ってみたいです。

 Super flyファンの皆さん、どの曲がお勧めですかお教え下さい。

厚南手話会例会に出席

 知り合いの方から厚南手話会への入会を勧められ、昨日、初めての例会に参加しました。

 早速、手話で自己紹介をしたり、グループで、寸劇をしたり、とても勉強になる例会でした。

 私が学んだ日本福祉大学には、聴覚に障がいを持った学生の方が多数おられました。

 特に、3年生からは、障がい者問題を学ぶゼミだったので、多くの聴覚障がいを持った学生の方々とグループ討論や日常活動を行いました。

 その時、少しは手話が出来、分かっていたのですが、あれから30年近くが経過して、手話の知識はほぼゼロのレベルです。

 50の手習いとなりますが、これを機会に、聴覚に障がいを持った方々と会話ができるようになりたいと思います。

 手話は、手の動きも重要ですが、表情が重要だということが昨日の例会で分かりました。

 早速、書店で、NHKみんなの手話のテキストを購入しました。

 日常に手話を取り入れて学んでいこうと思います。

 厚南手話会で多くの新しいご縁をいただきました、これを今後の人生に生かしたいと思います。

 聴覚に障がいを持った皆さん、お話いたしましょう。

 

「亡国の集団的自衛権」パート2

 小泉政権時代に内閣官房副長官補を務めた元防衛官僚の柳澤協二さんの「亡国の集団的自衛権」を引き続き読んでいます。

 「『国際貢献』という聞えのいい言葉が使われていますが、もし他国の軍隊を守るために本格的武装をするならば、それは現地の武装勢力と本格的に敵対することを宣言するものであり、日本人がテロを含む彼らの攻撃対象になる、というマイナスの要素も当然、含まれています。しかし、こうしたリスクについての説明はありません。そもそも安倍総理大臣自身がこのリスクについての認識がないのではないかと疑われます。そうだとしたら、一国の危機管理をするリーダーとして非常に懸念されるべきことだと言えるでしょう。」

 「これまで日本がアメリカの軍事介入に反対したことはありません。日本とは直接関係ないところでの問題だからそれですんでいた、という側面がありますが、今後、集団的自衛権が行使できるようになったとき、アメリカの武力行使が『正しい』かどうかという判断はできるのでしょうか。その判断もできずに、アメリカに言われるままに参戦するということで本当にいいのだろうか、と疑問に思います。」

 以上は、柳澤さんの「亡国の集団的自衛権」の中から私が最近読んだ部分を引用したものです。

 柳澤さんは、1日の衆議院安保法制特別委員会で野党が推薦した参考人として発言しておられます。

 「この法案では進んで武器を使う任務を与えられている。イラク特措法以上のことをすれば戦死者が出るでしょう。武器を使うにあたり、それ相応のリスク・犠牲を覚悟しなければならないと自分の実感として確信しています。」

 柳澤さんは、このように特別委員会で語りました。

 自民党・公明党の与党は、中央公聴会の開催や、衆議院での採択の日程を調整するなど、戦争法案を成立させようとしていますが、とんでもありません。

 安倍首相は、今一度、柳澤さんの声に耳を傾けるべきであることを強く訴えるものです。

 うべ憲法共同センターでは、7月19日に、憲法学者の小林節さんを招いて学習会を行います。

 今、その成功に向けて、私は、事務局長としてあちこち飛び回っています。

 日本共産党は、創立93周年の記念講演会を7月15日に行います。

 志位委員長が記念講演を行いますが、なんと、憲法学者の小林節さんが、ビデオメッセージで登場されることが、今朝のしんぶん赤旗に掲載されていました。

 改めて、小林さんの熱意に敬意を表したいと思います。

 19日に、小林さんの話が直接、宇部市で聴けることを心待ちにしています。

 そして、うべ憲法共同センターの第二弾の学習会として、柳澤協二さんを宇部市にお招きする出来ることがほぼ決まりました。

 9月6日に、宇部市で柳澤協二さんを講師とする戦争法案の学習会を計画しています。

 詳細は、小林さんの学習会以降、本ブログでも紹介していきたいと思います。

 学習会を成功させ、宇部市から戦争法案ノーの風を吹かせていきたいと思います。

 とにもかくにも、本ブログのトップページで紹介しています、今月19日の小林節さんの学習会に一人でも多くの皆さんのご参加をお待ちしています。

 戦争法案に関する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

浄土真宗本願寺派大津西組が「戦争法案廃案求める要望書」首相に提出

 今度の日曜日に発行される山口民報(印刷済み)は「安倍晋三首相に最も縁の深い長門市油谷・日置地区の浄土真宗本願寺派十九ケ寺で構成する山口教区大津西組(高橋見性代表)が、「安全保障関連法案に反対し、廃案を求める要望書」を首相に提出しました(六月十日付)」と報じました。

 大津西祖の一員で念仏者九条の会・山口の事務局長、油谷向津具・龍雲寺住職の長岡裕之さんは、山口民報のインタビューに「仏教の開祖・お釈迦様は『すべての者は暴力におびえ、すべての者は死を恐れる。己の身にひきくらべて殺してはならぬ、殺さしめてはならぬ』(『法句経』)と教え、『兵戈無用』(武器はいらない、『仏説無量寿経』)と諭しています。これは私たち仏教徒の平和の拠り所です。首相への要望書でもこの『非戦・平和』の大切さを強調しました。」「長門市の旧油谷、日置は安倍さんの地元中の地元で、門徒さんには『晋三さんはわしらの息子みたいなもんだ』という方が何人もいます。その人たちが最近は、『ちょっと怖いな!』と口にこそしないものの、変わり始めています。要望書に、首相の祖父・安倍寛さんは『理想を求め反戦の立場で翼賛体制を批判した』とあえて書き、『安倍家の誇りを大切にされず、受け継がず、日本を危険な方向に導かれるのでしょうか』とまで指摘したのは、安倍家の歴史を最もよく知るふるさと人の、立場を超えた思いもあるからです。このまま戦争法を強行すれば、寛さんを誇りとしていた首相の実父・晋太郎さんの思いも踏みにじることになるでしょう。」と語っています。

 安倍首相の地元の浄土真宗本願寺派山口教区大津西組の方々が戦争法案の廃案を求める要望書を首相に提出した勇気とその思いに感銘しました。

 私は浄土信真宗本願寺派山口教区宇部北組常光寺の責任総代を務めています。

 私は、この立場からも、大津西組の要望書に心から共感の拍手を送りたいと思います。

 今日の赤旗日刊紙には、昨夜、宗教者の方々が国会前で抗議をされた写真が掲載されています。

 浄土真宗本願寺派法善寺前住職の山崎龍明氏(仏教タイムス社長)は、「『殺すな、殺させるな、殺しを認めるな』。これが仏教者の根本的な精神。これを理想ではなく、現実化するために歩んでいる者として、安倍さんのすべてが認められない。宗教者も各地で立ち上がっています。私たちの子や孫に『おじいしゃん、あのとき、何もやらなかったの』と言われないよう立ち上がり、廃案に追い込みたい」と訴えたと報道されています。

 山崎さんや、本山修験宗管長・聖護院門跡門主の宮城泰年さんら七名が呼びかけ人となり、6月28日、「もう黙ってはいられない 戦争法案に反対する宗教者の会」が結成されたことも報道されています。

 今、宗教者が県内外で戦争法案に大きく反対しています。安倍首相は、宗教者と国民の声に耳を傾け、戦争法案を廃案にすべきです。

 戦争法案に対する皆さんのご意見を引き続きお聞かせ下さい。