月別アーカイブ:2015年3月

日本福祉大OBの集いで挨拶

  私を励ます日本福祉大OBの集いが昨夜行われました。

 私が発言した要旨は以下の通りです。

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 山口県が国の悪政を住民の暮らしにそのまま持ち込むのか、くらし・福祉・子育てを守る「防波堤」の役割をはたすのかが問われています。

 安倍政権は、社会保障予算の「自然増削減」路線を復活させ、あらゆる分野で制度改悪・削減に乗り出そうとしています。
 介護報酬を過去最大規模で削減し、介護現場の低賃金と慢性的な人手不足を加速させ、3割が赤字経営になっている特養ホームで新増設の中止など、「介護難民」を激増させています。「要支援1.2」の介護給付の打ち切り、特養ホームの「要介護3以上」への限定などの改悪も次々と強行されようとしています。
 日本共産党県議団は、現在、介護施設へのアンケートを実施しています。
 報酬の削減についてほとんどの施設が反対と答え、「尊厳ある仕事に対する評価ではない」「正社員を少なくしパートなどの施設運営規約をギリギリのラインでクリアーしている事業所がどれほどあるか厚労省や政府はまったく把握していない」などと切実な声が出されています。
 要支援1・2の介護給付打ち切りと特養ホーム「要介護3以上」については、やむを得ないとの意見がある一方で「待機者が更に増大し、介護利用できず孤独死、老々介護からの事件へとつながっていくものと考えられる」「お金がなく、在宅では家族の負担が多い人たちはまたたく間に、介護難民になると思われる」などの切実な意見が出されました。
 介護保険の利用料の2割負担については、「国は、将来予測で、医療・介護保険の破たんを従来からわかっていたはず。個人に負担させる対処療法で済ませようとすることに憤りを感じます」「月15万円の収入で、その中から3万から8万円の2割負担が払えるのかといいたい」と切実です。
 山口県議会は、昨年の12月議会で「介護報酬改定に際しては、国民が将来不安を感じることなく、安心して住みなれた地域で良質な介護サービスの提供を受けられるよう必要な財源を確保すること」などとする意見書を全会一致で可決しました。
 しかし県は2月議会で、「介護職員確保のため処遇改善」「中重度の要介護者等の在宅生活を支援する」ための介護報酬改定だと答えました。
 山口県に県民の暮らしを守る防波堤としての役割を果たさせます。

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 介護に関する皆さんのご要望をお聞かせ下さい。

ときわ動物園完成記念式典と内覧会に出席

 ときわ動物園が3月21日にオープンします。

 それに先立って、本日、「ときわ動物園完成式典」が行われ参加しました。

 完成式典後には、内覧会が行われました。

 ときわ動物園で今回オープンするのは、アジアの森ゾーンです。

 来年春には、「中南米の水辺ゾーン」「アフリカの丘陵・マダガスカルゾーン」「山口宇部の自然ゾーン」がオープンする予定です。

 アジアの森林ゾーンには多数の猿が生息環境展示されています。

 生息環境展示とは、野生動物の生息環境を園内に再現する方法での展示です。

 インド北東部からバングラデッシュの熱帯雨林などに生息するハヌマンラングール。

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 インド北東部などに生息するハヌマンラングール

 東南アジアに生息するシロテテナガザル。

 ボンネットモンキーに、シシオザルにトクモンキー。

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 上の写真がトクモンキー。下はボンネットモンキー

 猿以外ではコツメカワウソも展示されています。

 午後からは天候も回復し、猿たちは元気に園内を動き回っていました。

 3月21日のオープニングイベントにも参加する予定です。

 皆さんも是非、ときわ動物園に足を運んでみて下さい。

私学助成の拡充求め県知事へ陳情書提出

 山口県私学助成をすすめる会(早稲田勝会長)は、昨日、村岡県知事に対し、「平成27年度の私学助成予算の拡充を求める陳情」書を提出しました。

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 県私学助成をすすめる会の陳情書が木村課長へ

 私は、その後の交渉に同席しました。

 陳情項目の第一は、県の授業料減免制度を拡充してほしいというものです。

 新年度山口県は、授業料等減免制度を世帯収入250万円未満程度まで拡大しました。

 対応した木村学事文書課長は「新年度は、所得が、250万円未満の世帯に対する授業料を減免する制度に拡充した。当面は、この制度を維持したい。」と答えました。

 陳情項目の第二は、学校運営費補助金の単県上乗せの削減をやめてほしいというものです。

 新年度、学校運営費補金の生徒一人あたりの予算単価は、前年度(6月補正後)と同額の33万8500円となりました。

 新年度、国庫補助金や、地方交付税は増額され、単県上乗せ単価を3667円下げています。

 木村学事文書課長は、「学校運営費補助単価は前年度と同額にした。経常費2分の1程度の水準を維持した結果だ。」と説明しました。

 私は、「新年度、中国地方では、島根、岡山、広島の各県で学校運営費の補助単価を引き上げている。山口県はせめて、単県上乗せを前年度並みにすれば、補助単価全体も引き上げることができる。」と主張しました。

 第三は、耐震補強工事への補助の上積みを行ってほしいというものです。

 木村学事文書課長は「平成28年度まで現行の補助制度を維持したいと考えている。」と答えました。

 参加した先生方から「生徒の貧困が広がり、学費を滞納する世帯が増えている。そのような家庭の中で、進学を断念するケースが増えている」との話が出されました。

 また、別の先生から「学費に滞納のある生徒には、卒業証書は交付されているが、卒業証明書が交付されていないケースがある。進学に不利益が生まれている。」との発言がありました。

 学事文書課の担当者は、「卒業証書は、滞納に関わらず、単位を取得したら交付されるものだ。卒業証明書を発行するかどうかは学校の判断だと考える」と答えました。

山口県の私学助成が拡充されるように私は、引き続き、すすめる会の運動に連帯して取り組んでいきたいと思っています。

 

ひろのば体操

 50歳になったと同時に、肩や腕に痛みが出てきました。いわゆる「50肩」だと諦めていました。
 腕の痺れで深夜、目が覚めたり、2月県議会で原稿書きなどのパソコン作業中、腕が痛くて作業を中断することもありました。
 2月県議会の後半の頃、理学療法士の湯浅慶朗先生の本と出会い、この1週間、足指を広げて伸ばす「ひろのば体操」を実践しています。
 本を購入したその日に、足指にゆとりのある靴に履き替えました。
 湯浅先生の本を読んで、50歳になった頃、足指が狭い靴を履き始めことに気づきました。
 足指を締め付けたことが、肩の痛みを生む、きっかけになったのではないかと思います。
 靴を替えたことと、「ひろのば体操」を実践していることで、痛みが完全に取れるまではいきませんが、大きく状況が改善していることは実感しています。
 足は体の土台。足指の歪みが、カラダのバランスを壊し、あちこちの痛みを生んでいたのです。
 もう10年以上前から、5本指の靴下を履いており、足には注目していた私ですが、湯浅先生の理論は分かりやすいし、「ひろのば体操」はとてもシンプルで、これなら続けられそうです。
 また、湯浅先生は、全商連の機関紙「商工新聞」にも連載を持っておられます。この点でも湯浅先生に惚れました。
 選挙の投票日まで20日余と迫ってきましたが、スロージョギングと「ひろのば体操」で勝利を引き寄せたいと思います。
 皆さんの健康法をお教え下さい。

厚東川通信No393(2015年3月15日)

藤本県議が一般質問で登壇し米軍基地の油漏れ事故問題で追及

 

総務部理事が遺憾の意表明

 

県民局長が防衛事務所長に遺憾の意伝える

 

 藤本県議は、三日、一般質問で登壇しました。
 日本共産党に、KC130の給油設備から大量の燃料が漏れる事故があり、広範な土壌汚染、海洋汚染の恐れがある、との告発が寄せられました。
 藤本県議の質問に、大谷総務部理事は「県の問い合せに対し、中国四国防衛局が一月二十日に、岩国飛行場内における燃料施設建設工事において、航空機燃料を用いた試験調整中に燃料配管から、最大十五キロリットル程度の燃料の漏出が発生したことを認めた」「このような特異な事案について、良好な環境を保全する職責を担う県に対し、速やかに説明がなかったことは遺憾」「本日、午前、岩国県民局長が、岩国防衛事務所長を訪ね、遺憾の意を伝えるとともに、原因の究明と工事の適正な管理を徹底することや、今後、このような事案が発生した時には、岩国健康福祉センターなど、関係機関に対して、速やかに情報提供を行うなど、丁寧な対応を行うよう求めた」と答えました。

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   2月県議会で一般質問を行う私

 

課長以上に占める女性職員の

 

割合10%以上の目標定める 

 
 九日から県議会総務・企画委員会の審議が行われました。
 藤本県議は、昨年十一月県議会で「次期男女共同参画基本計画に女性登用の数値目標を設定すべきだ」と質しました。
 今回の総務企画委員会で、「山口県女性職員活躍推進行動計画」(案)が示されました。これは、山口県女性職員の活躍推進に向けた行動計画です。
 市原人事課長は「この計画は、女性の職業生活における活躍の推進に関する法律案で求められている山口県としての事業主行動計画につながるもの」とも説明しました。
 この中に、女性管理職の登用があり、「適材適所を基本としながら、課長級以上に占める女性職員の割合十%以上を目安に登用」との文言が明記されました。
 藤本県議は、「本計画の数値目標と次期男女共同参画基本計画での数値目標は整合されるのか」と質し、市原課長は、「そうなる」と答えました。

 

JR宇部駅にエレベーター設置へ

 

 二月二六日、党県議団と党宇部市議団は、JR西日本広島支社において、宇部市内の要望を伝えました。JRの担当者は「JR宇部駅のエレベーター設置は平成二八年度以降行いたい」「JR宇部駅の合併処理浄化を来年度中には、撤去したい。撤去後は、駐輪場用地として提供したい」と答えました。

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 JR西日本広島支社に宇部市内の要望を伝える

 

一気

 

県議会総務・企画委員会に付託された「『集団的自衛権関連法案を国会に提出しないことを求める意見書』の提出に関する」請願の採決が行われました▼私は、「政府原案は、『海外で戦争できる国』へ向け、自衛隊創設以来の大転換を狙う、集団的自衛権関連法案の国会への提出はやめるべき。よって、本請願は採択されるべき」と意見を述べました。請願を採択すべきとしたのは共産党の私と民主党の加藤寿彦議員でした。採択すべきではないとしたのは自民党の島田教明、畑原基成、藤井律子、篠崎圭二の各議員。自民新生会の森中克彦議員。公明党の先城憲尚議員でした。請願は賛成少数で、不採択になりました▼県議選の争点の一つが、集団的自衛権関連法案を国会に提出するかどうかです。日本共産党は『海外で戦争できる国づくり』を許さない県民の共同を強めてまいります。

新日本婦人の会宇部支部大会で挨拶

 昨日、新日本婦人の会宇部支部大会が行われ、私が日本共産党を代表して挨拶を行いました。

 挨拶の要旨は以下の通りです。

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 新日本婦人の会宇部支部大会おめでとうございます。
 只今、ご紹介受けました県議会議員の藤本一規です。
 県議選まで、残り1ケ月をきりました。誰がどう考えても定数1減の大激戦です。全力でこの選挙戦い抜きますので、皆様お一人お一人のご支援を心からお願い申し上げます。
 さて、ドイツの首相、メルケルさんが、訪日し、記念講演を行われました。その内容が朝日新聞に詳しく掲載されていました。
 歴史認識について問われ、メルケルさんは、「悲惨な第二次世界大戦の経験ののち、世界がドイツによって経験しなければならなかったナチスの時代、ホロコーストの時代があったにも関わらず、私たちを国際社会が受け入れてくれたという幸運です。どうして可能だったのか?一つには、ドイツが過去としっかり向き合ったからでしょう。」と答えています。
 ドイツが脱原発を決定したことについてメルケルさんは、「私が考えを変えたのは、やはり福島の原発事故でした。この事故が、日本という高度な技術水準を持つ国で起きたからです。こんな国でも、リスクがあり、事故は起きるのだということを如実に示しました。このため、本当に予測不能なリスクというものがあり、私たちが現実に起こりうるとは思えないと考えていたリスクがあることが分かりました。」と述べています。
 安倍首相は、70年の談話を出し、侵略の歴史を消そうとしています。
 また、福島原発が起きたのに、原発の新設や再稼働を進めようとしています。メルケルさんとは器が違い過ぎます。
 さて、2月県議会では、集団的自衛権を具体化する法整備を進めるなとする請願が出され、この請願に自民公明両党が反対しました。
 また、上関原発についても自民公明両党は反対していません。
 こんどの県議選挙で、宇部市の5議席中4議席を自民公明両党に占めさせてはなりません。県民の平和と安全を守る藤本の議席を皆さんのお力で守って下さい。
 新婦人宇部支部の発展とご参会の皆さんのご多幸を祈念して挨拶といたします。ありがとうございました。

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 女性の権利向上における皆さんのご意見をお聞かせ下さい。