私の小学校時代の校長先生だった伊藤義夫先生が享年84才で亡くなられました。
今日、郷里の友人と一緒に葬儀に参列しました。
伊藤先生は、私が通った吉部小学校の校長先生でした。私たちは伊藤先生から卒業証書をいただきました。
伊藤先生は、吉部在住の方で、教員退職後は、合併前の楠町の教育長を長く務められました。
今日は、教育関係者のOBの先生方が多数参列されていました。
先の県議選挙から、旧楠町も宇部市と合併したために、我が郷里が私の選挙区となりました。
私は、先の選挙の時に、選挙はがきに名前を出していただけないかお願いに行きました。
伊藤先生は、いつもの笑顔で、快く承諾して下さいました。
選挙後、母から「伊藤先生が応援されるのなら、という声を多く聞いたよ」と報告を受けました。
伊藤先生への恩義は一生忘れることが出来ません。
一つ残念なのは、教員をしていた父と一緒に、葬儀に参列できなかったことです。
今頃、天国で、父と伊藤先生は再会の握手をしていることでしょう。
美味しい酒を酌み交わしているのかも知れません。
今度、実家に帰ったら父の墓前で伊藤先生の葬儀の様子を報告したいと思います。
伊藤先生、長い間、父と私が大変お世話になりました。伊藤先生のご冥福を心からお祈りいたします。
テレビドラマで、清張生誕100年の特集が相次いでいます。
少し前に、フジテレビ系列で「駅路」がありました。
そして、昨日からテレビ朝日系列で「夜光の階段」が始まりました。
清張作品は、人間の罪と罰が、そして、それらを産み出す社会背景がしっかり捉えられていています。
ドラマと原作を両方楽しんでいます。
「夜光の階段」の藤木直人がいいですね。映画「20世紀少年」にも若い警官役で出ていました。
「夜光の階段」は汚れ役ですが、彼の役者としての幅を広げる作品になるのではないでしょうか。
ドラマと言えば、同じくテレビ朝日系列の「臨場」を観ています。
原作は、私が大好きな横山秀夫です。原作を読んでいなかったので、これもドラマと原作を両方楽しんでいます。
それに、NHKの「遥かなる絆」を今週から観ようと思っています。実は第一回を見逃してしまいました。
このドラマを観よう、観なければならないと思ったきっかけは、演出家岡崎栄さんのインタビューが赤旗日刊紙に掲載されたからです。
岡崎さんは、「大地の子」も手がけたベテラン演出家です。あれから14年。今回も中国残留孤児が主人公です。
「大地の子」は山崎豊子さんのフィクションですが、今度の原作は、ノンフィクションライター・城戸久江さんの「あの戦争から遠く離れて」です。
主人公の城戸幹は、久江さんのお父さんです。お父さんが中国でどのような暮らしをしていたか描いたこの作品は、大宅壮一ノンフィクション賞・講談社ノンフィクション賞・黒田清JCJ新人賞を受賞しました。
私は、この作品も、ドラマと原作を両方楽しみたいと思います。この原作は、かなりの長編なので、連休を利用してじっくり読みたいと思っています。
私にも満州から命からがら帰国を果たした親族がいます。祖母の妹です。
彼女は、現在90歳を越えましたが、元気で市内で暮らしています。
彼女は、生後100余日の長女が死亡し、極寒の満州に埋葬したという経験があります。
彼女は短歌結社の同人です。こんな句を書いています。
おくり火に亡き夫偲び大陸に埋め来し吾子の齢を数ふ
私は、彼女の人生をまとめ、山口戦争を記録する会・「私の戦争体験」の次回号で発表したいと思っています。
その勉強のためにも、「遥かなる絆」を観ていこうと思います。
演出家の岡崎さんはインタビューで「あの戦争は何だったのか、人が人を愛するということは、どういうことなんだろうと、見た人は強く感じてくれると思います」と述べています。
皆さん「遥かなる絆」の感想を私にもお教えください。
今朝の、山口新聞に、「厚生労働省は22日、後期高齢者医療制度の資格証明書交付に関する指針案をまとめた」との報道がありました。
早速、私は、県後期高齢者医療広域連合事務局に、厚生労働省の文書を送ってもらいました。
厚生労働省の文書に、「後期高齢者医療制度の資格証明書交付について運用基準に係る留意点(案)をまとめた」とありました。
厚生労働省は、この留意点(案)について、各広域連合から意見を聞いた上で、正式に通知するとしています。
さて、留意点(案)の概要です。
最大の特徴は、山口新聞の報道にあったように、「均等割の軽減対象等の所得の少ない被保険者については、原則として、資格証明書の交付に至らないようにすること」としていることです。
また、「現に診療等を受けている又は受ける予定のある被保険者については、仮に資格証明書を交付した場合、医療費の全額を一時的に負担することが困難となると認められるときは、資格証明書を交付しないこと」との規定も留意点の中に含まれています。
このような留意点(案)が政府から出されたことは、この間の、国民の運動と日本共産党国会議員団の論戦の成果だと思います。
しかしながら、子どもの保険証の問題同様、後期高齢者医療制度でも資格証明書を発行しないように法律を改正する必要があると私は思います。
私は、県広域連合に、4月14日時点(普通徴収1~8期分)の市町村別滞納者数をまとめてもらいました。
昨年12月8日の調査と比較します。( )内が12月8日にまとめられたものです。合計の結果のみを紹介します。
合計 4881 (7240)
という結果でした。滞納者数は全県で、12月と比べると、この間、3分2程度に減少しています。
しかしながら、現時点でも5千人近い方が滞納している状況が残されています。
くれぐれも、この方々に資格証明書が発行され、医療機関の窓口で、全額自己負担ということにならなように、強く要望します。
健康を守るべき医療制度が医療を排除する制度にならないように強く要望します。
先日のNHKラジオで、フギィアスケーターの鈴木明子さんがゲストでした。彼女は、順調な選手生活を送っていたのですが、大学入学直後に、摂食障害となり苦しみます。彼女は、障害を乗り越えて選手として復活を遂げます。彼女の話を聞きながら思わず応援したくなりました。
彼女は番組の中で、リクエストした歌が、放送が終わっても私の脳裏から離れません。思い切ってNHKに連絡してみました。数日後返事がありました。
曲名は、「母賛歌」。歌手は、METISさんであることが分かりました。NHKの職員の皆さんありがとうございました。
そして数日前に、「母賛歌」が入っているミニアルバム「手をつなごう」を購入して聴いています。
6曲全てが私の胸に届きました。久々に音楽の鉱脈を見つけたような気持ちです。
私は、音楽で涙を流すことはあまりないのですが、「アオギリの木の下で・・・(from Hiroshima to the World)」は涙が止まりませんでした。
「祈りをこめて今日も流れる太田川 夏の日に高く羽ばたく千羽の鶴」ではじまります。
「浮かんでゆれる 声無き命の 叫びがあの日を語り始める 新たな時代がそこまで来ている 君の目にはそれがどう映る」
そうです。この歌は、広島の原爆を歌ったものです。彼女は、昭和59年生まれですので、私より20歳下ですので、今年25歳。
こんなに若い彼女が、そしてメジャーデビューしている彼女が、広島をテーマに曲を作ること自体が素晴らしいことだと思いました。
その上、二つ目に紹介した詩がいいです。オバマ大統領の「核兵器廃絶発言」を予見していたかのような詩です。
彼女のブログを見ました。彼女の出身地は広島県です。原爆ドーム前でライブをしたり、8月15日の終戦記念日にアルバムを発売したり、「平和」には思い入れがあるようです。
このアルバムで、一遍に彼女のファンになりました。
METISさんの曲に関して皆さんの声をお聞かせください。
本日、3度目の学力テストが実施されました。県下では、約300の小学校6年生と、約160の中学校3年生、約2万6000人が学力テストを受けたそうです。
我が家では、長男が、小学校6年生なので、初めて学力テストを受けました。
私は、学力テストの問題に関連して、昨年の12月議会(12月11日)で登壇し、「やまぐち学習支援プログラム」の問題について質問しました。
山口県は、昨年10月から学力向上のためのプログラムを、各小中学校に配布しました。その中に、「確認問題の実施」という内容がありました。
11月25日に県教委が文書を市町教委に出して、今年1月8日締切りで、国語と算数・数学の確認問題をしなさいという指導が行われました。
対象は、次年度に学力テストを受ける小学校5年生と中学校2年生。
私は、「なぜ、小学校5年生と中学校2年生が対象なのか」質問しました。
藤井教育長は、「県独自で学力調査を行った。その対象が小学校5年生と中学校2年生だったから」と答えました。
しかし、私は、学力テスト対策として「確認問題」が行われたことは否定できないと思います。
私は、山口県が「確認問題」を実施すること自体が学力テストの弊害だと思っています。
更に、私は、再質問で、「県教委は、今後、市町教委との対応で、市町の名前や学校名を明らかにした公表はしないというスタンスか」と質しました。
藤井教育長は、「この公表が序列化や過度な競争になることを避ける必要がある。県教委としては、各市町、各学校のそれぞれの状況が具体的にわかる公表は考えていない。各市町教委と各学校において公表することは、それぞれが判断するところ」と答えました。
さて、私は、4月17日の読売新聞の報道を見て驚きました。
私が驚いたのは「県市町教育委員長・教育長会議」での藤井教育長の「学力テスト」に関わる発言についての記事です。
「積極的に結果を公表することで、課題を保護者らと共有し、学力向上に取り組んでもらいたい」と藤井教育長が発言したとあります。
12月県議会での私の質問に藤井教育長は、「公表が過度な競争を避けるために、各市町や、各学校のそれぞれの状況が具体的にわかる公表は考えていない」と答えました。その藤井教育長が、市町の教育長には、「積極的に公表しろ」と発言したと言うのはとても納得できません。
この藤井教育長の発言に対して、4月20日、県教組、高教組、高職組が「全国学力・学習状況調査に関わる県教委の学校現場への不当介入撤回を求める要求書」を県教委に提出しました。
要望書の中で、教育長の発言の翌日から「県教育長の直接の御達しで、テスト対策をすることになった」「山口県は空欄が多かったので、回答欄を埋めるように指導すること」「解答用紙を子どもに複写させ独自採点を行い市が集約する」など、さまざまな指示が学校現場に下りていることが示されています。
教育長は、「学力テストで過度な競争は避ける」と議会では発言しながら、教育現場へ「過度な競争」を押し付ける発言は撤回すべきです。
私は、この問題について直接質問をおこなった議員として藤井教育長の発言に強く抗議します。
私が所属している新極真会の空手雑誌「空手ライフ」の5月号に掲載されていた柚井ウルリカさんの連載記事に納得しました。
ウルリカさんは、スエーデン出身です。21歳で来日して、故大山倍達氏の国際秘書を務め、現在は、東京西支部で、指導員として働いておられます。
ウルリカさんは、「道場にいる一般男性を見ると、『日本の男性って大変だなあ・・・』と思います。」で連載を始めます。
「なかなか稽古には行かせてもらえない」
「スエーデンでは労働時間は基本的に8時間までと決まっています。(日本みたいに残業などはありません)。ですから、家族全員夕方5時か6時には家にいます」
「スエーデンでは、よく『人生の質』という言葉を使っています。つまり自分の人生をいかに充実させることができるかということです」
「日本では労働時間が長く、休暇がないのは当たり前にこと。まだまだ、日本の男性は必死でがんばっていくしかないのでしょうけどね」
私は、ウルリカさんの記事を読んで、志位委員長が3月3日に外国特派員協会で講演をした時のある外国人記者の質問を思いだしました。
「日本では、8時間労働制といわれていますが、12時間労働などがまかり通っています。フランスでは、週35時間労働制で、さらに労働時間を削減しようとしています。労働時間は短いのに、日本より社会保障ははるかにしっかりしています。どうしてなのでしょうか。日本共産党は、誰もノーといえないこの日本の恐ろしい状況を、どうしようとしているのでしょうか」
志位委員長は、「いまのご質問は、日本社会がかかえている非常に深刻な問題についてのご質問です」と切り返しました。
そして、「残業時間の法的規制がどうしても必要です。労働時間規制は、私たちが『ルールある経済社会』をつくる場合の大きな柱です」と結びました。
外国で暮らし日本に来た方が一番奇異に思うのは、「日本人の働き方」のようです。
「必死でがんばる」のをやめて、「誰もノーといえないこの日本の恐ろしい状況」を変えていきましょう。
そして、「人生の質」を高める生き方が日本でも出来る社会を一緒に作っていきましょう。