議員日誌

「遥かなる絆」などこの春はドラマが面白い

 テレビドラマで、清張生誕100年の特集が相次いでいます。

 少し前に、フジテレビ系列で「駅路」がありました。

 そして、昨日からテレビ朝日系列で「夜光の階段」が始まりました。

 清張作品は、人間の罪と罰が、そして、それらを産み出す社会背景がしっかり捉えられていています。

 ドラマと原作を両方楽しんでいます。

 「夜光の階段」の藤木直人がいいですね。映画「20世紀少年」にも若い警官役で出ていました。

 「夜光の階段」は汚れ役ですが、彼の役者としての幅を広げる作品になるのではないでしょうか。

 ドラマと言えば、同じくテレビ朝日系列の「臨場」を観ています。

 原作は、私が大好きな横山秀夫です。原作を読んでいなかったので、これもドラマと原作を両方楽しんでいます。

 それに、NHKの「遥かなる絆」を今週から観ようと思っています。実は第一回を見逃してしまいました。

 このドラマを観よう、観なければならないと思ったきっかけは、演出家岡崎栄さんのインタビューが赤旗日刊紙に掲載されたからです。

 岡崎さんは、「大地の子」も手がけたベテラン演出家です。あれから14年。今回も中国残留孤児が主人公です。

 「大地の子」は山崎豊子さんのフィクションですが、今度の原作は、ノンフィクションライター・城戸久江さんの「あの戦争から遠く離れて」です。

 主人公の城戸幹は、久江さんのお父さんです。お父さんが中国でどのような暮らしをしていたか描いたこの作品は、大宅壮一ノンフィクション賞・講談社ノンフィクション賞・黒田清JCJ新人賞を受賞しました。

 私は、この作品も、ドラマと原作を両方楽しみたいと思います。この原作は、かなりの長編なので、連休を利用してじっくり読みたいと思っています。

 私にも満州から命からがら帰国を果たした親族がいます。祖母の妹です。

 彼女は、現在90歳を越えましたが、元気で市内で暮らしています。

 彼女は、生後100余日の長女が死亡し、極寒の満州に埋葬したという経験があります。

 彼女は短歌結社の同人です。こんな句を書いています。

  おくり火に亡き夫偲び大陸に埋め来し吾子の齢を数ふ

 私は、彼女の人生をまとめ、山口戦争を記録する会・「私の戦争体験」の次回号で発表したいと思っています。

 その勉強のためにも、「遥かなる絆」を観ていこうと思います。

 演出家の岡崎さんはインタビューで「あの戦争は何だったのか、人が人を愛するということは、どういうことなんだろうと、見た人は強く感じてくれると思います」と述べています。

 皆さん「遥かなる絆」の感想を私にもお教えください。

 

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