月別アーカイブ:2008年9月

ついに、県内で、事故米流通の事実が発覚

 先ほど、県環境生活部生活衛生課から「非食用の事故米穀の県内への流通について」というFAXが我が家に届きました。

 内容は、「昨日、すぐる食品(株)から納品を受けた食品卸売業者から、事故米が含まれた可能性のある米でん粉を使用した食品を県内の学校等に納品し、現在、回収している旨の自主報告がった。」というものです。

 対象商品は、すぐる食品の11品目。対象施設は、学校、福祉施設、医療施設等約100施設。事故後の対応としては、回収をすすめているが、ほとんど消費済みの状況となっているようです。

 県の対応としては、「当該施設に情報を提供し、残存品がある場合は使用の中止を要請し、回収状況を確認する」「関係施設に立入調査するとともに、今後更に、情報収集に努め、関係部局と連携して、適切に対応する」としています。

 この間、数々の事故米の流通の報道がありましたが、山口県への影響はありませんでした。ついに県内にも影響が出ました。儲けを第一にして、消費者の健康を後回しした業者の責任は極めて重大です。県民の食の安全確保のため、今回の事案を県は徹底的に解明すべきです。

 その上で、汚染米と分かっていながら流通にまわした農林水産省の責任も極めて重大です。同時にその根本には、年間77万トンもの米をミニマムアクセス米と称して必要もないのに輸入しつづけた問題があります。

 このミニマムアクセス米の問題では、中林よし子元衆議院議員の活躍が重要です。99年11月10日の衆議院農林水産委員会で、中林議員(当時)が、玉沢大臣に「WTO協定にミニマムアクセス米を全量輸入しなければならない規定はどこに書いてあるのか」と質問しました。玉沢大臣は、「ないと確かに。」と答えています。

 日本の農家には減反政策を強いて、義務でもない米の輸入を続けた国の責任は重大です。また、その輸入した米の中に汚染米が入っていたことを野放しにしていた国の責任は重大です。

 国は、この二つの点を猛省し、これまでの政策を転換し、食料自給率向上と食の安全確保のために力を尽くすべきです。

9月県議会が開幕しました。

 今週から宇部市内で、総選挙勝利を目指す日本共産党の支部と後援会の早朝宣伝が始まりました。月曜日は、運動会のため欠席、火曜日は祝日のため休みでしたので、今日から早朝宣伝に参加しました。

 今日は、岡本市議、そして地元の後援会の皆さん一緒に、マイクを握りました。久々の早朝宣伝でしたが、気合が入り、気持ちよく訴えることができました。今日、麻生総理が誕生したようですが、政治の中身を変える改革を訴えて頑張ろうと決意が漲ります。明日は、琴崎八幡宮前で時田市議、地元の後援会の皆さんと一緒に宣伝を行います。

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    後援会の皆さんと宣伝をする岡本市議

 マイクを置いて、県庁に直行し、10時からの9月県議会に出席しました。

 二井知事の議案説明が行われました。当選後初の議会と所信が語られましたが、「正直さを貫く」という言葉が出たこと以外に、新鮮さを感じるものではありませんでした。

 県政でも政治の中身を変える改革が必要だと痛感します。

 提案された議案の内、平成20年度一般会計補正予算は、一部で、私たちが主張してきたことが反映されたものとなりました。一つは、漁業者に対する燃油高騰対策です。この問題は、水野議員が先の議会で追及していました。岡山県では、燃油高騰分を直接助成する制度を創設しました。山口県は、省エネのエンジンを搭載することに対する助成ということで、不十分さは感じますが、制度が創設されたことは一定評価できます。

 補正予算に私たちの主張が反映された二つ目は、65歳以上の重度障害者が、後期高齢者医療に加入しなかった場合でも医療費助成の対象とする措置の予算化です。この対応は、8月1日から実施されましたが、ようやく予算化が実現したものです。

 この問題に対する私のこだわりは、私のブログを長い間読んでいただいている方にはよく分かっていただけると思います。私は、後期高齢者医療制度への強制加入の問題点を、腎友会の方々からお聞きし、主には、今年の2月県議会の厚生委員会で追及してきました。加入の強制は、全国で10都道府県しかないことが、マスコミで報道されたり、障害者団体の粘り強い運動があって、ようやく、知事が、6月県議会で改善を表明しました。

 「県民の苦難を取り除く」これが、私たちの立場です。この立場にしっかり立脚して、今議会も大いに県民の立場で発言を続けていこうと思います。

我が家の稲刈りが終わりました。

 今日は、午前中、雨宮講演会のチケットを預けていたプレイガイドを回りました。

 午後は、阿武北広域農道の建設現場から火山灰がしゅう曲して堆積した場所を発見された山口大学の永尾准教授 の研究室を訪ね、お話しをお聞きしました。

 永尾先生が現場で蒐集された大きな火山弾を見せていただきました。これだけ大きい火山弾は、国内では珍しいという事でした。

 私も現場で蒐集した火山弾と思われる石をを先生に見ていただきました。先生から「火山弾です。」とお墨付きをいただきました。

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見せていただいた火山弾は、直径50センチほどでした

 永尾先生は、現地の地層は、ジオパークに指定される見込みがある貴重な地層であることを強調されました。現地の地層を何らかの形で残すべきと主張されました。

 私は、山口県の財産として、後世に残すべきだと痛感しました。9月県議会では、その手助けが出来ればと思います。

 長尾先生にお会いした後、実家に直行し、親戚の方の援助を受けて、稲刈りをしました。昨日、私は、運動会延期のために手伝えませんでしたが、親戚の方に、二つの田の稲刈りを済ませていただきました。

 今日の最後の田の稲刈りには何とか間に合いました。

 昨年は、議会と重なり、稲刈りは全くできませんでしたが、今年は、田起こし、田植え、稲刈りと全てに関わることができました。

 稲刈りが終わるころ、白鷺が遊びに来ました。珍客に癒されます。

 父のバトンを受けて2年目の秋が終わろうとしています。来年も母の手助けをしながら3年目の耕作に励もうと思います。

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親戚の方の援助を受けて作業は順調に進みました

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私もコンバインに乗り今年の稲刈りが終わりました

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作業の終わりの頃、一羽の白鷺が遊びにきました

西宇部小運動会が今日行われました。

 今朝は、朝6時に小学校に向かい、一日延期された西宇部小学校運動会に参加しました。校長先生と、本日の運動会の実施を決め、6時半からの開始の号砲(花火打ち上げ)に立会いました。そして、先生方と所々に残る水溜りに真砂土を撒いたり、たるんだ万国旗をひっぱったりしました。PTA役員も、早出です。駐車場の線の引きなおしを皆で行うためです。そして、当初の集合時刻となり、まず、駐車場の担当の方々が配置につきます。

 そして、予定通り、9時20分に運動会に、これも花火の号砲とともに始まりました。妻は仕事の為、唯一の親として、参加している3人の子どもたちの演技を応援しながら、PTA競技が来るのを少々緊張しながら待っていました。PTA競技の前には、恒例のPTA会長あいさつがあるのです。今年から会長の私は、初めてのあいさつです。 私は、「月曜日の運動会となりましたが、参加者の皆さん方が二人分の応援をお願いします。」と訴えました。

 今年の運動会のスローガンは、「なかまを信じて助け合い、西宇部っ子パワーばくはつだ!」でしたが、スローガンに合致する運動会にすることができたと自負しています。

 子どもたちも助け合いましたが、PTAも助け合いいい運動会が出来たと自負しています。

 全ての行事が終わり、テントの後片付けなどを行い、午後4時に解散することができました。私の万歩計は、約2万歩になり、今日の充実度は上々でした。

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1・2年生の集団演技(3男は、左手後ろにいます)

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3・4年生の集団演技(2男は、旗の一つを持ちました)

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5・6年生の集団演技(長男は、左手後ろで演技しました)

運動会が明日に延期されました。

 今朝、5時半過ぎに教頭先生から電話がありました。「雨のため、運動会を中止しましょう。」。その後も雨が続き、宇部市内で予定されていた運動会はどこも中止されたことでしょう。

 子どもたちは、午前中授業のため雨の中、学校に行きました。

 私は、急に空いた時間を利用して、一つは、昨日の講演会の支払いに回りました。二つ目は、秋芳に水を汲みに行きました。三つ目は、映画「おくりびと」を観に行きました。

 先日聴いていたNHKラジオの映画紹介で、「おくりびと」が評価されていました。とても観に行く時間はないと思っていましたが、急遽、映画館に行くことにしました。フジグランウベのシネマスクエア7の小さめの会場での上映でしたが、私より上の世代を中心にほぼ満席でした。この作品は、第32回モントリオール世界映画祭でグランプリを受賞したようで、口コミで評価が広がっているのでしょう。

 本木雅弘扮する主人公の小林は、オーケストラのチェロ奏者でしたが、突然、リストラされます。故郷の山形に帰り、職を探します。「旅のお手伝い。NKエージェント」の広告を見て小林は面接に向かいます。小林は面接で、NKとは、納棺の頭文字で、仕事は納棺師だと知ります。小林は採用されますが、妻に納棺師と言えないままです。ある日、夫が納棺師だったと知った妻は、「汚らわしい」と、夫を罵倒し、実家に帰ってしまいます。その後は、・・・・。

 ストーリーはこれ位にしておきます。今年も多くの映画を観てきましたが、「こくりびと」は心に沁みる秀作でした。死に向き合うことの大切さをこれほど真剣に分かり易く説いた映画は初めてです。

 これからの人生で、この映画のことを繰り返し思い出すだろうなと思える作品でした。よく泣かせられるし、よく笑わされる映画です。ぜひ、お勧めします。

 次なる映画も見つかりました。「山桜」です。この映画が封切られた時に、県内での上映はありませんでしたので、行けず仕舞いでした。ついに「山桜」が来月末から宇部市で約1ヶ月間上映されます。原作は、藤沢周平。是非、観に行きたいと思います。

 PTA会長として初めての運動会ですが、明日は出来るでしょう。明日の朝は開始の号砲を鳴らすことが出来るよう、今日は早く休むことにします。

雨宮処凛講演会大盛況

 本日、憲法と暮らしを守る宇部地域共同センターが主催した雨宮処凛講演会が宇部市シルバーふれあいセンターで開催されました。講演会には、県内各地から250名の参加者があり大盛況でした。

 講演は、ローカルユニオン宇部委員長松富豊さんをインタビュアーに進行しました。雨宮さんは、2年間、右翼団体で活動した経験がありますが、離れるきっかけは、権力そのものが、右翼団体の主張をはじめたからと語りました。自民党へのアンチテーゼだった私たちの主張を、自民党がそのまま実行しはじめたことにおかしいと思った、と語ります。

 そして、雨宮さんは、自らフリーターとして生活してきましたが、その「生きづらさ」の原因が分かるきっかけとなった出来事を語りました。それは、06年にフリーター方々が組織したメーデーに参加したことでした。今までは、自分がフリーターであるこは、自己責任だと感じていたが、原因は、新自由主義であったり、柔軟型雇用形態などという財界の主張が実際の雇用現場に持ち込まれたことなどによることが分かったと雨宮さんは語ります。

 その頃から雨宮さんは、労働問題を扱う著作活動を本格的に開始をします。雨宮さんは、蟹工船と現代の状況は酷似していると言います。ある派遣労働者は、1日7700円の賃金と言われながら、部屋代や服代などを引かれて、残りは520円という状況だと言います。まさに、現代の派遣労働者の状況は、蟹工船の時代と同じだと語ります。

 後半は、参加者から雨宮さんに、質問も積極的に寄せられました。子どもさんが不登校だった経験を持つ女性、学費の高さに苦しむ学生、雨宮さんと同世代の女性として生きづらさを語る女性などから質問が相次ぎました。

 私は、この企画の言いだしっぺとして、多くの参加者で盛況の内に講演会が終わったことを大変喜んでいます。

 私が、雨宮さんの話を聞きたいと思ったのは、昨年でした。NHKラジオで語った労働問題に対する彼女の語り口と視点に感銘しました。そして、今年に入り私が、彼女にメールを送り、この講演会の準備がスタートしました。

 憲法9条を学ぶ市民講座は3回目です。第一回目は、高遠菜穂子さん。第二回目は、森達也さん。第三回目が、雨宮処凛さんでした。どの方も独自の視点で、貧困や平和や民主主義の問題に対する論述活動に取り組んでおられます。

 どの方々も山口県で初めての講演会が宇部市での私たち企画であったことを自負しています。

 雨宮さんと実行委員会のメンバーで食事を済ませた帰り道、「さあ、今度は、誰をお呼びしようか」と新たな構想を考え始めている私です。皆さん、宇部市に呼びたい方のリクエストがあればお教えください。

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    参加者の質問に答える雨宮処凛さん

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会場一杯の参加者が雨宮さんの話に耳を傾けました