議員日誌

川柳で知る志ん生

 「サライ」2月号は、古今亭志ん生を特集しています。

 この中に「川柳で知る志ん生」というコーナーがありました。

 当時の噺家が親睦を兼ねて「鹿連会」という川柳同好会を作って、志ん生も川柳を作っていました。

 演劇・演芸評論家の矢野誠一さんが志ん生が作った川柳を選んでいます。

 以下紹介します。

・・・

 味の素あまり不思議でなめてみる

 襟巻きを忘れた家の名が云えず

 捨てるカツ助かる犬が待って居る

 同業に悪く云われて金が出来

 干物では秋刀魚は鰺にかなわない

 ビフテキで酒を呑むのは忙しい

 ノミの子が親のかたきと爪を見る

 焼きたての秋刀魚に客が来たつらさ

・・・

 私がこの中で、一番好きな句は、「ノミ・・・」の句でしょうか。

 矢野さんは、サライの中でこう述べています。

 「何でもできる。それでいて、どこかに論理がなきゃいけない。だから難しい。その点が志ん生落語のあり様にも通じ、川柳が性分に合っていたのでしょう。」

 私は、30歳の頃から川柳を始め、四半世紀となりました。

 やはり、30代の頃から落語も好きで聴いてきました。

 やはり志ん生が一番ですね。

 これからも川柳と落語を趣味として生きていこうと思います。

 志ん生が川柳が好きだったとは、嬉しいですね。

 志ん生に対する皆さんの思いをお教え下さい。

宇部の方言

 右田昇さん、末永俊彦さん、牛尾芙美子さんによる「宇部の方言」が出版され、購入しました。

 私は、根っからの山口県人です。大学時代を除き、ひたすら山口弁のシャワーを浴びてきました。

 しかし、祖母の時代が使っていた言葉で今、使っていない言葉があることを感じます。

 本書から、クイズを出します。

 おっぴん こうしゃく しわい てぶらかす なぐれる はんごう まくじ やぜない ようとう わけ 

 私が、明確に分かったのは、こうしゃく しわい てぶらかす はんごう よいとう でした。

 正解率は半分です。私の子ども世代はどうでしょう。

 正解を紹介します。

 おっぴん お転婆娘

 こうしゃく 理屈をいう 

 しわい 噛み切れない けち

 てぶらかす 放棄する

 なぐれる 駄目になる

 はんごう 都合

 まくじ 目脂(めやに)

 やぜない 気ぜわしい

 よいとう 酔いどれ

 わけ 食べ残し

 私は、旧楠町の吉部出身です。

 宇部や美祢などの山間部と宇部市の海岸地域の言葉の違いを感じたことがあります。

 やぜない は、 しろしい と言ったりしていました。

 本書には、1000近い宇部の方言が記録されています。

 私が理解できるのは、3割強といったところです。

 グローバル化の中で、方言は消滅する方向でしょうか。

 しかし、地域の特性を言葉でも残したいですね。

 「宇部市の方言」を記録していただいた方々に感謝します。

 記憶は消滅しますので、記録が大切です。

 宇部市の皆さん 皆さんが使っている言葉で方言だと思う言葉をお教え下さい。

侠医 冬馬

 「JIN-仁-」の作者である村上もとかさんが8年ぶりに新しい幕末医療ドラマを描いた作品「侠医 冬馬」を読んでいます。

 「JIN-仁-」はコミックも大ヒットしましたが、ドラマも大ヒットして社会現象ともいえる状況でした。

 私も、当時、コミックもドラマも熱心に観て読んでいました。

 「冬馬」の舞台は、大坂大阪。幕末の大坂は、緒方洪庵が主宰した蘭学塾「適塾」と華岡南洋が主宰した医塾「合水堂」が土佐堀川を挟んで数百メートルに位置し、医学を学ぶ都でした。

 両方の塾で学ぶ冬馬の周りには、福沢諭吉や大村益次郎らがいます。

 こられの舞台と配役でどのようなドラマが生まれるのかこれから大いに楽しみです。

 関係者の皆さん、ぜひ、「冬馬」もドラマ化していただきたいと思います。

 来年あたりからおかがでしょうか。

 「冬馬」の感想、村上もとかさんのお勧め作品などお教え下さい。

琴芝で「藤本かずのりさんを囲む集い」

 本日、琴芝ふれあいセンターで、「藤本かずのりさんを囲む会」が行われ、10名の市民が集まりました。

琴芝藤本囲む会

 琴芝ふれあいセンターでの私を囲む集い

 私がお話した要旨は以下の通りです。

・・・

 琴芝地域での藤本かずのりさんを囲む会にご参加まことにありがとうございました。日本共産党の前県議会議員の藤本です。
 昨年からカウントして私がこのような集いに参加するのは、30回目でございます。北は、私の故郷・吉部から、東岐波から厚南まで、津々浦々で集いを開いてきました。今日は、様々な要望をお聞かせ下さい。
 今年は、猪年。統一地方選挙と参議院選挙がダブルで行われる年です。日本共産党は、安倍首相による「新しい軍国主義とファシズムの国家」へ改造を許さないという日本の命運のかかった連続選挙だと考えています。
 連続選挙は、安倍政治サヨナラ選挙と位置づけ、その緒戦が、県議会議員選挙です。この立場で、全力で頑張ってまいります。
 今度の統一地方選挙は、安倍政権による「地方こわし」を許さず、暮らし、福祉第一の自治体をつくる選挙だと考えています。
 山口県を福祉第一の自治体にするために、日本共産党は18日、村岡知事に対して、来年度予算編成に向けて82項目の提言を行いました。
 その中でも重点項目は、次の5点です。
 第一は、子ども医療費助成制度を中学校卒業までに広げることです。
 資料1の通り、宇部市では、中学校卒業まで医療費が無料になっています。しかし、県の制度は、就学前までのままですので、宇部市が上乗せして助成しています。「日本共産党の提言」の3ページにあるように、福島県では、高校卒業まで医療費無料です。山口県の制度を中学校卒業までに拡大すれば、宇部市としての財源を他の子育て支援に回すことができます。
 第二は、国民健康保険料を世帯1万円引き下げることです。
 「日本共産党の提言」の3ページにあるように、中国地方で、国民健康保険料の一人当たり平均額と所得に占める割合は、いずれも最高です。
 第三は、防災予算を倍加させることです。
 「日本共産党の提言」の5ページにあるように、土砂災害危険個所への防災施設の整備率は24%です。年間の砂防予算は、約50億円。一か所が約5億ですので、年間約10カ所。のこりが4729か所ですので、全部終わるまでは、470年かかることになります。
 資料2が、県内の主な河川の整備状況を示したものです。ダムをのけた河川だけの進捗率は、錦川が76%、木屋川が13.2%となりますので、厚東川の進捗率が最低となります。堤防未設置個所をなくします。
 第四は、若者の県内定住を支援するため、奨学金返済支援制度を持つ中小企業に助成金を支援する制度を創設することです。
 資料3は、岡山県の奨学金支援を行う中小企業への支援制度です。東京圏からのIJUターン就職する従業への奨学金返済支援制度です。岡山県が、9万円を限度に補助します。同様の制度は、広島県でも持っています。人口の社会減が著しい山口県こそ行うべきです。
 第5は、すべての公立小中学校で30人以下学級を実現することです。
 現在、山口県は、学年4学級以上の学校で小学校1年に限り30人以下学級で対応しています。学力の低下が心配されるのが、小1プロブレムと中一ギャップです。山口県は独自の統一テストを子どもたちにさせるなど学力向上には熱心です。「日本共産党の提言」10ページにあるように、全国5県で実施している中1での30人以下学級の実現は急務です。
 私たちの提言に対し、村岡知事は、防災対策については「着実にやっていかなければならない」と答えましたが、他は予算がないと答えました。
 「日本共産党の提言」の12ページをご覧ください。不要不急の公共工事を見直せば、暮らしと命を守る財源を生み出すことができます。
 県全体で見直しが必要なのは、第二関門橋です。関門海峡に橋かトンネルを掘る計画です。この計画は、政府自らが「無駄な事業」として凍結されましたが、ここ数年、地元の経済界と自治体で期成同盟会を再結成し、安倍政権のもとで調査費が復活しました。
 国民健康保険の1万円引き下げと子どもの医療費を中学校卒業するまで無料にするために必要な年間予算は約32億円です。第二関門橋をやめれば、60年以上、これら制度を継続することができます。
 宇部市ではどうでしょうか。宇部湾岸道路はわずか4キロ、2階建て道路で860億円かけて完成しました。延長は必要ありません。
 今、工事が続行されているのが、宇部港の整備です。
 資料4は、現在行われている宇部港の工事の内容ですが、まず、国によってマイナス13メートルの泊地と航路の工事が行われています。
 そして山口県が、東見初地区の埋め立て工事を行っています。
 東見初地区の埋め立ては、全体で、79ヘクタール。現在63ヘクタールの1期工事が、406億円で平成33年までの計画で行われています。
 先日、県宇部港湾管理事務所で担当者の方にお話しをお聞きしたところ、資料5の通り、埋め立ては遅れ、埋め立て延長を申請する見通しでした。
 現在、宇部港の長期構想の検討委員会が行われ、30年程度先を見越した長期構想の作成を今年度末をめどに行っています。そして、15年程度先を見越した宇部港港湾計画を来年度以降に策定する計画です。
資料6は、平成14年に作成された現在の宇部港港湾計画の目標である平成20年代後半の目標と実績です。現在のふ頭の規模で、十分対応できていることが明らかです。
 にも関わらず、東見初第二期工事に、194億円、新沖の山地域に391億円かけて新たな埋め立てを行う必要があるのでしょうか。
廃棄物処理場としての埋めては必要ですが、過大な目標を立て、過大な埋め立てをすれば、過大な財政投資と、埋め立てた後の土地利用計画が断たず、土地を持て余し、再び税金投入という事態となります。
 私を県議に再選させていただき、無駄な公共事業をチェックし、福祉を守る論戦を大いに行う決意です。
 最後に、エネルギー問題について第一に、上関原発問題です。
 今年に入って、中国電力の清水社長が、今年の夏で期限切れを迎える上関原発のための埋め立て免許の延長申請を6月頃に行うとしました。
 資料7は、19日の知事会見の朝日新聞の報道ですが、村岡知事は、「延長の理由を含め、要件を満たしていれば許可する」と述べました。
 新しく当選した県議会議員が臨む最初の6月県議会が、上関原発のための海の埋め立てを許すかどうかが問われる議会となります。
 埋め立てを認めず上関原発にピリオドを打つために、私を県議会に。
 資料8の通り、山口宇部パワー石炭火力発電所は、60万キロワット2基の石炭火力発電所を2基、2025年までに建設しようするものです。現在環境影響評価方法書の審議が終わり、環境影響評価準備書に審議が始まりました。環境大臣が「是認できない」とした計画は許しません。

・・・

 藤本囲む集いを皆さんの回りで開いてください。

 希望者は私までご連絡ください。

山陽小野田市新春のつどい

 昨日、日本共産党山陽小野田市新春のつどいが行われ、わたしが挨拶を行いました。

山陽小野田市新春のつどい

 山陽小野田市新春のつどいで挨拶をする私

 挨拶の趣旨は以下の通りです。

・・・

 山陽小野田市の新春のつどいにお集まりの皆さん、日本共産党の前県議会議員の藤本かずのりです。
 県議選の告示まで70日弱と迫ってきました。4年前の悔しさを糧に必ず勝利する決意です。山陽小野田市と宇部市は縁の深い地域です。宇部市の知り合いの方に、県議選は藤本、市議選は、山陽小野田市出身の浅田さんを始め4名の候補に大きなお声がけを賜りますようお願いいたします。
 今年は、猪年で、12年に一度の統一地方選と参議院選挙がダブルで行われる年です。安倍首相による「新しい軍国主義とファシズムの国家」へ改造を許さない、日本の命運のかかった夏までの連続選挙です。
 日本の命運のかかったたたかいの初戦を戦うのが、私です。安倍政治サヨナラ選挙の初戦、必ず勝利させて下さい。
 日本共産党県委員会は、18日の金曜日、村岡知事に対して、新年度予算編成に対する提言を発表しました。82項目に及ぶものですが、重点項目として次の5点を要望しました。
 一つは、子どもの医療費助成制度の対象を中学校卒業まで広げること
 二つ目は、国民健康保険料を世帯1万円引き下げること
 三つ目は、防災予算を倍加させること
 四つ目は、奨学金返済支援制度を持つ中小企業を支援すること
 五つ目は、全ての小中学校で30人以下学級を実現することです。
 医療費助成と国保値下げは年間30億かかりますが、2000億以上かかる下関北九州道路をやめれば、60年間、医療費助成と国保値下げが実行できます。不要不急の公共事業を見直し、暮らしと命を守る県政に向けて、北南地区唯一の県議に復活させて下さい。
 今年に入って、中国電力の清水社長が、今年の夏で期限切れを迎える上関原発のための埋め立て免許の延長申請を6月頃に行う意思を明らかにしました。村岡知事は、条件が合えば許可すると記者会見で答えました。
 新しく当選した県議会議員が臨む最初の6月県議会が、上関原発のための埋め立てを許すのかどうかが問われる議会となります。
 埋め立てを認めず上関原発問題にピリオドを打つために、上関原発ノーを訴える私を必ず県議会に送って下さい。

新春 藤本かずのり事務所びらき

 昨日、大小路の藤本かずのり事務所で新春事務所びらきを行い、約50名の皆さんにお集まりいただきました。

 日本福祉大学卒の先輩である森法房さんなどにもご挨拶いただきました。

新春 藤本事務所びらき

        森先輩と私

 楽しく心温まるご挨拶を頂きました。

 私がお話した趣旨は以下の通りです。

・・・

 県議会議員選挙の告示が3月29日。告示まで70日と迫ってきました。

 私は、昨年1月から、3260人の方と対話し、369回の街頭宣伝を行い、29回の集いに参加し、582人の皆さんと対話してきました。早朝宣伝は、月曜日から金曜日まで毎日。火曜日は二か所で行っています。

 私は持てる力を振り絞って5回目の県議会に戻る活動に取り組んできました。県議会に戻ることが出来るかどうか残り二か月半の活動にかかっています。私は54歳。早朝のウォーキング6年続けています。体力・気力で走り抜けてまいります。皆さんの力で県議会に戻してください。

 今度で、県議選挙は6回目の挑戦です。今回、一番力を入れて取り組んだのが、私を囲む集いの開催です。私の故郷・吉部で3か所。宇部市で一番の過疎地ですが、それぞれ20名以上の皆さんにご参加いただきました。

 私の住む厚南地域で、4か所。その内2か所は、連合自治会長さんのお膝元。ある校区は、自民党の議員さんが住んでおられる地域ですが、30名の方に参加いただき、県管理河川の草木の除去という要望を実現することが出来ました。

 日本共産党は、今度の統一地方選挙は、おごれる安倍政権に地方から審判を下す選挙だと位置づけています。膝を交えて有権者の皆さんと対話すれば、政治を変える仲間になっていただけることを実感しました。これから2か月半も「集い」を軸に、有権者の対話を徹底して行う決意です。

 昨日、新年度予算編成にあたって、村岡知事に、「日本共産党の提言」を手渡しました。重点要望したのは、①子どもの医療費助成制度を中学校卒業までに拡充する②国民健康保険会計に繰り入れをして保険料を下げる③災害予算を抜本的に増やす④奨学金の返済支援制度へ助成する⑤全ての公立小中学校で30人以下学級を実現する です。

 財源は、不要不急の大型事業を見直すことです。860億円かけた宇部湾岸道路の工事は終了しましたが、689億円かけて宇部港の工事が続けられています。国保の1万円値下げ、中学卒業まで医療費無料、年間約30億円ですが、宇部港の工事を半分にすれば、10年以上実施できます。

 コンパクトとインバウンドの暴走から住民の命と福祉を守る山口県を皆さんと一緒につくってまいります。私を必ず県議会に戻してください。

 ・・・

 大小路の藤本事務所にどうぞ皆さんお立ち寄りください。

 電話は、0836-39-6918です。