昨年、7月「県ことばを育てる親の会」は、「軽度・中等度難聴児の補聴器購入に公費助成を求める要望書」を5140筆の署名とともに、県知事あてに提出しました。
私は、署名提出直後の昨年8月県議会と今年2月県議会において軽度・中等度難聴児に対する補聴器購入助成制度を創設するよう質問を行いました。
2月県議会では、渡辺健康福祉部長が、「県独自の制度創設ができないか、検討したい」と答えました。
4月17日には、日本耳鼻咽喉科学会山口県地方部会(山下祐司会長)と日本耳鼻咽喉科学会山口県地方部会福祉医療委員会(池田卓生委員長)が二井知事に対し、「山口県においても、難聴児の健やかな成長と子育て支援のために補聴器購入費用の助成が必要であると考えます。何卒、軽度・中等度難聴児のための補聴器購入費用の助成をよろしくお願い申し上げます」とする要望書が提出されました。同趣旨の要望は、県議会議長や県内市町長にも行われました。
昨日、県議会の自民党と公明党の二会派が、「軽度・中等度難聴児に対する補聴器の購入助成制度の創設」を二井知事に要望しました。
二井知事は、「6月議会において、軽度・中等度難聴児に対する補聴器の購入助成制度について提案したい」と答えました。
今日、県政推進懇談会(知事、部長、県内市町首長が出席し、県側が市町に県施策を説明する場)が行われていますが、その中で、具体的な軽度・中等度難聴児に対する補聴器の購入助成の内容が説明されたようです。
助成事業の概要として、まず、対象者ですが、18歳未満。両耳の聴力が30デシベル以上。ただし医師が必要と認める場合は、30デシベル未満も対象となります。
所得要件は、「市町村民税所得割額が46万円以上の者がいる世帯を除く」です。
助成範囲は、購入経費・耐用年数経過後の更新経費・修理費です。
助成額は、概ね、耳かけ型で52900円~76300円、耳あな型9600円~137000円です。
実施方法は、市町事業に半額補助を行います。補助は、(県3分の1、市町3分の1、本人負担3分の1)です。
今後のスケジュールとしては、6月議会で補正予算案が提出され、6月議会可決後、速やかに施行を目指すこととしています。
関係者の長い運動と議会の論戦で、この程、軽度・中等度難聴児に対する補聴器の購入助成がスタートする見込みが立ちました。
私は、議会論戦を行った議員の一人として制度創設を喜んでいます。関係者のご努力に感謝いたします。この制度創設で、県内難聴児が更に、発達する環境が拡充されることを切に願います。
この制度創設に関するみなさんのご意見をお聞かせ下さい。
民主青年同盟山口県委員会(真鍋由希委員長)は、昨日、山口県に「若者にまともな仕事と人間らしい生活を求める要望書」を提出し、懇談しました。これには、真鍋委員長のほか、日本共産党の衆院比例中国ブロック予定候補の石村智子さんらが参加、私が同席しました。
真鍋委員長は、県としても、フリーターへの公的職業訓練の場を保障する、若者就職支援センター(ジョブサロン)の拡充(中国地方は岡山県が三ヵ所、他は二ヵ所で、山口県だけ一ヵ所)など全力をあげて欲しいと要望しました。
民主青年同盟山口県委員会の申し入れ(右端が私)
対応した商工労働部労働政策課の山根信之課長らは、若者の雇用問題は緊急重点課題であり、県としても大いに力を入れたいとのべ、個別の要望や施策について回答。ひきつづきアンケートなどにもとづく懇談をすすめていくことになりました。
4月18日(水)から22日(日)まで、山口県議会山東省友好訪問代表団の一員として中国に行ってきました。
18日、宇部空港で出発式が行われ、12時にチャーター機で山口宇部空港を出発しました。
山口宇部空港での出発式に参加する県議会訪問団
チャーター機は、山東省済南国際空港に無事到着しました。
18日、午後6時30分から行われた、山口県・山東省友好30周年記念大会に参加しました。
姜大明山東省長が山口県と山東省の友好都市締結30周年の歴史を振り返り、「これからも友好関係を発展させよう」と訴えました。
山口県・山東省友好30周年記念大会での姜山東省長
19日は、山東博物館で行われた陶芸展・回顧展・山口県観光物産展開幕式に参加しました。
陶芸展・回顧展・山口県観光物産展の開幕式
夜は、山東省人民代表大会を表敬訪問し、夕食会に参加しました。
尹彗敏山東省人民代表大会副主任が、挨拶しました。
20日(金)は、午前中、高速鉄道で、済南市から青島市に移動しました。
この地域の車両はドイツのものでした。
済南市から高速鉄道で約1時間半かけて青島市へ
午後は、ジェトロ青島事務所を訪問しました。
北条所長から青島市での日本企業の状況が報告されました。
青島市内で日本企業が約800社活動しており、425社で日本人会を作っているとのことでした。
ジェトロ青島事務所で説明を受ける議員団
21日(土)、午前中は、青島市即墨にあるハイテク野菜農園を視察しました。
農園では、果樹や野菜が様々栽培されていました。
写真はキャベツが栽培されている様子です
午後は、青島港を視察しました。
青島港の国際コンテナ取扱量(2011年)は1,396万TEUで世界4位の規模です。
視察したのは、前湾港地区でした。
コンテナターミナルが11バース、年間処理能力650万TEU超で世界最大級ということです。
水深は17.5m。ガントリークレーンが37台設置されていました。
世界最大級のコンテナターミナルエリアに圧倒される
青島港では、新たに董家口港区を2009年から建設し、13バースの港になる予定です。
22日(日)は、2008年北京オリンピックの際、ヨット競技が行われたゾーンなどを視察しました。
青島市のオリンピックセイリング博物館
帰路は、青島空港から山口宇部空港に向かいました。
スタートが遅れ、5:30過ぎに、無事、山口宇部空港に到着しました。
山東省の済南市と青島市を視察しました。
成長が少し鈍化してきたと言われている中国ですが、これから数十年は、世界経済を牽引する存在になることは間違いないでしょう。
その事を実感する視察となりました。
世界経済と日本経済と山口県経済を考える上で、中国経済と山東省経済から、目が離せないことを痛感する視察となりました。
そのためにも、日中友好と山口県・山東省友好が欠かせないことを実感する視察となりました。
現地で、私たちのお世話をして下さった山東省人民政府の趙さん、青島華青国際旅行社の王さんに感謝いたします。
中国は、数年前に訪れた大連・瀋陽に次いで2度目でしたが、再度訪れたいと思います。
過去からも現代からも中国から学ぶことが多くあることを感じる訪中でした。
2006年12月末から本ブログがスタートして、5年半が経過しました。
この間、メディア環境が大幅に変化してきました。
一方で、本ブログも様々な不都合が発生する事態となりました。
つきましては、本日9:30~4月21日(土)9:00まで、本ブログを大規模メンテナンスすることになりました。
この間は、ブログの更新はいたしませんので、ご了承下さい。
閲覧については、支障がないとのことですので、ご覧下さい。
5年半の間、ほぼ毎日、ブログを更新してきました。
私もこの間は、しっかり充電したいと思います。
18日から22日までの間、「山口県議会友好訪問代表団」の一員として、友好都市締結30周年を迎えた山東省訪問する予定になっています。
最新の中国をしっかり学んできたいと思います。
さて、更新ソフトが新しくなることや、訪中する関係で、ブログ更新は、22日夕方以降になるものと思います。
可能な限り速やかにブログを再開し、訪中の様子をご報告したいと思います。
しばらくの間、ご不便をかかけしますが以上よろしくお願いいたします。
美祢市の国道316号線美祢トンネル南側の公園が「数年前から植栽の剪定がされていない」との声を住民の方からお聞きし、県宇部土木建築事務所美祢支所に伝えました。
県土木美祢支所の担当者は「歩道に面した植栽の剪定は今年度実施したい。公園全体の整備については、年度末以降対応したい」と答えました。
昨日、実際に現地に行ってみました。近所の方にお聞きすると、「不法投棄も増えており困っている」とのことでした。
歩道に面した植栽は剪定されることになりました
植栽が茂り、木々の間に不法投棄が目立ちます
早急に、全面的な整備を改めて望みたいと思います。
美祢市では、今日から市長・市議会議員選挙が行われます。
今から、日本共産党候補の出陣式に行ってきます。
午後は、自治会主催の花見です。
引き続き、皆さんの要望をお聞かせください。
昨日、森田芳光監督の遺作「僕達急行―A列車で行こう―」を観ました。
全体に漂う流れが春風のようで、とても小気味いい映画でした。
森田監督作品は、「家族ゲーム」以来、常に私の青春の横にありましたが、映画館で見たのは、「椿三十郎」程度でした。
新しい森田作品に出会うことが出来ないことは誠に残念です。
この映画は、「鉄道好き」の松山ケンイチ演じる小町と瑛太演じる小玉の青春ラブコメディー。
松山ケンイチも瑛太も、今の日本映画を代表する役者ですが、今回の映画では、二人とも肩の力の抜けた役を上手に演じています。
私の好きな女優さんの一人が貫地谷しほりさんです。今回もいい味出していました。これからも応援します。
森田監督はこの映画に寄せて「これからの時代の人間関係は、『趣味』を通して豊かになっていくのではないか」と述べています。
監督のこの言葉通り、二人の青年が恋と仕事と好きな事を実にバランスよくこなしています。
これらの流れが私にとってとても小気味いいのです。
私たちの今が、いかにあくせくしているのかが良く分かります。
今の青年は、正社員になっても、当然、非正規社員であっても、余裕が与えられていないと聞きます。
本来の社会は、青年に、恋と仕事と好きな事をバランスよくこなせる余裕を与えるべきだと、この映画を見て痛感しました。
余裕が必要なのは、青年にだけではなく私たち世代にも同じことですが。
「世の中捨てたものじゃない。そんなにあくせくせずに、楽しいこと見つけて人生エンジョイしましょう」とこの映画は訴えています。
その訴えは声高ではなく、春風のように。
それぞれの荷物を少し置いて、電車に乗ってうたた寝でもしたくなるような映画でした。
森田監督、最後にすばらしい作品をありがとうございました。