公益社団法人日本PTA全国協議会は、今月8日、尾上会長名で「教職員の合理化計画に反対する緊急要望書」を発出しました。
「緊急要望」は「日本の教職員は他国の教職員に比べて職務の花幅が広く勤務時間も長く、教職員の数は、現在でも十分でありません」と指摘しています。
その上で、要望書は、「全国62協議会会長の総意をもって教職員の合理化計画に反対し、更なる教職員体制の充実を強く要望」すると締めくくっています。
横浜市PTA連絡協議会と今月17日、日本PTA連合協議会と連名で、この緊急要望書を市内選出の国会議員に渡しました。
その一人、日本共産党の畑野君枝衆議院議員は「衆議院文部科学委員会で35人学級の推進を求める決議があがった。私の質問に
下村大臣が『35人学級のための法改正を概算要求に入れることを検討する』と答弁した。子どもたちの未来のために教職員削減反対をともに取り組もう」と森川横浜市PTA連絡協議会会長らに応じました。
6月9日には、全国連合小学校長会が「教職員定数の計画的な合理化に反対する緊急意見書」を大橋会長名で発出しました。
全国連合小学校長会の意見書は教職員定数の削減する議論は、「現在の学校現場の状況を全く理解していない、財政的視点のみの机上の空論であり、極めて遺憾」と述べています。
更に、学校統合について「学ぶ場所を自分で選ぶことは出来ない子どもたちのためにも、財政的な観点から学校統合を促すのではなく、地域の主体的な判断を損7兆することが、真の地方創生につながります。」と述べています。
その上で、「現在行われている財政論の観点からのみで現場の実情を全く顧みない教職員定数の合理化計画に断固反対します。」としています。
日本PTA全国協議会と全国連合小学校校長会が教職員の合理化計画に反対する要望書等を発出しました。
私は、山口県PTA連合会理事、宇部市PTA連合会会長として、これら要望書の内容を支持します。
山口県選出国会議員にこれら要望書を届けたいと思います。
安倍内閣は、これら要望書に耳を傾けるべきだと思います。
安倍内閣に置かれた経済財政諮問会議や財政制度等審議会において、相次いで、教職員定数の合理化計画を策定との意見が出されています。また、学校統合を促進する動きも活発です。
皆さんはこれらの問題をどうお考えですか、ご意見をお聞かせ下さい。
本日、うべ憲法共同センターの設立総会が約60名の市民が参加して行われました。
60名の市民が参加して憲法共同センターが発足
総会で、代表に、宇部協立病院医師である坂田勇司先生を、事務局長に私を選びました。
また、7月19日に憲法学者である小林節さんを招いた講演会を行う行動計画を確認しました。
設立総会の後、戦争法案に関する学習会を山口民報の山本編集長を講師に行いました。
山本さんは、「ドイツ軍のアフガン派兵は、後方支援と国際治安支援部隊(ISAF)の活動が中心だった。帰還後の心的外傷後ストレス障害による自殺者などを含めて兵士55人が死亡した。ドイツ国際政治安全保障研究所のマルクス国際安全保障部長は『ドイツ兵の多くは後方支援部隊にいながら死亡した。戦闘現場と広報支援の現場を分けられるという考え方は、幻想だ』と指摘している。(朝日新聞2014年6月15日)安倍首相は、後方支援だから大丈夫と宣伝しているが、自衛隊がドイツ軍のようになることは明らかだ。」と指摘しました。
その上で山本さんは、「戦後70年間戦争をしなかったのは、国連加盟193か国のうち8か国しかなく、アジアでは日本とブータンだけだと日本経済新聞が今年1月24日に報道している。日本は、憲法9条に基づく平和外交で国際的な役割を発揮すべきだ。」と訴えました。
総会、学習会の後、参加者は、市内をパレードしました。
山口県総合庁舎を出発してパレードを行いました
「憲法9条を守ろう!」「憲法違反の戦争法案は廃案にしよう!」などと市民に訴えました。
パレードに車や家から手を振る市民の姿が多くみられました。
私は、事務局長として、うべ憲法共同センターの活動を促進していくために役割を発揮したいと思っています。
当面、7月19日に行われる小林節さんの学習会成功に力を尽くしたいと思っています。
引き続き、戦争法案に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
今日は、浄土真宗本願寺派山口教区宇部北祖の総代研修会が私が責任総代を務める常光寺で行われました。
生憎の雨の天気でしたが、朝から、裏方などを務めました。
さて、6月9日のしんぶん赤旗日刊紙の「『戦争法案』今言わなければ」に、浄土真宗本願寺派総長、龍谷大学理事長などを歴任し、全日本仏教会の理事長も務められた豊原大成さんが登場しました。
「苦労してでも殺し合いはすべきでない。苦労というのは外交努力ですね。そもそも中国や朝鮮半島の国がなかったら日本の文化はありえません。漢字もぶっ局もそこからきた、大事な『先輩』なのです。」
「安倍首相は、日本が攻められなくとも他国の軍隊を軍事支援する集団的自衛権の行使を認め、法案化までしました。いろいろな『要件』をつけ、歯止めをかけるといいますが、戦闘になれば『ここまではいいが、ここから先はいかん』というのは非常に難しい。戦争か平和かという重大な問題の判断を、あまりに急ぎ過ぎではないでしょうか。」
安倍首相は、仏教会の重鎮である豊原さんの意見に耳を傾ける時だと思います。
引き続き、戦争法案に対する皆さんのご意見をおきかせ下さい。
畠中恵さんの「まんまこと」を読んでいます。
畠中さんの名前は、10年前位から書店で気になっていました。
「しゃばけ」シリーズのヒットなどは知っていましたが、今まで手に取ることがありませんでした。
「まんまこと」は、7月16日からNHK木曜時代劇で放映されることが決まり、ようやく手にしました。
主人公の麻之助は、江戸の町名主の跡取り息子。
江戸時代の町名主は、家庭裁判所のような役割を果たしており、町内の様々な事件に麻之助が裁定を下します。
ドラマでは、福士誠治さんが麻之助役を演じます。
時代劇を数々経験した福士さんですので、所作もばっちりだと思います。
高橋秀樹さんや石橋蓮司さんなど時代劇の大ベテランらが脇を固めます。
とりあえず、ドラマ開始までの間は、原作を大いに楽しみたいと思います。
今、シリーズ第一弾「まんまこと」の第二話「柿の実を半分」を読んでいます。
麻之助、清十郎、吉五郎のコンビが難事件を解決していく人情ミステリーの世界の入口に立ったところです。
この世界を大いに満喫したいと思います。
その次は、「しゃばけシリーズ」にも入っていきたいと思います。
畠中恵さんのファンの皆さん、お勧めの一冊をお教え下さい。
この間、私は、うべ憲法共同センター準備会の事務局として、憲法学者の小林節さんの宇部講演会の企画を進めてきました。
正式に、小林先生の了承や会場押さえなども終わり、小林先生を招いての宇部市講演会の概要が決まりました。
20日に行う、うべ憲法共同センター設立総会で講演会開催を確認をして、本格的に、取り組んで行きたいと思います。
これまで、決まったことを紹介します。
憲法学者・小林節さんを招いての戦争法案学習会
講師 憲法学者・小林節さん
小林節慶應義塾大学名誉教授
演題 「新安保旺盛は、法的、政治的、経済的に愚策」
日時 7月19日(日)午後2時~4時
場所 宇部市男女共同参画センター 3階軽運動室
主催 うべ憲法共同センター
共催 憲法9条の会うべ
小林節さんのプロフィールは下記の通りです。
「慶応義塾大学名誉教授、弁護士。法学博士、名誉博士(モンゴル、オトゥゴンテンゲル大)。1949年東京都生まれ。1977年慶大大学院法学研究科博士課程修了。ハーバード大学ロー・スクール客員研究員等を経て、1989年‐2014年慶大教授。その間、北京大学招聘教授、ハーバード大学ケネディー・スクール・オヴ・ガヴァメント研究員等を兼務。2014年より慶大名誉教授。著書に『「憲法」改正と改悪』(時事通信社)、『白熱講義!日本国憲法改正』(KKベストセラーズ)他。」
会場は、350名入場いただけます。
参加希望の方は、トップページから私あてに連絡して下さい。
小林さんは、憲法審査会で「戦争法案は違憲」と発言した参考人のお一人です。
小林さんから直接、戦争法案の問題点を聞けるチャンスは、県内ではめったにありません。
一人でも多くの皆さんのご参加をお待ちしています。
宇部市PTA連合会と宇部市立小・中学校長会と宇部市教育委員会の3者は、今年4月「スマホやゲームの約束」をまとめ、各家庭に配布しました。
今日は、西岐波小学校の家庭教育学級で、「スマホやゲームの約束」について学ぶ学習会が行われ、宇部市教育委員会学校安心支援室の石崎先生と宇部市PTA連合会を代表して私が講師として話をしました。
約60名の会員の方々の前でお話しました。
私が行った話の要旨は以下の通りです。
・・・
今年度から宇部市内の小中学校のPTA連合会会長を務めることになった西宇部小学校PTA会長の藤本です。今日は、貴重なお時間をお借りして、私からは、宇部市PTA連合会・宇部市立小中学校長会・宇部市教育委員会が今年3月にまとめた「スマホやゲームの約束」について報告させていただきます。
まず、自己紹介です、私には、4人の子どもがいます。県立高校3年の長男、私立高校1年の次男、厚南中2年の3男、西宇部小5年の長女です。
次男がスマホを持ち、残りの子ども達も、ラインやゲームを行っています。どの子も家に帰ったらまず、スマホを開く生活です。
私も10代の4人の子どもを持つ親として、子どもの成長にとってのスマホの影響を心配しています。どうしたら子どもへの影響を少なくできるだろうかと考える一人です。PTAの中でも年ごとに「スマホ」と子どもの関係が大きな議論となり、昨年度、宇部市PTA連合会の専門部の一つである「家庭教育問題委員会」が「スマホ」の問題を協議し「スマホの約束」をまとめました。
スマホが与える子どもたちの成長への影響の問題は、小中学校や教育委員会でも大きな問題として捉えられており、宇部市PTA連合会の提案を基礎に、3者でまとめられたのが、お配りしている「スマホやゲームの約束」です。
子どもへのスマホの影響については、教育委員会から説明があった通りです。「スマホやゲームの約束」7行目以降が3者の提案です。
「もはやネット抜きの生活が考えられない状況の中、それらの問題を解決するにはスマホなどの利用方法に対する教育を子どもだけでなく大人も考えることが必要であり、そのためには家庭における子どもと保護者での話し合いによるルール作りをすることが最も重要となります。」
そして、3者として、①家庭でのルールを作りましょう。②小学生は午後9時まで、中学生は午前10時までの利用としましょう。との二つの約束を提案しています。
次男が通う高校でやまぐち総合教育支援センターの方から「子どもを取り巻くネット社会」と題するお話を聞きました。昨年7月NHKで放映された「クローズアップ現代」で、夜何時以降スマホ禁止を決めた自治体で子どもたちに感想を聞くと、概ね歓迎だったとのことでした。「時間制限が、メールなどを終わる合言葉になった」。子どもたちも「実はみんな困っていた」との感想も出されたそうです。
宇部市の小中学生がスマホを止める合言葉に小学生は午後9時、中学生は午後10時という3者の「スマホやゲームの約束」を大いに活用していただきたいと思います。実際に、西岐波小学校の子どもたちが午後9時までに、スマホを止めることが出来るかどうかは、親子で話し合い、子どもが納得した上でのルールづくりが大切だと思います。私も10代の子どもを4人抱えていますので、親の一方的なルール決めは効果を果たさないことを痛いほど経験しています。粘り強く子どもと話し合った上でのルールづくりが重要だと思います。そして、決まったルールを二枚目の紙に書いて家族が見えるところに貼っておくことが必要だと思います。家庭でのルール作りの例なども書いていますので参考にして下さい。
家庭でのルール作りの例として、一番目に「使用時刻だけでなく一日の利用時間を決める。」とあります。我が家の小中学生の使用時刻はほぼ守られていますが、利用時間の長さが気になります。
「インターネット依存症」の予防活動を行っている「エンジェルアイズ」という団体が作られたチェック表をお配りしています。一枚目は、円グラフにして、ネットの時間を表にしてみようという資料です。
二枚目は、一日のネット利用時間の目標の達成率を表示して、感想を書いてみようというものです。子どもに自分の生活におけるネット利用時間を客観的して見直させることが大切なのだと思います。
併せて、この資料に、ネット依存チェック!が載っています。我が家の子どもたちも当てはまる項目があるようです。参考にして下さい。
最後に、ネット依存の自覚があったらという資料に、対処法が書いてありますので参考にしていただければと思います。
子どもたちの健やかな成長のため「スマホやゲームの約束」が西岐波小学校の各家庭で実践されますことを大いに期待したいと思います。今日は、この様な場を開いていただきましてまことにありがとうございました。
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私も悩める保護者の一人として、引き続き、スマホと子どもの発達の問題について、会員の皆さんと学んでいきたいと思います。
学習会の後に、給食試食会があり、西岐波小学校の保護者の皆さんと一緒に給食を食べました。
地場産の食材が満載の給食でした。
合間で、会員の方々と様々な話が出来てよかったです。
「打って出る宇部市PTA連合会」として、今後とも会員の皆さんとの対話の機会を増やしたいと思います。
スマホの問題について皆さんのご意見をお聞かせ下さい。