先輩が「親鸞激動編」を読んでおられ、「とても面白いよ」と紹介され、五木寛之著「親鸞」を読んでいます。
親鸞上下は、親鸞が生まれ、30代までの物語です。
親鸞の幼少時代は、「範忠」。仏門に入ってからは、「範宴」。
今は、法然と出会う直前、範宴19才の頃を読んでいます。
川村湊氏は、新聞の書評に「伝奇小説の手法で宗教小説を書いたとしたら、どうなるのか。五木寛之氏の『親鸞』はそうした試みのように思える。」と書いていますが、全くその通りです。
平四郎との出会いや再会などの場面はまさに伝奇小説の様です。
ハラハラ、ドキドキしながら親鸞の青春を一緒に謳歌しています。
民衆のための仏教とは何かを模索する若き日の親鸞の姿は、今の私の仕事にも通じる視点があることを痛感します。
親鸞の真摯な姿に学ぶ点が多々あります。
五木さんの作品といえば、「青春の門」。議員になったばかりの20代後半頃に一気に読みました。
五木さんが2000年以降書かれた、「日本人のこころ」シリーズも30代の後半に熱心に読みました。
そして、40代後半で出遭った「親鸞」。これも魅力満載です。
五木さんの本に10年ごとに魅かれている自分に気づきました。
五木さんは、1932年生まれですから今年で80才です。
五木さんからの成熟したメッセージをしっかり受け取っていきたいと思います。
この夏は、「親鸞上下」、「親鸞激動編上下」とともに過ごすことになりそうです。
五木ファンの皆さん。そして、「親鸞」ファンの皆さん。ご教示下さい。
読書を人生を豊かにしてくれます。
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