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「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼する」世界を今こそ

 7月1日のしんぶん赤旗日刊紙は、米軍岩国基地の機能強化について次のように報じました。
 「米海兵隊岩国基地に米空軍の最新鋭ステルス戦闘機30機が結集し周辺地域での低空飛行など訓練を繰り返し、住民から『空母艦載機が海外へ出ているのに、外から来た飛行機がぶんぶん飛び回っていてうるさい』などの声が上がっています。今回の訓練は、米空軍が最前線の飛行場や基地に戦闘機・爆撃機を支援部隊と緊急投入する迅速戦闘運用(ACE)による展開で、日本が米軍の海外で行う軍事作戦の前線基地にされようとしています。岩国基地にはアラスカから第356遠征戦闘飛行隊のF35A戦闘機18機が4日に飛来。15日には、ハワイ州兵の第199遠征戦闘飛行隊のF22A戦闘機12機が飛来しました。F22は、すでに1日から嘉手納基地に展開し、空中給油などの訓練をしていました。今回のACEでは、複数の飛行隊を束ねて指揮するアラスカの大354航空遠征航空団(AEW)も進出。同航空団が、対中国を想定した『自由で開かれたインド太平洋』の作戦で空軍と岩国基地の海兵隊の戦闘機を含めて一体で指摘します。イラク戦争で米軍から派遣し遠征航空団に、各地の遠征戦闘飛行隊を配置して作戦をした『航空宇宙遠征軍』と同じ部隊運用です。岩国平和委員会の吉岡光則事務局長は『岩国基地は2018年に厚木基地から米海軍空母艦載機が移転し、海兵隊のF35Bも32機配備されました。海兵隊だけでなく陸海空を含む米4軍の出撃基地に大きく変質しています。港湾には米海軍の強襲揚陸艦や、海上自衛隊『いずも』が入り、戦争を支える補給・兵站(へいたん)拠点としても重要性を増しています』と指摘します。インド太平洋地域で最大の米軍演習バリアント・シールド22(6~17日)には強襲揚陸艦『トリポリ」に搭載した岩国基地配備のF35Bが参加。パラオに354AEW指揮下で岩国基地からF35A、三沢基地の海軍EA18G電子攻撃機が進出し、パラオ億歳空港を拠点に、嘉手納基地の陸軍第一防空砲兵連隊第一大隊とパトリオットミサイルの実弾射撃も行いました。吉岡さんは『安島で米軍と他国の偶発的な衝突が起こり、戦争になれば、岩国基地は攻撃対象になり、街は日の海になりかねません。参院選で自公やその補完勢力など『戦争する国』づくりに突き進み、憲法改悪を狙う勢力が伸びたらたいいへんなことになります。平和を守るためには『平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼』し、全世界の国民が平和のうちに生存する権利を有するこよを確認した憲法前文に立ち返ることです。憲法に基づく外交で紛争を平和的に解決する政府に変えていくことこそ求められています』と話しています。」
 岩国基地にかつてない戦闘機や軍用艦が集結している背景には、「米空軍が最前線の飛行機や基地に戦闘機・爆撃機を支援部隊と緊急投入する迅速戦闘運用(ACE)を行うことがあったとあります。
 アラスカの航空遠征航空団が、対中国を想定した「自由で開かれたインド太平洋」の作戦で空軍と海兵隊の戦闘機を一体で式していることも書かれてあります。
 同時に行われた米軍の演習に、強襲揚陸艦と搭載機が参加していることも書かれてあります。
 岩国平和委員会・吉岡事務局長の「アジアで米軍と他国の偶発的な衝突が起こり、戦争になれば、岩国基地は攻撃対象になり、街は火の海になりかねない」との指摘は重要です。
 「ウクライナのように日本が攻められたらどうするか」を口実に軍備拡大を狙う自民・公明。
 自民党の防衛族の議員が「軍備は福祉」と豪語したと言います。
 ウクライナではショッピングセンターが攻撃され多くの市民の命が奪われました。軍事対軍事のエスカレーションの結末をウクライナの悲劇が教えてくれます。
 吉岡事務局長が紹介した日本国憲法の全文「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼」することを日本国内で貫き、日本はこの立場で世界平和に貢献する外交努力を行い、紛争を平和的に解決する努力を行うことが、「ウクライナのように日本が攻められない」唯一の方法だと私は考えます。
 自民党は、軍事費の倍増とも言っていますが、そうなると年金の更なるカットなどにつながります。
 消費税は下げないが軍事費は必ず上げる自民党をこの参議院選挙で勝利させてはならないと思います。
 消費税を下げ、社会保障費を上げることができる、国民本位の日本をともに作っていきましょう。
 比例代表選挙は日本共産党に皆さんの大きなご支援をお願いいたします。
 

県身体障害者福祉センターの2階トイレと体育館の床を木材にと要望

 私は、6月17日に一般質問で登壇しました。
 今日は、障害者スポーツについて報告します。
 1974年に竣工した県身体障害者福祉センターは、本県における障害者スポーツ振興の中核施設として役割を果たしてきました。しかし、築47年が経過し、更なる環境整備が必要になっています。
 私は、同センターが、これからも、障害者スポーツの拠点となるため、①体育館2階のトイレの改修②体育館の床を木材にする必要があると質しました。
 弘田健康福祉部長は「お示しのトイレを含め、県身体障害者福祉センターの施設整備については、これまでも優先順位をつけ、順次、修繕・改修してきたところであり、今後も、老朽化の状況などを考慮しながら、計画的に修繕等を進めていく。なお、体育館の床については、関係団体からの要望を踏まえ、平成29年度に、転倒時の安全性に配慮した床材に改修したところであり、更なる改修については考えていない。」と答えました。
 体育館利用者が2階のトイレが使えず、1階まで行かなければならない状況については、一日も早く改善していただきたいと思います。
 体育館の床は、当初、コンクリートでした。コンクリートではということで、現在、ビニール系素材の床材が敷かれているところです。
 しかし、車いすバスケなどの大会は、全て木材の床材の体育館が会場となっています。
 ですから、県身体障害者スポーツセンターをメイン会場にした大会は開催できないという状況とお聞きしました。
 築47年ですので、中長期的には、県身体障害者スポーツセンターの建て替えも視野に検討が必要だと感じます。
 引き続き、県身体障害者スポーツセンターの改修を始め、障害者スポーツの振興のために発言を続けていきたいと思います。
 皆さんのご意見をお聞かせ下さい。