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山口県の確保想定病床利用率(13日時点)は31.9%

 今朝のしんぶん赤旗日刊紙は、都道府県ごとの新型コロナウイルス患者用の病床使用率(13日時点)について次のよに報じました。

 「厚生労働省は16日、新型コロナウイルス患者用の病床利用率(13日時点)を公表しました。感染ピーク時の確保想定病床の利用率が50%以上に達し、緊急事態宣言の対象となるステージ4(爆発的感染拡大)の目安に達したのは福島や東京、愛知、大阪など18都府県で、重傷者用も考慮すると神奈川も加わり計19都府県となりました。先週(6日時点)より8県多く、東京は83.2%で全国で最も高くなりました。使用率が20%以上で2番目に深刻な『ステージ3』(感染急増)は21道府県で、前週より4県減りました。他にステージ4水準だったのは、栃木、群馬、埼玉、千葉、長野、岐阜、三重、滋賀、兵庫、広島、福岡、長崎、熊本、東京。東京の次に高かったのは兵庫(77・5%)でした。重傷者用を含めると、政府が緊急事態宣言を発令した地域では京都を除く10都府県で50%以上となりました。重傷者用でステージ4水準だたのは神奈川(51.0%)、大阪(65.7%)、兵庫(58.3%)、沖縄(50.9%)の4府県。」

 しんぶん赤旗日刊紙が取り上げた厚生労働省の最新の「都道府県の医療供給体制等の状況」から山口県の状況を見てみます。

 山口県の全入院者に対する確保想定病床使用率は、31.9%、先週より7.6%増えています。20%を上回っていることから山口県は、ステージ3(感染急増)の段階にあると言えます。

 尚、山口県の重傷者に対する確保想定病床使用率は、1.5%です。先週より0.7%減少しています。

 山口県は、国の新型コロナウイルス感染症対策分科会において示された目安を参考に、独自の指標を持っています。(詳しくは、県のホームページを参照ください。)

 今日の県ホームページから、県が示した各指標の状況を見てみます。

 県が示した指標がステージ3に達しているものが二つあります。

 第一は、稼働病床数(1月12日時点)です。

 直近の数値が135床。県が示しているステージ3は、105床~210床ですので、県が示した指標で言っても、この指標ではステージ3の段階にあると言えます。

 第二は、直近1週間の新規感染者数(1月6日~1月12日)の増加比です。

 直近の数値1.6。県が示すステージ3は、直近1週間がその前の1週間より多い(1.0超)ですので、この指標ではステージ3の段階にあると言えます。

 県が示すステージ3の概念は「感染者の急増及び医療提供体制における大きな支障の発生を避けるための対応が必要な段階です。

 今示した二指標の現状値以外、ステージ3に到達している指標はありません。

 重症患者用病床は、現状値が2床。ステージ3は34~67床です。

 療養者数は、現状値が149人。ステージ3は、200~339人です。

 直近1週間のPCR検査陽性率は、現状値が3.0%です。ステージ3は10%以上です。

 直近1週間の新規感染者数は106人。ステージ3は、200~229人/週です。

 感染経路が不明な人の割合25.8%。ステージ3は、50%以上です。

 県は、総合的に勘案してステージ3の段階にあるとは判断していません。

 今日の県のホームページで示された数値は1月12日までのものです。

 県内で、13日に13人、14日に18人、15日に19人、16日に37人と県内での感染者数が急増しています。昨日の感染者37人はこれまでで最多の患者数でした。

 昨日、下関市の会社でクラスターが発生し、県内でのクラスターは11例目となりました。

 更に、県内で感染が拡大すれば、県は、ステージ3「感染者急増」を判断しかねればならない状況となります。

 明日は、村岡知事に日本共産党県委員会・県議団としての新年度予算要望を行います。

 感染拡大防止は、新年度予算編成においても最大の柱と言えます。

 しっかり、知事に要望を伝えていきたいと思います。

 県内で感染が拡大期にあります。皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

 

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