25日付、宇部日報は、山口大病院に新生児専用のドクターカーが配置されることについて次のように報じました。
「山口大医学部附属病院は、県内初の新生児専用ドクターカー『すくすく号』の運用を始めた。低体重や早産の状態で生まれた新生児を、新生児科医が手当をしながら、治療ができる同院や別の病院に搬送する。消防の救急車を用いていたこれまでよりも、合併症や後遺症のリスクを抑える可能性がある。すくすく号には、蘇生用具、超音波画像診断装置、人工呼吸器、生体情報モニターの他、通常の救急車にはない搬送用保育器が搭載されている。新生児に、より迅速で適切な治療を施すために、県の補助金を受けて導入した。出動要請があれば、同院小児科の高橋一雅医師らが、午前8時半~午後4時半まで同乗。原則は、高度な治療が可能な同院総合周産期母子医療センター(NICU)を、宇部・山陽小野田市内の医療機関とつなぐ。県内外の他院同士の搬送も模索し、年間50件ほどの利用を見込む。23日には同院で説明会があり、県内の医療関係者に、救急車とは異なる内装、赤ちゃんを抱いた山口大マスコットキャラクター『ヤマミィ』がデザインされた外装が披露された。総合周産期母子医療センター長の長谷川俊史医師は『既存のドクターヘリが出動できない悪天候でも、陸路を動けるのは強み』とし『母親の心理的負担を減らし、県内の新生児がより良い予後を迎えられるようにしたい』と話している。」
今年1月8日付、本ブログで、新生児用ドクターカーの運用について、担当課へヒアリングした結果を報告しています。
3月末運用開始見込みでしたが、今月23日に説明会が開かれ、いよいよ新生児専用のドクターカーの運用が開始されたようです。
今年度の国・県、山口大学医学部附属病院の三者で、新生児ドクターカーが購入されました。
運用に関しては、県も関与しています。新生児ドクターカーの運用に関して、ご意見・ご要望がありましたら、藤本にお寄せ下さい。