11月30日、11月定例県議会一般質問の通告が締め切られました。
私は、12月4日(水曜日)10時から一般質問で登壇する予定となりました。
私が行う一般質問の内容は、以下の通りです。
1、岩国基地問題
①オスプレイの無通告飛来について
②米軍岩国基地所属機の規則違反問題
③着艦訓練候補地の馬毛島について
2、イージス・アショア問題について
3、エネルギーに係る問題について
①上関原発計画について
②メガソーラー問題について
4、災害に強い県土づくりについて
①河川行政について
②ダムの治水対策につて
5、公の施設の見直しに係る問題について
①公の施設の見直しの方向性について
②秋吉台国際芸術村について
6、医療・福祉・教育に関わる問題について
①地域医療構想について
②山口県みほり学園と山口県総合支援学校みほり分校について
・・・
今、一般質問の原稿の仕上げを行っている最中です。
引き続き、皆さんの県政全般に対する要望をお聞きしています。
日本共産党赤松平生町議の案内で、中国電力が、上関原発建設予定地でボーリング調査を行おうとしている現場を視察しました。
田ノ浦海岸に行く山道と途中で、小中進元県議にお会いしました。
左側が小中進さん、右側が私
私が県議の2期目の時に、一緒に県議として活動を共にしたのが小中進さんです。
毎回、議会で上関原発問題を質問しておられた姿を思い出します。
現在は、雨の日も風の日も休まず連日、上関原発を建てさせないために辻立ちを続けておられます。
上関原発を建てさせないシンボルのお一人が小中進さん。小中さんにお会い出来てよかったです。
山口県が中国電力にボーリング調査のための海の占用許可申請を許可したのが、10月31日。
中国電力は、11月8日から、ボーリング調査の準備工事を行おうとしています。
中電がボーリング調査を行おうとしている田ノ浦海岸では、漁師の方々が漁をされています。
中国電力がボーリング調査を14日から開始する予定でしたが、この20日間、準備工事を含めて工事はできないままとなっています。
この辺りを中国新聞は次のように書いています。
「中電は安全の最優先を掲げ、反対派の説得を続ける。実際、現場ではかつてのように中電と反対派の船が接触するトラブルはない。中電も漁師を刺激しないように拡声器の使用を控える。中電上関原発準備事務所の松岡良典広報部長は『誠意を持って話し理解を求めることが一番の近道』との認識を示す。」
更に、今後の見通しについて中国新聞は次のように書いています。
「予定地の活断層の有無を知らべる今回のボーリング調査は、工事再開に向けてのハードルの一つだが、これを終えたとしても原発の次のステップは展望が開けない。国策で進めてきたはずの国が福島第一原発事故後、原発の新増設への態度を明らかにせず、県も『原発本体の着工時期の見通しがつくまでは埋め立て工事はしないこと』と突き放す。」
3時前に田ノ浦海岸に到着しました。海には、漁師の方々の船が7~8隻。中国電力側の船が3隻。中国電力側の船が漁師さんらの船に近づいては離れを繰り返していました。
予備調査を行おうとする中国電力側の船
海岸には、入れ替わりがありますが、10名程度が漁船を見守ります。
これも田ノ浦海岸に到着する手前で、念仏者9条の会の中心で活動しておられる広島県の石橋さんにお会いしました。
現場に立って、山口県は、「原発本体の着工時期の見通しがつくまでは埋め立て工事はしないこと」と中国電力には言いながら、ボーリング調査のための海の占用申請は許可しました。
山口県が許可したことが今日の状況を作っていることを現場に立って再認識しました。
私は、10月30日の原発に反対する上関町民の会などと県のボーリング調査許可を行わないよう求める要請行動に参加しました。
参加されている明治学院大学名誉教授の熊本一規さんなどから中国電力は共同漁業者にしか同意を取っていな問題点が指摘されました。
それでも、山口県は、翌日、中国電力の申請に許可を出しました。
熊本先生の指摘した問題点は、引き続き、大きな課題となっています。
田ノ浦海岸で取材をしている記者の方から、現在のボーリング調査の許可期限は、来年の1月30日だとお聞きしました。
このままの状況で推移すると、中国電力は、来年1月30日までに、ボーリング調査を終了することが出来ない可能性があることを現場に立って実感しました。
フェイスブックに田ノ浦を訪ねたことをアップするとある方から「中国電力、山口県は、ローマ教皇の言葉を真正面から受け止めるべき」とのコメントをいただきました。
ローマ教皇は、帰路の飛行機の中で原子力発電について「安全が保障されない限り、核エネルギーは使うべきではない」と述べたと報じられています。
今こそ、この言葉を村岡知事にも伝えたい思いで、私も帰路につきました。
現場に立って学んだことを、来週行う一般質問にしっかり反映していきたいと思います。
上関原発に関する問題、県政全般に関する皆さんの想いを藤本にお伝えください。
昨日、11月県議会が開会しました。
付託された議案に、「山口県営住宅条例の一部を改正する条例」があります。
県は、条例提案の趣旨について「単身高齢者の増加や民法改正に伴う債権関係の規定の見直しなどにより、保証人の確保が今後一層困難になることが懸念されることを踏まえ、連帯保証人の人数を見直し、入居決定者の負担軽減を図る。」としています。
県は、改正内容について「県営住宅の入居手続きにおいて、提出する請書に署名する連帯保証人の人数を現行の2人から1人に減員するため、山口県営住宅条例第11条第1項第1号を改正する。」としています。
施行期日は、来年の4月1日としています。
私は、9月県議会で、「昨年3月、国交省は、公営住宅管理標準条例(案)についての改正についてという通知を都道府県知事などに行いました。通知は、保証人について、今般の民法改正による債権関係の規定の見直しや単身高齢者の増加等を踏まえ、今後、公営住宅の入居に際し、保証人を確保することがより一層困難になることが懸念されるところ、保証人を確保できないために公営住宅に入居できないといった事態が生じることがないよう、保証人に関する規定を削除するものとしています。現在、県営住宅の入居には原則二人の保証人が必要です。県は、国交省の通知を受け、連帯保証人に関する規定を含め、山口県営住宅条例をいつどのように改正しようとしているのかお尋ねします。」との質問を行いました。
森若土木建築部長は「県では、県営住宅に入居されている方々の状況や県営住宅入居者の資格審議会の意見等を踏まえ、連帯保証人制度の緩和に向けた見直しを行うこととして」いると答えました。
私の9月県議会での質問が、条例改正につながったことをうれしく思います。
県営住宅では、障害者世帯、高齢者世帯、DV被害者、犯罪被害者などの皆さんを対象に、「連帯保証人の軽減申請」を受け付けています。
これら世帯については、身元保証人をあきらかにしたうえで、申請が受理されれば、連帯保証人を軽減することができます。
詳細については、山口県住宅課にお問い合わせください。
現在、一般質問の原稿を執筆中です。
引き続き、県政全般の皆さんのお声を藤本にお寄せ下さい。
昨日、児童心理治療施設 山口県みほり学園(以下学園)を視察しました。
児童心理治療施設 山口県みほり学園
佐賀園長さんや他の職員の方々から丁寧な説明をいただきました。
山口県みほり学園は、1972年、山口県が設置した施設です。
その後、社会福祉事業団が受託運営し、現在では、同事業団が指定管理を受けて運営しています。
学園は、県立山口総合支援学校みほり分校と併設して建てられています。1972年に小学部棟が、1978年に体育館が、1984年に特別教室棟が設置されました。
現在、男子23名、女子8名が入所し、分校で学んでいます。
男子の待機者は、4~5人いるが、受け入れられない状況とのことでした。
公認心理師3名を含む5名のセラピストが入所している子どもたちと外来相談に応じています。
外来相談は、昨年からスタートし、平日の午後に行っています。相談件数は、着実に増えているということです。
学園への入所は、原則として最長が1年間となていますが、1年で退所できないケースは多いようです。
入所した子どもたちの約7割が虐待の影響を受けている状況です。
児童相談所の一時保護の後に、入所してくるケースや児童養護施設などから入所してくるケースが多いとのことでした。
学園の概要説明を受けた後に、施設を見学しました。綺麗に維持されていますが、築47年経過した施設ですので、老朽化は否めません。
みほり分校部分を含めて施設の建て替えを検討する時期に来ていることを感じました。
建て替えの中で、男子を更に受け入れる体制をつくる問題や、小規模のユニットで子どもたちを支援する問題や、高校生の子どもを受け入れる問題などを検討すべきであると感じました。
明日は、みほり分校を視察することにしています。
県の健康福祉部と教育委員会という二つの部署に関わる問題です。
建て替えに向けて二つの部署が協議するテーブルを作る必要性を感じました。
少子化の傾向にあるが、虐待事案は増加しています。
県内の子どもたちの人権を擁護していくために、児童心理治療施設 山口県みほり学園の役割はますます重要になってくることを痛感する視察となりました。
昨日、学んだことをしっかり議会に反映していきたいと思います。
厚生労働省が、全国424病院の公立病院などの実名をあげ再編統合を視野に入れた再検証を求めた病院が県内に、14病院あります。
その内の一つが、宇部市東岐波にある国立病院機構山口宇部医療センター(以下、医療センター)です。
医療センターは、一般病棟が190床、緩和ケア病棟が25床、結核病棟が30床、重症心身障害児(者)病棟が120床となっています。
対応していただいた田中事務部長は、地域医療構想における医療センター位置づけについて「医療センターは、結核病床、重度心身障害児(者)病床など、県内で、重要な役割を果たしていると考えている。今年2月に行われた平成30年度第二回宇部・山陽小野田医療圏地域医療構想調整会議において、公的医療機関等2025プランの概要が示された。同プランは、医療センターを、2025年において、現状通りの病床を維持するとしている。この提案が、調整会議で異議なく同意されたと認識している。」と答えました。
厚生労働省の病院名公表について田中事務部長は「国立病院機構理事長から、地域から求められる医療を安定的に提供し続けることが可能な体制にあるという点について説得力ある主張を行うよう通知されているところである。職員に対してもその旨を伝えている。今後の調整会議の中で、そのことをしっかり主張したい。」と答えました。
田中事務部長は、地域医療構想の今後について「厚生労働省は、病院名公表後、改めて方針を示すとしている。次回の宇部・山陽小野田医療圏地域医療構想調整会議は、来年2月13日となっている。この時に、厚生労働省や県がどのような提案を行うのか、見守りたい。」と話しました。
山口県地域医療構想は、2025年までに、慢性期の病床を現状の9686床(2015年)を4302床削減し、5384床にするものです。
宇部・小野田医療圏でも、慢性期の病床818床を削減する計画です。
医療センターの重度心身障害児(者)の120床は慢性期病床に入っています。この病床を慢性期だからは、大幅削減の対象にすること自体に問題があると感じました。
また、医療センターには、30床の結核病床があります。これは、山口県内では唯一の病床です。
結核病床は、稼働率が低いほど患者さんが少ないということになります。
厚生労働省の病院公表が行われた際の資料で、医療センターの稼働率は72%となっています。しかし、結核病床を入れた稼働率になっていることを考慮しなければならないと思います。
医療センターには、県立宇部総合支援学校の院内学級があります。
医療センターを視察後、院内学級を視察しました。山本教頭から説明いただきました。
院内学級は、今年で開設40周年になります。2002年から高等部が設置されました。
現在、小学部10名、中学部3名、高等部3名、計16名が院内学級で学んでいます。
県内では唯一の院内学級であり、北九州市出身など県外出身の子どもも学んでいます。
私は、県議に当選した直後に、院内学級の職員室の改築を要望し、実現するなど、院内学級には関心を持ち続けてきました。
県内唯一の総合支援学校の院内学級がある医療機関であるということを大いに考慮し、今後の地域医療構想の議論を進めるべきであることを痛感しました。
医療センターの結核病床、重度心身障害児者(者)病床の役割をしっかり学ぶことができた視察となりました。
学んだことを11月県議会に生かしたいと思います。
11月3日にEテレで放送された「こころの時代~宗教・人生~ 砂浜に咲く薔薇のように」のDVDを知人の方からお借りして観ました。
私の書棚にサヘル・ローズ著「戦場から女優へ」があります。
この本にサヘルさんからサインをいただきました。
「Dear ふじもとさま 本日はお会いできて本当によかったです。ありがとうございました。2009年11月21日」
今日が、2019年11月25日ですから、丁度10年前、私が事務局長をしていた団体が、サヘル・ローズさんを招き講演会を開いたのです。
まぶしすぎるほど輝いていたサヘルさんの姿が私の脳裏に焼き付いています。
サヘルさんのサインはその時のものであり、この講演会に参加した方からDVDをお借りしたのです。
サヘルさんは、2009年1月、24歳の時、「戦場から女優へ」を出版します。
10年前にサヘルさんからお聞きしたお話は、この本の内容でした。
NHKのホームページから、サヘルさんのこれまでの人生を振り返ります。
「イランで戦争孤児となったサヘル・ローズさんは、養母のフローラさんと救いを求めて来日後、壮絶ないじめや極貧なホームレス生活などの過酷な体験を重ねた。自ら命を絶とうとしたとき、母子関係に劇的な変化が生まれる。『生かされている意味』を考え続けて獲得してきた人生。」
「戦場から女優へ」が書かれた当時、サヘルさんは、空爆で、自分以外の家族全員が亡くなったと聞かされていました。
数年前に、サヘルさんが実際に入所していた孤児院を訪ね、出生が明らかになります。
サヘルさんを産んだ母は、刑務所へ。父は、サヘルさんを自分の子どもではないのではないかと疑い、同居を拒みます。
サヘルさんの両親は生きておられるかもしれないことが分かりました。
サヘルさんの養母のフローラさんが、癌だと分かったのは数年前です。
フローラさんとの有限の時間を大切にしたいとサヘルさんが語ります。
再びNHKのホームページから引用します。
「難民地域などの世界の子供たちを訪ね、自分が『今』を生き抜く『種』をまき、育てる旅を重ねている。」
サヘルさんは、自分と同じ境遇の難民地域の子どもたちを訪ねています。
サヘルさんは、東南アジアのある国のストリートチルドレンの男の子に、「お姉ちゃん、もっと輝いて」と励まされたことが忘れられないと語ります。
来年、その国でその少年にまた会いたいと語ります。
サヘルさんにお会いして以来、テレビや新聞などでチェックしている自分がいます。
サヘルさんの凛とした姿にいつも励まされ続けてきました。
「こころの時代」でのサヘルさんの特集は、私にとって永久保存版となりました。
益々、サヘルさんのファンとなりました。
これからもサヘルさんを応援していきたいと思います。
サヘルさん、世界の子どもたちを訪ねた経験などを本にしていただきたいと思います。
サヘルさんの生き方を学んでいきたいと思います。
再び、サヘルさんの講演会を宇部市で開きたいですね。
この番組をご覧になった皆さん、サヘルさんのファンの皆さん、ご意見、ご感想をお聞かせ下さい。