10日、山口新聞は、「全国8477病院に対する昨年9月の国の調査で、関連施設の全ての建物が震度6強以上を想定した耐震基準を満たすと答えたのは7割弱で、1割に当たる850病院には依然、耐震基準を満たさない建物があることが9日、厚生労働省への取材で分かった。その中には、災害時に24時間体制で傷病者を受け入れる『災害拠点病院』と『救命救急センター』(712施設)の1割となる89施設も含まれる。」と報道しました。
山口県内の状況について山口新聞は「山口県内は147病院のうち『全ての建物に耐震性がある』は94病院で耐震化率63.9%。『一部の建物に耐震性がある』14病院、『全ての建物に耐震性がない』3病院、『建物の耐震性が不明』が36病院だった。」「災害拠点病院と救急救命センターについて(中略)山口県内は14施設のうち『全ての建物に耐震性がある』は10施設で、ほかの4施設は『一部の建物に耐震性がある』だった。」と報じました。
県内では、17病院(11.6%)で耐震性を満たさない建物があり、災害拠点病院と救急救命センターの4施設(28.4%)で耐震性を満たさない施設があることが分かりました。
国は、この実態を受け、耐震性を満たさない病院をなくすための対策を強化すべきだと思います。
耐震性を満たさない病院が県内で1割強存在することを皆さんはどう受け止めますかお教え下さい。
土橋章宏さんの「まらそん侍」を読んでいます。
安政二(1855)年、安中(群馬県)藩主・板倉勝明が、藩士の心身鍛錬を目的として安中城内より碓氷峠の熊野神社までの七里余り(約30キロ)の中山道を走らせた「遠足(とおあし)」を題材に書かれた小説です。
「安政遠足」は、日本におけるマラソンの始まりといわれ、安中城址には「安中藩安政遠足之碑」が建立され、現在でも「安政遠足 侍マラソン」という協議会が開催されていると文庫本の解説にありました。
「安政遠足」に参加する武士たちの悲喜こもごもを現代の私たちにも分かり易く描ききった作品です。
時代小説を時々読みますが、設定が難しくて内容に入っていけない場合もあります。
しかし、この小説は、すんなりと私の心を鷲づかみしました。
原作者の土橋章宏さんは、脚本家でもあります。代表作は、「超高速!参勤交代」。
映画化されて大ヒットしました。今秋「超高速!参勤交代リターンズ」が公開されるそうです。
そして、本作も2018年公開予定で映画化が進行中とのことです。
土橋章宏さんは、小説家としては、デビューしたばかりの新人さんと言っていいと思いますが、作品が次々に映画化されるという点で私などは目が離せない作家さんとなりました。
土橋さんの脚本家としての基礎が小説に分かりやすさとドラマテックさを加味させているのでしょう。
土橋さんを応援していきたいと思います。
まずは、この小説を読み、「超高速!参勤交代」の
米ホワイトハウスは10日、オバマ大統領が安倍晋三首相と共に広島へ「歴史的訪問」を行うと発表しました。
日本共産党の志位和夫委員長は10日夜、オバマ大統領の広島訪問についての談話を発表しました。
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オバマ大統領が、アメリカ大統領として初めて被爆地広島を訪問することになったことは、重要な一歩である。
この一歩を、「核兵器のない世界」につなげるためには、核兵器禁止条約の国際交流開始を求める世界の声に背を向けてきた、これまでの態度をあらためることが必要であると考える。
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皆さんは、オバマ大統領の広島訪問をどうお考えですか。ご意見をお聞かせ下さい。
NHK土曜時代劇「一路」がスタートしました。
気になる作品でしたが、観る機会がありませんでした。
尚、一回目(5月7日)の放送を見逃しましたが、次回からはしっかり観ていきたいと思っています。
昨日から、浅田次郎さんの原作「一路」を読み始めました。
浅田次郎さんの作品のいくつかは、30代の頃から読んでいますが、この作品は、時代小説ですが、すっつとその世界に入ることが出来ます。
文庫本の裏表紙からストーリーを紹介します。
「失火により父が不慮の死を遂げたため、江戸から西美濃・田名部郡に帰参した小野寺一路。齢十九にして初めて訪れた故郷は、小野寺家代々の御役目・参勤道中御供頭を仰せつかる。失火は大罪にして、家禄相続は仮の沙汰。差配に不手際があれば、ただちに家名断絶と追い詰められる一路だったが、家伝の『行軍録』を唯一の頼りに、いざ江戸見参の道中へ!」
150年前まで続けられていた参勤交代。
私が住む地域には、山陽道があります。
江戸時代には、山陽道でも参勤交代で行き来する列を観ることができたことでしょう。
一路は、無事に参勤交代の御供頭の任を完遂することが出来るのか。
小説を読みながら、週末のドラマ第二回を楽しみにしています。
一路ファンの皆さん。感想をお聞かせ下さい。
今朝のしんぶん赤旗「日刊紙」は、「政治資金オンブズマンは、安倍首相の実弟である岸信夫衆議院議員(山口2区)、安倍首相の選挙区である山口県下関市の市長だった江島潔参議院議員(山口選挙区)の二人を山口地検に告発しています。」と報じました。
しんぶん赤旗は、「告発状によると、江島氏が代表の『自民党山口県参議院選挙区第一支部』は『清和政策研究会』(自民党細田派)から、13年に計100万円の寄付を受けつけていながら、収支報告書に記載していませんでした。告発状は、江島氏あ総額243万円について、岸氏については総計410万円余の不記載や虚偽記載などの政治資金規正法違反の疑いがあるとしています。本紙の取材にたいし、江島氏の事務所は『現在調査しております』とのべ、一部は告発を受け、4月に収支報告書を修正したと回答しました。岸氏に取材を申し込みましたが、8二血までに回答は得られていません。」と報じました。
江島参議院議員と岸衆議院議員は、地元有権者である山口県民に対して、告発に対する釈明を行うべきです。
皆さんは、この問題をどのように受け止めますかお教え下さい。
昨日、うべ憲法共同センター主催でアメリカ出身のリラン・バクレー監督のドキュメンタリー映画「ザ・思いやり」の上映会を行い、約60名の参加がありました。
この映画は、表題の通り、在日米軍基地の維持のために、巨額の日本の税金が使われている実態を赤裸々に示したものです。
沖縄国際大学の前泊博盛教授が調査した結果、日本の思いやり予算は、年間8911億円。この額は、一日にしたら244億円、一時間にしたら101億円、1分にしたら169万円、1秒にしたら28257円になります。
思いやり予算の使われ方が異常です。基地内の住宅や学校は言うまでもありませんが、米兵が日本人に対しておこなった暴行事件の賠償金も思いやり予算が使われていることを私は、この映画で初めて知りました。
更に、神奈川県の横須賀基地の原子力空母の停泊場や辺野古の新基地、そしてグアム移転の費用にも思いやり予算が使われています。
グアムに対する日本政府の税金支出額は、1兆800億円にものぼります。
グアムでは、現地の民族が大切にするサンゴ礁を30ヘクタール破壊する計画があります。
現在は、移設予算が凍結され、工事は中断されています。
それでも、日本政府は、グアムに税金を支出し続けているそうです。
岩手県石巻市の被災地に建設されている仮設住宅の住民の方々が映画の後半に登場します。
米兵が思いやり予算んいよって建てられた160平米の住宅に暮らす中、東日本大震災の被災者は未だに30平米の仮設住宅での生活を強いられています。
日本の矛盾が鋭く描かれたすばらしいドキュメンタリー映画です。
映画の中盤、バクレー監督は、アメリカに渡って、日本の思いやり予算についてインタビューします。
ハリウッドでのインタビューにあるアメリカ人は、「日本では、こんなでたらめをやめさせるような反戦の法律を作るべきだ」と答えます。
日本国憲法には戦争放棄の第9条という反戦の条項があります。
この日本が、年間8911億円もの思いやり予算をアメリカが支払い続けている異常を思い知らされました。
安倍首相は、憲法の反戦の条項をなくす明文改憲に踏み出そうとしています。
そうなると、法的根拠のない「思いやり」予算ではなく、法的根拠のある米軍支援予算が堂々と支出される日本になってしまいます。
そのことの恐ろしさを知ることが出来る映画でした。
安倍首相の強行した戦争法という明文改憲の遺物をなくし、安倍首相に憲法9条をなくす明文改憲を進めさせないために、夏の参議院選挙、山口選挙区では野党統一予定候補であるこうけつさんを国会に送りたいと、この映画を観て、心から思いました。
そして、比例代表選挙では日本共産党を大きく伸ばしていただきたいと思います。
バークレー監督は、現在、「ザ・思いやり」第二弾~希望と行動編~を制作中です。
是非、第二弾の上映会も行っていきたいと思っています。
昨日の上映会にご参加いただいた皆さんありがとうございました。
うべ憲法共同センターの今後の企画にも多くの皆さんのご参加をお待ちしています。