五木寛之さんの「私訳歎異抄」を読んでいます。
この本の冒頭で、五木さんは歎異抄に出会った頃の思いをこう綴っています。
「他人を蹴落とし、弱者を押しのけ生きのびてきた自分。敗戦から引き揚げまでの数年間を、私は人間としてではなく生きていた。その黒い記憶の闇を照らす光として、私は歎異抄と出会った。」
五木さんのこの辺りの体験は、五木さんの「林住期」という著作の「韓国からインドへの長い旅」という章でくわしく述べられています。
私の祖母の妹が終戦時、満州から引き揚げた経験がありますが、五木さんの体験と同様の話をしていたことを思い出しました。
終戦後、特に大陸から引き揚げた方々は、「人間としてでなく生きた」経験をお持ちなのでないでしょうか。
私なりに五木さんの言葉に導かれ歎異抄を読んでいますが、「善人ですら救われるのだ。まして悪人が救われぬわけはない。」
原文では「善人なほもって往生をとぐ。いわんや悪人をや」。
やはりこの言葉は胸に残ります。
五木さんは、この章の最後をこう訳しています。
「わたしたちは、すべて悪人なのだ。そう思えば、わが身の悪を自覚し嘆き、他力の光に心から帰依する人びとこそ、仏にまっ先に救われなければならない対象であることがわかってくるだろう。」
歎異抄は、親鸞の弟子の唯円が親鸞思想をまとめたものです。
歎異抄の入口で茫然としている私ですが、少しずつ学んでいきたいと思います。
そして、歎異抄から世界の動きを考えてみたいと思います。
本日、宇部市武道館で、新極真会山口中央支部主催の第7回全中国空手道交流大会が行われ、県内外から140名を超える選手が参加しました。
私は、来賓挨拶を行いました。
私の挨拶の要旨は以下の通りです。
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押忍!
第7回全中国空手道交流大会にご参加の選手の皆さんおはようございます。
地元の県議会議員・藤本一規です。大会にあたり一言ご挨拶申しあげます。
私も若干協力いたしましたJFO(全日本フルコンタクト空手道連盟)署名。103万を超える署名が集まり、昨年末のIOC(国際オリンピック委員会)の臨時総会で、東京オリンピックの競技種目の見直しが決定しました。
フルコンタクトルールとWKF(ライトコンタクト)ルールの2ルールにより、オリンピック種目になるよう私も応援を続けたいと思います。
新極真会では、4年に一度の世界大会の年です。
本大会参加選手からオリンピックや世界大会に参加する選手が誕生することを願っております。
本大会には、地元山口県の支部から過去最高の60名を超える選手が出場しています。是非、地元の意地を見せて頑張って下さい。
また、中国・九州の支部の選手や他流派の道場からも多数の選手の参加をいただきました。
本大会が中国地方でのフルコンタクト空手の大同団結が深まる場になることを願っております。
全ての選手の健闘と本日の大会に携わっていただいている全ての皆様に感謝申し上げ、私の挨拶といたします。
押忍!
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最初に行われた型の試合を少し応援しました。
写真は、小学校女子の選手の型の演技です。
型の演技を行う小学生女子の選手
武道館は選手の熱気で一杯でした。
私も選手から元気をいただきました。
参加された選手と運営にあたられた方々に感謝いたします。
本日、宇部市内で、新人の藤井たけし宇部市議候補を囲む会に参加しました。
県議選の争点について話をする私。
私が行った挨拶の要旨は以下の通りです。
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藤井たけし市議候補を囲む会にご参加の皆さん県議会議員の藤本です。
2月14日に行われた事務所開きには、西宇部・厚南自治会連合自治会長など、かつてない幅広い方々の参加がありました。事務所開きの成功は、安倍政権の暴走への怒りと日本共産党への期待を示したものです。
事務所開きの成功を励みに絶対に負けられない今度の県議選挙、必ず勝利する決意です。皆さんの大奮闘を最初に心からお願いいたします。
今度の県議選挙の争点を「いっせい地方選挙政策アピール」に沿って、報告したいと思います。
まず、「自治体が、国の悪政を住民のくらしにそのまま持ち込むのか、くらし・福祉・子育てを守る「防波堤」の役割をはたすのかについてです。
山口市で国保を滞納したスナック経営者Hさん。スナック営業中に、8名の市や県職員がHさんの財布から約6万円を持っていくという手法で取り立てを行っていることが判明しました。
大阪市京橋共同法律事務所の楠弁護士は、①差押えは、日出から日没までというのが原則。②スナックなどは、『やむを得ない必要があると認めるに足りる相当の理由があるときは、差押えできる。④やむを得ない理由とは、夜間だけしか相手に会えない場合など。
Hさんは、何度も市役所に出向くなどしており、昼間に十分対応可能だったと言えます。
山口市のケースは問題がありそうなので、私は、2月の県議会で追及していきたいと考えています。
国保の問題で言えば、これから国保が都道府県単位化されます。市町は、前年度の実績に応じて、県に100%の分賦金を払うことになります。収納率は80%程度ですから、分賦金より多目の保険料を徴収することになるのではなかいか、保険料は高くなるのではないかと言われています。
一世帯1万円の国保料を引き下げるのに23億円かかります。山口県は、関門海峡に二つ目の橋を架ける第二関門橋の調査費に今年は300万円を支出していますが、この財源が2000億円。国保の値下げが100年行えます。
悪政を進める県政を暮らしを守る県政に転換させます。
第二は、大企業「呼び込み」・大型開発依存の破たんした経済政策か、地域の力を活かす産業振興かです。
山口県は、県政振興の3つの計画を発表しました。①やまぐち産業戦略推進計画②チャレンジプラン③山口県まち・ひと・しごと創生総合戦略です。
1丁目1番地は何か。産業戦略「国際競争に打ち勝つ瀬戸内産業再生戦略」。チャレンジプラン「世界に広がる産業力強化プロジェクト」。創生総合戦略「産業力強化」産業基盤の整備促進による産業の国際競争力強化。
これらはアベノミクス山口版=トリクルダウン論だと思います。瀬戸内に税金を投入すれば、県全体が潤う。こうはならないことが明らかなのにこれを続けていいのでしょうか。
また、自己責任論だと思います。国際競争力に打ち勝つよう頑張りなさい、負けた山口県の努力が足りなかったのだ。
これまでも、道路や港にどれだけの巨費を投じてきたか、それで、山口県が活性化したのか猛省すべき時だと思います。
今こそ、外からの「呼び込み」と大型開発による破たんした振興策から、地域にある力を活かし、伸ばす産業振興策、経済政策への転換こそ求められています。
住宅リフォーム助成制度を実施した宇部市では、6億7千万円の仕事おこしが進みました。
県の制度として住宅リフォーム助成制度を創設したいと思います。
最後に、日本共産党と県民が共同すれば、政治は変わるということをお話します。宇部市に4月から児童相談所が開設されます。
児童心理士・児童福祉士4名の計5名から、児童福祉士4名、児童心理士2名、所長、二人の課長、主幹の計10名体制になります。
私がこの問題を最初に取り上げたのが14年前、粘り強い取組で、4年前に駐在が出来て、年間600件の相談が来ていました。
日本共産党が伸びれば政治は変わる。この典型例だと思います。
選挙の争点は、安倍政権追随の自公の議席を4名にしない。藤本の議席を守ることができるかどうかです。
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引き続き、皆さんの願いを藤本にお寄せ下さい。
宇部市二俣瀬車地の市道田ノ小野車地線の道路面がガタガタしていると地域の方から要望を受けました。
市道田ノ小野車地線。車地周辺の道路に段差が
先日、時田宇部市議と私が、宇部市道路河川管理課に出向いて要望を伝え、この程、回答が寄せられました。
市の担当者は、「段差が大きい5ケ所程度は、今年度内に補修したい。本格的な改修は、次年度以降に行いたい」と回答しました。
部分的にでも市道が改修されることを喜んでいます。
引き続き、皆さんの身近な要望をお聞かせ下さい。
2月3日、荒川宇部市議と一緒に県警に要望していた国道190号線関係の信号機設置について回答がありました。
要望のうち、きわらクリニック横交差点と、ハヤシ電気前交差点への信号機設置については、条件に合致しており、宇部署として県警本部に要望したいとのことでした。
要望後、改めて現地を視察しました。
まず、きわらクリニック横の交差点です。
信号機設置要望があるきわらクリニック横の交差点
周辺に団地が造成されて信号機設置が求められています。
次に、ハヤシ電気前交差点です。
信号機設置要望のあるハヤシ電気前交差点
近くに県営住宅があり、前々から信号機設置の要望が出ているところです。
私たちは、一日も早く当該地域に信号機が設置されるよう引き続き働きかけを続けていきたいと思います。
引き続き、皆さんの身近な要望をお聞かせ下さい。
本日、山口市内で、山口県社会保障推進協議会主催の国保問題の学習会が行われました。
講師は、大阪社会保障推進協議会の寺内順子事務局長でした。
「国保の都道府県単位化をめぐる情勢と滞納処分問題」と題して講演が行われました。
国保の都道府県単位化と滞納問題を語る寺内さん
まず、国民健康保険の都道府県単位化についてです。
今開かれている国会に、「医療保険制度改革法案」が提出される見込みで、その中に、国民健康保険を「平成30年度から都道府県が財政運営の責任主体」とすることが含まれて提案される見込みだと話されました。
国保は都道府県単位化になると、保険料は、過去の医療費実績や所得を勘案して「この1年間にこれだけ集めなさい」という保険料総額を決め、それを100%納付する「分賦金方式」になる見通しです。
分賦金100%納付のために市町は、①一般会計法定外繰り入れで埋める②残しておいた基金で穴埋めをする。③新しくできる財政安定化基金から借りる④分賦金より多目の賦課総額にして保険料を計算することになると寺内さんは説明。
寺内さんは、「分賦金より多目の賦課総額にする可能性は高く、国保が都道府県単位化されると国保料は高くなる」と指摘しました。
次に滞納処分問題です。
大阪社会保障推進協議会の運動を通じての成果が話されました。
第一は、生活保護利用者には滞納処分停止が措置されているという点です。
大阪府は、このことに対し、国に照会しました。
大阪府の生活保護受給者が国保の滞納金がある場合、滞納処分停止の適用となるか国に照会し、国は、「滞納処分停止の要件」に該当すると回答しました。
このことを大阪府は、市町村に文書で通知しました。
更に、大阪市は学資保険の差押えを行わない対応を取っており、その事が大阪府に広がっています。
それらの結果、大阪府全体の国保滞納世帯に対する差押えの割合は、1.2%と低い水準になっています。
山口県は、5.2%と高い水準にあり、県内では、防府市が23.1%、萩市が14.4%、山口市が12.7%と高い水準になっています。
質疑応答の中で、山口市から、国保滞納のある飲食店主に対して、営業中に差押えを行う実態が複数あることが報告されました。
寺内さんは、京橋行動法律事務所の楠晋一弁護士の見解として、「原則として、夜間及び休日等の差押え」については、特に必要がある場合のほかは行わないとすると法律で定められていると述べました。
その上で、徴収法は、「飲食店などでは、滞納処分の執行のためにやむを得ない必要があると認めるに足りる相当の理由があるときは、日没後も捜索できる」と定めています。
徴収法が「定めるやむをえない必要あると認めるに足りる相当な理由があるとき」とは、「捜索の相手方が夜間だけ在宅又は営業し、あるいは、財産が夜間だけ蔵置されている等の事情が明らかである場合」などとしています。
以上の上で、楠弁護士はこれらケースについて「昼間に十分対応可能だったという意見も成り立つ」と述べています。
あるケースには、県の職員も差押えに参加しています。これら山口市のケースを更に調査し、必要な発言を行っていきたいと思います。
国民健康保険に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。