議員日誌

障害者の福祉をすすめる会の日帰り旅行に参加

 本日、障害者の福祉をすすめる会の日帰り旅行に参加しました。

 最初に訪れたのは、周南市の徳山動物園。有名なツヨシ君にも会いました。弁当を食べて、ビンゴゲームをして、楽しいひと時を過ごしました。しかし、車椅子での移動は、スロープなどの整備が不十分だと感じました。また、障害者用トイレが入口に一箇所あるだけでとても不便でした。更に、動物園から文化会館へ至る道路も歩道が狭く改善が必要です。

 障害者の方々が、常盤公園は、障害者トイレも多く、段差も少なく、障害者にとって快適な施設だとおっしゃっていました。徳山動物園関係者の方も常盤公園を学んで、障害者にやさしい施設にしていただきたと思います。

 次に、防府市の潮騒市場を訪ねました。私は、さんまと大好物のアジを買って帰りました。今、アジを食べましたが、新鮮で最高でした。私は、宇部市の漁協関係者から、宇部市にも「潮騒市場」のような施設をという声をお聞きしました。山口宇部空港に施設を作って、乗降客や一般の市民が購入できるようにすればいいのではないかとその役員の方と意気投合しました。議会で質問するまでには至っていませんが、水産関係者と空港関係者と県や市の担当者が同じテーブルについて一回議論する必要があるのではないかと思います。

 最後に、ロックシティー防府を訪ねました。噂には聞いていましたが、初めて行きました。現時点で、山口県最大の売場面積でしょうか。入っただけで酔ってしまいような規模でした。

 私は、H18年6月県議会で、カネボウ跡地に建設が予定されていたロックシティーについて質問していたのです。当時、防府市商店街連合会などから県議会に、「大規模商業施設の県内への出店にかかわるガイドライン」の設置を求める要望書が出されるなど、ロックシティー建設には、地元中小商店を中心に大変な危惧が広がっていました。

 私が特に議会で指摘したのは、準工業地域への出店規制でした。政府は、都市計画法の改正で、準工業地域を特別用途地区に指定することで店舗面積を規制することが出来るとしています。この規定を受けて、北海道では、「コンパクトなまちづくりに向けた基本方針」をまとめ、市町村に対して、準工業地域を特別用途地区に指定するよう促しています。私は、山口県が、準工業地域を特別用途地区に指定するよう市町村に働きかける内容のガイドラインを策定すべきだと質問しました。和田商工労働部長は、「準工業地域の取扱いについては、都市計画の問題として市町において判断されるべきものと考えており、ガイドラインにはなじまないものではないかと考えている。」と答えました。

 その後、山口県の大規模店出店に関するガイドラインは制定されましたが、部長答弁通り、準工業地域の取扱いについては言及されませんでした。

 私は、完成したロックシティーに立ち、引き続き、準工業地域への大規模店出店を規制する手立ての必要性を痛感しました。

 日本共産党は、04年に、「大規模店の身勝手をゆるさず、地域の商店街・中小商店の値打ちがいきる『まちづくり』ルールの確立を」という政策を発表しています。その中で、「地方自治体が独自に「まちづくり条例」をつくる権利を全面的に尊重し、大店法立地法を抜本改正します。」などの政策を掲げています。

 私は、全国の都道府県がこの問題でどのように対応しているのかを調査しながら、地域の商店街や中小商店の値打ちが発揮される「まちづくり」のルールを山口県で構築していけるように引き続き論戦を行っていきたいと思います。

 大規模店の野放図な地方進出をこのまま放置していていいのかどうかという点も今度の総選挙の重要な争点だと思いました。

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徳山動物園は、車椅子で移動しづらい施設でした

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