今日で、消費税導入から27年、8%に引き上げられて2年を迎えます。
私は、午前中、市内で、街頭宣伝を6カ所行いました。
午後0字15分からは、宇部市役所前で行われた消費税廃止宇部地域連絡会と消費税をなくす宇部の会主催の「消費税10%の中止を求める4.1昼休みデモ」に参加しました。
参加者は、宇部市役所周辺を「消費税増税反対!」などのシュフレヒコールをあげながら行進しました。
消費税10%の中止を求める昼休みデモの様子
私が、今日午前中に行った街頭宣伝の概要は以下の通りです。
・・・
ご町内の皆さん、この場所をお借りしてお訴えをいたします。
この夏は、参議院選挙です。2月19日に戦争法を廃止するために5野党が共同して候補者を擁立することが確認されて、山口県でも纐纈厚山口大学副学長が立候補するとの報道がされました。報道が事実なら大変喜ばしいことです。今月早々に記者会見が行われる予定です。野党統一候補が決まりましたら大きなお力添えをよろしくお願いいたします。また、比例代表選挙では日本共産党に大きなお力をお貸しください。
さて、2016年度政府予算と税制改定など関連法の成立が強行されました。来年4月からの消費税増税を盛り込んだ予算では、国民の暮らしも経済も立て直せません。安倍首相は「リーマンショックや大震災のような事態が起きない限り」増税を強行するとしていますが、消費の落ち込みが続き、このままでは増税ができないなどの声が急速に広がっています。
安倍首相は予算成立前から内外の有識者を招いた「国際金融経済分析会合」を重ねていますが、スティグリッツ米コロンビア大学教授らが消費税増税は「やるべきではない」と意見しました。
安倍首相が政権に復帰して以来3年間にわたって続けてきた経済政策「アベノミクス」は、いまや破たんが明白です。「アベノミクス」は、円安や株高、大企業減税などで大企業のもうけを増やせば「トリクルダウン」で家計もよくなるというものでしたが、大企業がもうけを増やしても賃金や雇用に回らず、消費は低迷したままです。
アメリカの雑誌「フォーブス」では、日本の超富裕層上位40人が保有する資産総額が12年の7.2兆円から15年には15・9兆円へと2・2倍にも膨れ上がっています。たった一人で10万世帯分の資産を保有し、上位40人の資産と全世帯の53%が保有する資産が同じになります。アベノミクスは一握りの超富裕層への富の一極集中を生み出しました。アベノミクスの破たんは明確であり、更に、格差を拡大する消費税増税は中止すべきです。安倍政権も参議院選挙前には消費税増税の「延期」を決めるとの見方も広がっていますが、選挙目当ての「延期」は増税を先延ばしするだけです。増税に固執する安倍政権には、政権を担い続ける資格はありません。消費税増税は延期ではなくきっぱり中止する政権を作りましょう。
・・・
安倍首相は、消費税を10%に増税しようとしています。皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
21日のしんぶん赤旗日刊紙に姜尚中さんのインタビュー記事が掲載されました。
インタビューの中にあった姜さんの「漱石のことば」を読んでいます。
「あなたは東京が初めてなら、まだ富士山を見た事がないでせう。今に見えるから御覧なさい。あれが日本一の名物だ。あれより外に自慢するものは何もない。所が其富士山は天然自然に昔からあったもんだから仕方がない。我々が拵へたものぢやない』と云って又にやにや笑ってゐる。三四郎は日露戦争以後こんな人間に出逢ふとは思ひも寄らなかった。どうも日本人ぢやない様な気がする。『然し是からは日本も段々発展するでせう』と弁護した。すると、かの男は、すましたもので、『亡びるね』と云った。(三四郎より)」
姜さんは、漱石のこの文章について赤旗でのインタビューで「彼は漱石の分身です。漱石は日本が欧米列強に追いつき追い越せで近代化への道を突っ走った19~20世紀の激変期に生き、第一次世界大戦中に死にます。日本の文明を(皮相上滑りの開化)と批判しながらも、隠遁的にも懐旧的にもならず現実を見つめ、そこで苦悩する人たちを描いて、人間がいかに良く生きるかを考え続けました。僕はこの姿勢を尊敬します。」と述べています。
姜さんは、「漱石のことば」の中で、先ほど引用した三四郎の部分の解説として「時代に対して絶妙な距離感とさじ加減を持った作家だったと思います。それは、ある意味で一人の個人が取りうるリベラルなスタンツとも言えます。私も不穏な空気が漂う日本の政治の現実を睨みながら絶妙の距離感を保ちたいと思っています。」
姜さんの「不穏な空気が漂う日本の政治の現実を睨んだ」発言にこれからも期待したいと思います。
漱石の隠遁的にも懐旧的にもならず現実を見つめる眼を原作から学んでいきたいと思います。
姜尚中さんや夏目漱石ファンの皆さん、お勧めの本をお教え下さい。
ここ数日は、上橋菜穂子さん原作の「精霊の守り人」のドラマを週一回観て、その間、原作を読む日々です。
「守り人」シリーズは、今、シリーズ第二弾「闇の守り人」です。
「闇の守り人」を読んでいると益々、ジグロに惚れてしまいます。
ドラマでは、吉川晃司さんが好演されています。
文庫の「闇の守り人」の解説で、アニメ作家の神山健治さんが、劇作家の寺山修司さんが「あしたのジョー」の力石徹の葬式を行ったことを例にとり、自分は、ジグロの葬式をしたいと書かれていますが、この物語を読んでいると神山さんの気持ちがよく分かります。
さて、今日は、上橋菜穂子さんのエッセー集「物語ること、生きること」の感想をお伝えしたいと思います。
上橋さんが何故、物語を紡ぐのかか書かれた本を読んで、上橋ファンタジーの今父的意義を再評価しました。
「『わたし的には』の罠」には、文化人類学者としての上橋さんの持論が展開されています。
「それぞれの価値を尊重した結果、埋めがたい溝が、溝のまま、法治されてしまう。それは、文化人類学で『相対主義の罠』と言われていたものに似ている気がします。」
「国と国との戦いなら『戦争』と言ってもらえるけれど、国を失った人、国を持たせてもらえない人がそれをすると『テロリズム』と呼ばれます。テロリズムというのは、つまり、圧倒的な力の差があるとき、それでも自分たちは間違っていないということを証明するためには、他者を壊してもかまわないという論理です。」
「確かに、時として、この世界は、強い者に有利な、ひとつの巨大なシステムとして機能しているように思えてきます。しかし、だからといって、恐怖を武器にして人を殺すことで、自分の正当性を証明しようとする考えかたは、やはり、どこか大きく間違っています。かつて日本が『奥にのために』と戦争に突き進んでいったように、何かを守ろうとすることは、時に他者を破壊することをよしとしてしまうほどの強さを持ちうるのです。だとしたら、そこには至らない別の道、境界線を越える別のやりかたを見つけるしかない。」
上橋さんは「壁を超えていく力」の中でこう書いています。
「私の好きな物語に、もし共通点のようなものがあるとしたら、それは背景の異なる者同士がいかにして境界線を越えていくかを描いているところかも知れません。」
上橋さんは、境界線を越えていく世界の物語を読み、彼女自身が紡いだ物語の中で「境界線を超えていく」という別の道を描いてきたのだとこのエッセー集を読んで痛感しました。
大国の横暴と一方でそれに抗する「テロリズム」が蔓延している世界の只中で、今こそ、上橋さんが描く物語が読まれる時だと感じました。
「文化や伝統は守るべきもの、尊重すべきものという考え方を否定するつもりはありませんが、相手の中のよいところを見つけたら『自分の持っているものより、こっちのほうがいいような気がする』と思うことができる自由、かたくなに守らなくてもいい、捨てたっていい、どちらを選んでもいいんだという寛容さ、それこそが、本当の自由という気がするのです。」
上橋さんの「『わたし的には』の罠」に書かれたこの言葉を世界が噛みしめたいものだと思います。
これからも、年齢的には、一つだけお姉さんの上橋さんから多くのことを学んでいきたいと思います。
それでは、「闇の守り人」を読み進めることにします。
上橋ファンの皆さん、印象に残った登場人物の言葉などお教え下さい。
戦争法=安保法制が29日午前0時に施行されました。昨年9月、圧倒的な国民世論を踏みにじり、自民・公明などの数の力で成立した同法は数多くの問題点を抱えたままです。戦争法は施行に値しない戦後最悪の違憲立法であり、同法の廃止は急務です。
うべ憲法共同センターは、今日、戦争法の施行に抗議し、恩田交差点付近で宣伝行動を行いました。
戦争法施行に抗議する憲法共同センターの行動
25日参議院予算委員会で、仁比参議院議員は、安倍政権が安保法制=戦争法と同時進行で、有事の際に民間船員と船舶を動員する計画をすすめている事実を明らかにし、その撤回と戦争法の廃止をつとく迫りました。
防衛省は、11日、特別目的会社「高速マリン・トランスポート」と2025年までの事業計画を締結しました。
仁比参院議員は「商業輸送を行いつつ、自衛隊の任務遂行に必要な場合には優先的に船舶を確保するのだ」と指摘。
弾丸、ロケット、洗車まで運ばせることを明らかにし、「民間フェリーで兵たんを行うもので、攻撃の対象にされることになる」と強調しました。
仁比参院議員は、民間フェリーに乗り込む船員を予備自衛官として確保するため、海上自衛隊が4月に一般社会人や学生を予備自衛官補として採用する制度を導入することをあげ、全日本海員組合が「事実上の徴用だ」と抗議するのは当然だと指摘しました。
仁比参院議員は、政府は「志願」というあ、教育訓練終了後に、予備自衛官に任用されれば、防衛召集された際に自衛官となり、出頭を拒否すれば3年以下の懲役・禁錮が科せられると強調しました。
仁比参院議員は、昨年4月に合意した「日英軍事協力の指針(ガイドライン)」が「民間が有する能力を適切に活用する」と明記していることを取り上げ、「重要影響事態や存立危機事態で米軍の人員や物資の輸送を行うのではないか」とただすと、中谷防衛相は「そういう事態は排除せきない」と認めました。
戦争法施行に合わせ、民間船舶を有事の場合に動員する体制が整備されようとしています。
皆さんはどうお考えですか。
戦争法施行についてどうお考えですか。お教え下さい。
上関原発を建てさせない山口県民大集会に2000人集う
原発ゼロ 安倍政権ノー
村岡知事は埋め立てを不許可に
三月二十六日、山口市維新公園・野外音楽堂で、中国電力による上関原発建設計画の白紙撤回を求める「上関原発を建てさせない山口県民大集会」が行われ、県内外から二〇〇〇名が参加しました。
福島県飯館村の酪農家・長谷川健一さんは、福島県内で一六〇人の子どもたちが甲状腺ガンだと診断されたことを報告し、「放射能災害は全てをバラバラに破壊する。山口県の人にわれわれのような思いをしてほしくない。反対の声を上げ続けよう。」と訴えました。
集会では、「村岡知事、どうか山口県民をはじめ、日本各地や全国から寄せられる『上関原発はいらない』との声を聞き、奇跡の海といわれる田の浦の埋め立てを不許可にしてください。そして今を生きる世代だけでなく、将来の山口県を担う子どもたちのためにも、上関原発建設計画を白紙撤回してください。」との集会宣言を採択しました。
最後に参加者一同で、上関原発ノーの意思を示す「NON」の紙を掲げました。その後、会場周辺をパレードしました。
上関原発を建てさせない山口県民大集会のパレード
3.13重税反対全国統一行動
三月十四日、ヒストリア宇部で、「三・一三重税反対全国統一行動宇部地区集会」が行われました。
集会後に、宇部税務署までデモ行進を行いました。申し入れ書を宇部税務署長に提出しました。
重税反対全国統一行動宇部地区大会のデモ隊
ドキュメンタリー映画「ザ・思いやり」上映会
一人のアメリカ人が米軍への思いやり予算の矛盾を問う
日時 5月7日(土)午後2時~4時
場所 宇部市シルバーふれあいセンター第3講座室
入場 無料(カンパ歓迎します。)
映画監督 リラン・バクレーさんプロフィール
1964年アメリカ・テキサス州生まれ/アメリカで大学院修了後、日本の大学院で日本文学を専攻/青山学院大学で英語講師、英会話スクール経営/現在神奈川県在住、家族は妻、長男、次男の4人
主催 うべ憲法共同センター
山口民医連内 ℡ 0836-35-9355
事務局 藤本携帯090-3747-2855
一気
山口市の浄土真宗本願寺徳證寺で、福島県双葉郡双葉町の浄土真宗本願寺派光善寺副住職・藤井賢誠さんを講師に「原発事故現状報告会・福島の苦しみから学ぶ」と題する講演会に参加しました▼藤井さんのお寺のご門徒は、福島第一原発周辺に集中しています。ご門徒の九十九%が原発事故後、いわき市などに避難されています。いわき市では、賠償金が支給される原発事故で避難された方とそうでない方との間で感情の溝が出来始めていると藤井さん。NHKは、いわき市の団地のコンクリート壁に「原発賠償御殿 仲良くしない やりすぎ」と書かれた落書きを放送しました▼藤井さんは「福島で起きた原発事故の事を震災の事をこれからも忘れないでほしい。教訓として山口県でも生かしてほしい」と語ります。上関原発を建てないことが原発事故の教訓を生かす道です。
上関原発を建てさせない山口県民大集会のゲストとして出演した制服向上委員会のメッセージは私の心を鷲づかみにしました。
会場で、制服向上委員会の42枚目のアルバム「戦争と平和」を購入して、移動中の車内で聴いています。
表題曲の「戦争と平和」の歌詞は実にストレートです。
「人と人が殺し合う 戦争はいらない 国と国が争い合う 戦争を止めよう」
「経済優先 危険な 原発はいらない 便利な社会にさようなら 原発を止めよう」
この歌の中は、日本共産党の小池晃副委員長(参議院議員)がボーカルの一人として参加しています。
制服向上委員会は「社会問題に果敢に取り組み女性グループ」なのです。
私がこのアルバムの中で、一番共感したのは、「カヤポ」という曲です。
「日の出には 歌い 笑い 踊り 祈る いくらかの恵みい感謝して 陽が沈み 森が闇を包む中で 静かに宇宙と ひとつになる」
カヤポとは、南アメリカ・アマゾンに住む先住民族のことのようです。
この曲に魅かれるのは、今、上橋菜穂子さん原作の「精霊の守り人」の本を読み、ドラマを見ているからかも知れません。
上橋さんは、オーストラリアの先住民族オオリジニの研究者。
「精霊の守り人」は、異世界ファンタジーですが、上橋さんは、自然と共存して生きていく術を私たちに説いているのではないかと感じています。
制服向上委員会の「カヤポ」は歌います。
「みんなが生まれる前からある 太古の森 湧き出る水 みんなが生まれる前からある 小さな生命と 星をみつめ」
私は、山口県の山村で生まれ育ちました。
生まれた時には、土間があって、かまどでご飯を炊いていました。
この50年で山口県の農村の暮らしとは劇的に変わりました。
しかし、私たちが生まれる前からある森や水を大切にしたいと想い、ささやかながら母と一緒に先祖から伝わっている農地を耕しています。
このような私の思いが、この歌ととけあいます。
この歌は、「独占ではなく 分けあう心で 今も生きる」とも歌っています。
人間だけの地球ではない。
この事を人類は考えなければならない事は確かなようです。
制服向上委員会ではう「SKI基金」を作り、熱帯森林保護団体に寄付をする活動などを行っているそうです。
制服向上委員会に出会ったばかりの私ですが、グループの活動に賛同します。
これからも応援していきたいと思います。
制服向上委員会のファンの皆さん、お勧めの曲をお教え下さい。