藤本かずのりサポーターズ はじめました

新着情報

山口民医連が新型肺炎医療体制の拡充を県に要望

 山口県民主医療機関連合会(野田浩夫会長)は、昨日、村岡知事に対し、新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて、県内の医療体制の強化について要請しました。

民医連コロナ申し入れ

 左から藤本、深谷県民医連事務局長、野田県会長

 要請内容は、「無料低額診療事業を、適切な時期、すべての医療機関で行うことができるよう通達を出し、県民に幅広く周知するよう手立てをとること」です。
 現在、県内の9医療機関で無料低額診療事業を行っています。具体的には、済生会の医療機関が4施設、医療生協健文会の医療施設が5施設です。
 野田会長は、「経済的な困難をかかえる県民が、適切な受診行動をとることができるように、県として取り組んでほしい」と要請しました。
 県厚政課地域保健福祉班の本永班長は「要望の内容は上司に伝える。県としては、県民の生活資金を支えるために、緊急小口資金等の特例貸付を実施することとした。」と答えました。
 野田会長は、「新型コロナウイルス感染症の影響で、社会的孤立を強いられる住民が増えている。これら住民を見守る体制を強化すべき」と要望しました。
 本永班長は、「重層的見守りネットワークの構築に県としても力を尽くしている。引き続き、この取組を行っていきたい」と答えました。
 深谷事務局長は「高知市では、国の通達を受けて、国民健康保険の資格証明書発行世帯に、滞納状況を問わず、9月末までの短期保険者証を発送することを決めた。県内の市町の状況は」と発言しました。
 本永班長は、「県内の状況は後日伝えたい」と述べました。
 新型コロナウイルス感染症の収束の見通しが立たない状況の中、安心して医療を受ける体制を充実していくことが求められています。
 皆さん方のご意見をお聞かせ下さい。

新型コロナウイルス感染症問題で懇談

 日本共産党山口県委員会に設置された新型コロナウイルス感染症対策本部は、昨日、山口市内で、各団体の役員と意見交換を行いました。

 対策本部からは、私と、河合県副委員長が参加しました。

 最初に意見交換を行ったのは、県教職員労働組合です。

 林書記長らと意見交換を行いました。

 意見交換の第一は、休校中の子どもの居場所についてです。

 林書記長から「下関市や岩国市では学童保育に通っていない子どもたちを学校で受け入れている」との現状が報告されました。

 学童保育に登録していない子どもをどう支えていくのかということも重要な課題だと気づかされました。

 意見交換の二つ目は、4月開校後の子どもたちをどう支えていくかということでした。

 一つは、学びをどう支えるかです。

 子どもたちの3月分の学習を新年度どう補っていくのかについて文科省も「上乗せする必要はない」との見解を示しています。

 林書記長は「新学期から授業時間を増やすのではなく、子どもたちがゆとりを持って学べる環境をつくっていくことが重要だ」と話しました。

 次は、子どもの心をどう支えるかです。

 林書記長は、「学校に行きにくいという子どもが増えてくることが懸念される」と指摘。

 3月を丸々休んだ子どもたちの心をどう支えるかが、新学期の大きな課題であることが語られました。

 山口民主商工会では、岡田事務局長らと対話しました。

新型コロナ対話

 新型コロナウイルス問題で山口民商で対話

 一つは、売上が下がった自営業者をどう支えるかについてです。

 国による「新型コロナウイルス感染症特別貸付と特別利子補給制度を併用すれば、無利子・無担保で融資を受けることができます。

 この制度を自営業者の方々に周知し活用していくことが課題だと語られました。

 二つ目は、学校給食納入業者への補償です。

 3月24日の日本農業新聞によると、11日、文科省と農水省は、連名で、各自治体の担当者に向け、学校給食関係事業者に対する補助制度や金融支援を周知するよう依頼しています。

 この内容も精査しながら、学校給食納入業者への補償を進めていくことの重要性が話し合われました。

 引き続き、新型コロナウイルス問題で、各団体との対話を行っていきたいと思います。

 皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

ステップ

 映画「フクシマフィフティ」を観た際、映画館で、近日上映の映画のチラシを見ていました。

 その中に、重松清原作の映画「ステップ」がありました。

 映画館が入っているショッピングモールの書店で、早速、原作を購入して、ちょうど半分読みました。

 重松清さんとは同世代で、20代の頃からランダムに読んできました。

 小説で涙が出るのは、重松清さんの作品が多いです。「定年ゴジラ」「とんび」などなど・・・。

 選抜高校野球が中止され、NHKラジオでは例年より長く「子ども科学電話相談」が放送されています。

 「泣いたり笑ったりするのは、人間だけ」という趣旨の回答を哲学の先生がお話されていました。

 重松清さんの作品で涙が出るのは、重松清さんの、人間への洞察力が深いからでしょう。

 人間の喜怒哀楽を熟知しておられるからでしょう。

 今は、重松清さんの作品が映画化される第二期ブームに当たっていると思います。

 第一期は、2000年~2010年頃まで。

 第二期が、2015年以降です。

 2015年以降の映画化された作品の中で、「泣くな赤鬼」を映画館で観て泣きました。

 今度の「ステップ」は、来月3日からロードショーです。是非、映画館で観たいと思います。

 「ステップ」について文庫本の裏表紙の文章を引用します。

 「結婚3年目、30歳という若さで、妻は逝った。あまりにもあっけない別れ方だった-男手一つで娘・美紀を育てようと決めた『僕』。喪失の痛みを抱えたまま迎えた初登園、葛藤続きの小学校、義両親との微妙な距離感・・・。もう、ダメかもしれない。心が潰れそうになりながら、強く、優しくなっていく『のこされた人たち』の10年を描いた物語。」

 「僕」を演じるのは山田孝之さん。

 「朋子もこんなふうに美紀を抱っこしていたのだ。『赤ちゃんのホッペって、なんでこんなにぷよぷよしてるんだろうね』と笑いながら、美紀の寝顔を撫でたりつまんだりしていたのだ。ほんの1年前まではあたりまえすぎて気にも留めなかったことが、いまは、かけがえのないものだったのだとわかる。気づいたときには、もう取り戻せない。いや、もう取り戻せなくなったからこそ、それがとても大切なものだったのだと気づく。幸せとはそういうものなのかもしれない。」

 朋子とは亡くなった妻の名前です。朋子が亡くなった直後に、「僕」が美紀に感じた思いが綴られたくだりです。

 この小説を読みながら、今年、中学校を卒業した長女のことを考えました。

 ぷよぷよのほっぺをしていた保育園に通い始めた長女の姿を思い出します。

 もう取り戻せないから大切なものだと気づきます。

 各章に、「僕」が憧れてしまう女性が登場します。

 彼女らが美紀の新しいお母さんになるのかなあと思いながら読み進めていく楽しみがこの小説のもう一つのテーマです。

 そうなると、朋子の両親との関係が疎遠になる・・・。などなど考えさせられます。

 私たちの周りの市井の人たちの葛藤と喜びを見事に描いた重松清さんの代表作の一つが「ステップ」です。

 小説の後半を読みながら、来月の上映スタートを待ちたいと思います。

 重松清さん、素晴らしい作品をありがとうございました。こらからも重松清作品を少しづつ楽しんでいきたいと思います。

 重松清映像化第二期ブームの次なる作品はどの小説でしょうか。

 関係者の皆さん方、これからも重松作品の映像化をよろしくお願いいたします。

 重松清ファンの皆さん、好きな作品をお教え下さい。

県が新型肺炎緊急対策を公表

 山口県は、昨日、新型コロナウイルス感染症に関する緊急対策を公表しました。
 緊急対策関連事業費は、5億37万6千円。今年度補正予算の専決処分(全額国庫補助金)及び予備費で対応することにしています。
 感染拡大の防止の予算は、1億5700万円余です。
 生産委託により幼稚園、認可外保育施設、児童福祉施設等に配布する布製マスク12万枚の確保に5千200万円余が確保されます。
 帰国者・接触者外来は、14カ所から18カ所に増やされました。
 県民の生活の安定に関する予算は、3億4300万円余が確保されます。
 生活福祉資金の貸付緩和により収入現象世帯の資金需要に対応するために、3億3100万円確保されてました。これにより、貸付限度額10万円が20万円に、保証人なしの利子1.5%が無利子になります。
 県内企業への支援として、経営安定資金による金融支援が行われます。融資枠60億円、融資上限8千万円の制度が確保されます。売上減少5%以上としていた要件が、売上高減少となります。
 また、「新型コロナウイルス感染症対応短期支援資金」が創設されます。
 この資金は、臨時休業等に伴う従業員の休暇取得等への対応により短期の資金手当を必要とする中小企業者を支援するものです。
 融資枠は3億円、融資上限800万円です。
 観光業への支援としては、交通事業者等に対する補助金の新年度早期の概算払いが行われます。
 農林漁業者への支援としては、相談窓口の設置やセーフティネット資金などの金融支援を国とともに行います。
 山口県が、今年度補正予算の専決処分という形で、新型コロナウイルス感染症に関する緊急対策を行います。
 皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

映画「フクシマフィフティ」

 映画「フクシマフィフティ」を観ました。
 私は、2011年6月に、福島県の被災地を党県議団として視察しました。
 その中に、富岡町夜の森の桜並木がありました。
 帰宅困難地域との境でした。6月でしたので、葉桜でしたが、見事な桜並木だった記憶があります。
 映画の最後で、当直長の伊崎を演じる佐藤浩市さんが満開の夜の森の桜並木の下で立ち止まるシーンは、感無量でした。
 12日付の中国新聞、宮崎智三論説主幹の「歩く 聞く 考える」を読みました。
 私が県議になったばかりの時、宮崎さんは、山口県政担当でした。
 「振り向くと宮崎さんがいらっしゃる。」という印象の方でした。
 宮崎さんから、よく取材を受けましたし、数多くの調査すべきテーマにも気づかされました。
 宮崎さんは、まさに「歩く 聞く 考える」方だと思います。
 さて、宮崎さんの記事のテーマは「原発のしまい方」です。
 宮崎さんの記事は、「フクシマフィフティ」の映画を見終わったことから始まり、こう書かれてあります。
 「見終わって頭に浮かんだのは以前、福島県富岡町で見た東電社長名の『反省文』だった。『事前の備えによって、防ぐべき事故を防ぐことができませんでした』『反省と教訓を決して忘れることなく』など記されていた。発生から9年、その教訓は生かされているのか。私たちの意識はどう変化したのか。考えさせられた。」
 宮崎さんは、原発に対する政府の姿勢を「政府はベースロード電源と重要視して再稼働を進める。一方で、2018年に野党が出した原発の存廃議論を避けようとしているようだ。原発推進を事故前のように強く打ち出せば、反発は必至だと考えて意図的にあいまいにしているのだろうか。」と指摘した上で、次のように書いています。
 「こうした矛盾は、18年に閣議決定したエネルギー基本計画に現れている。原発依存度は可能な限り低減させるとしながら、電力に占める原発の割合は30年度で20~22%と高い設定のままだ。30基ほど再稼働させないと不可能だが、いま再稼働しているのは9基だけ。電力全体に占める割合も数パーセントにとどまっている。原子力業界でも『達成できない』との声が半数あるほどだ。あいまいな政策を政府はいつまで続けるのか。もはや限界と言わざるを得ない。原発をどうしまっていくか、考える時期ではないか。」
 上関原発を取り巻く状況も、こうした矛盾の渦中にあります。
 政府関係者は、「原発の新設は想定していない」などと述べる一方で、「上関原発は重要電源開発地点であることに変わりはない」などと述べ、推進方針を変更していません。
 村岡県政も、中国電力に原発のための埋め立て免許を許可しながら、「本体工事の見通しが立つまでは工事を行わない」旨を通知しています。
 まさに「原発をどうしまっていくのか、考えていく時期」です。
 そのためには、少なくとも原発の新設は行わない、上関原発を中止することを政府が意思決定することが求められていると思います。
 なぜ、「原発をどうしまっていくか、考える時期」なのかの答えは、東京電力福島原発事故が再び起こらないとは言えない現実があるからです。
 福島原発事故から9年。あの事故の実態を学ぶ一つの材料が映画「フクシマフィフティ」です。

 映画「フクシマフィフティ」。是非、劇場でご鑑賞下さい。
 

上関原発を建てさせない宣伝行う

 昨日、「上関原発を建てさせない大集会」が新型コロナウイルスの関係で中止となり、県下各地で個別の行動をとの訴えに応じて、宇部市内で、浅田宇部市議と一緒に街頭宣伝を行いました。

上関原発いらない宣伝

 フジグラン宇部前で訴える私です。

 私が訴えた要旨は、以下の通りです。

・・・

 「上関原発を建てさせない大集会」は新型コロナウイルスの関係で中止になりましたが、今日は、県下各地で「原発はいらない」の行動を行っています。

 東日本大震災から9年目を迎え、あらためて犠牲となられた方々に哀悼の意をあわすとともに、被災者の皆さんにお見舞いを申し上げます。
 東京電力と国は、避難指示の解除などを理由に賠償を打ち切り、帰還困難区域の避難者にすら住宅提供を打ち切るなど支援を縮小させてきました。しかし、帰りたくても帰れない被害者も多く、避難指示等が解除された地域の居住率は28%にすぎません。故郷への機関はスタート地点に立つだけで、そこからの支援があってこそ、生活と生業の再建、地域の復興にすすむことができます。くらし続けられる地域として再生するためにも、すべての原発事故被害者への完全賠償と支援が必要です。
 原発事故そのものが収束していません。増え続ける放射能汚染水の問題も解決のメドは立たず、安倍政権が地元や住民の合意もなく、海洋放出の結論ありきで突き進もうとしていることは許しがたいことです。
 安倍政権は、国民の意思を踏みにじって、原発の再稼働・推進に突き進んでいます。そのために東京電力福島第一原発の事故を「終わったこと」にしようとしているのです。原発推進のために原発事故で甚大な被害を受けた福島に多大な苦難を押し付ける-こんな政治は一日も早く終わらせなければなりません。
 愛媛県の四国電力伊方原発3号機の運転差し止めの広島高裁は、同原発敷地から2キロ以内に活断層が存在する可能性は否定できないとし、運転差し止めを決定しました。伊方原発は、停電発生など深刻なトラブルが続き、四国電力は運転差し止めの仮処分への異議申し立てを見送り、運転再開の見通しが立っていません。
 原子力規制委員会のテロ対策施設の建設を義務付け、19年4月の設置期限に間に合わなければ、運転を差し止めるとし、関西電力の高浜3,4号機と、九州電力の川内1号機の停止が発表されました。
 中国電力の上関原発建設計画では、広島高裁は、県に埋め立て免許の取り消しを求める訴えは退けましたが、原告は、最高裁へ上告しました。
 福島原発事故から9年。上関原発は建てさせない決意を示しましょう。

・・・

 福島原発事故への思い、また、上関原発への思いをお聞かせ下さい。