議員日誌

上関原発を建てさせない宣伝行う

 昨日、「上関原発を建てさせない大集会」が新型コロナウイルスの関係で中止となり、県下各地で個別の行動をとの訴えに応じて、宇部市内で、浅田宇部市議と一緒に街頭宣伝を行いました。

上関原発いらない宣伝

 フジグラン宇部前で訴える私です。

 私が訴えた要旨は、以下の通りです。

・・・

 「上関原発を建てさせない大集会」は新型コロナウイルスの関係で中止になりましたが、今日は、県下各地で「原発はいらない」の行動を行っています。

 東日本大震災から9年目を迎え、あらためて犠牲となられた方々に哀悼の意をあわすとともに、被災者の皆さんにお見舞いを申し上げます。
 東京電力と国は、避難指示の解除などを理由に賠償を打ち切り、帰還困難区域の避難者にすら住宅提供を打ち切るなど支援を縮小させてきました。しかし、帰りたくても帰れない被害者も多く、避難指示等が解除された地域の居住率は28%にすぎません。故郷への機関はスタート地点に立つだけで、そこからの支援があってこそ、生活と生業の再建、地域の復興にすすむことができます。くらし続けられる地域として再生するためにも、すべての原発事故被害者への完全賠償と支援が必要です。
 原発事故そのものが収束していません。増え続ける放射能汚染水の問題も解決のメドは立たず、安倍政権が地元や住民の合意もなく、海洋放出の結論ありきで突き進もうとしていることは許しがたいことです。
 安倍政権は、国民の意思を踏みにじって、原発の再稼働・推進に突き進んでいます。そのために東京電力福島第一原発の事故を「終わったこと」にしようとしているのです。原発推進のために原発事故で甚大な被害を受けた福島に多大な苦難を押し付ける-こんな政治は一日も早く終わらせなければなりません。
 愛媛県の四国電力伊方原発3号機の運転差し止めの広島高裁は、同原発敷地から2キロ以内に活断層が存在する可能性は否定できないとし、運転差し止めを決定しました。伊方原発は、停電発生など深刻なトラブルが続き、四国電力は運転差し止めの仮処分への異議申し立てを見送り、運転再開の見通しが立っていません。
 原子力規制委員会のテロ対策施設の建設を義務付け、19年4月の設置期限に間に合わなければ、運転を差し止めるとし、関西電力の高浜3,4号機と、九州電力の川内1号機の停止が発表されました。
 中国電力の上関原発建設計画では、広島高裁は、県に埋め立て免許の取り消しを求める訴えは退けましたが、原告は、最高裁へ上告しました。
 福島原発事故から9年。上関原発は建てさせない決意を示しましょう。

・・・

 福島原発事故への思い、また、上関原発への思いをお聞かせ下さい。

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