昨日、日本共産党西部後援会でお月見会が開かれ、この中で行われた句会で選者をしました。最後に、軸吟という選者の句を入れなければなりません。本当に久しぶりの作句でしたが、「農民の怒りで染まる畦の赤」としました。
9月議会が始まる前に、党県議団主催で、恒例の民主団体との懇談会が開かれました。その中で、農民連の方から、米価の話しを聞きました。H18年の全国平均の米の生産費は、1俵16824円。しかし、米価は1俵14826円。農家の時給は、344円。全国一律最低賃金が時給673円ですから、その約半分しかありません。また、1俵あたりの採算割れは、約2000円。これでは、他にどのような対策が取られても後継者は育ちません。
今年から農業を手伝っていますので、日本農業の沸点がここにあることを痛感します。ここを解決しなければ、日本農業の再生はあり得ません。米価の価格補償を抜本的に強めるときです。これから、畦を染める彼岸花の赤は農家の怒りの声です。
お月見会から帰ると、丁度、次男の誕生会でした。次男は、今年で8歳。1歳の正月に喘息で入院したことは今も忘れることが出来ません。今では、運動会のリレーの選手。空手教室にも通うスポーツマンになりました。今週から苦手な国語を克服するために「習字教室」にも通います。上手く自分の言いたいことを表現できないこともあるけど、心優しく力持ちの少年に成長したことを喜んでいます。彼は、これから様々な出来事に直面するでしょうが、しっかり支えることのできる親でありたいと思います。
妻の手作りケーキを前に(左から長女、次男、長男)
朝、6時50分。警備員さんと、私と教頭先生で、打ち合わせ。昨年は、昼に、正面玄関での警備員さんの制止を無視して、数台の車が学校に入ってくる事件がおきました。車は、体育館前に横付け。これを処理するのに大変苦労しました。これへの対処として、今年は、日中、正門を閉めることにしました。
また、運動会が終わって、子ども達が教室に入り、出てくるまで、車を1時間程度止め、ドライバーの方には待機していただいていました。その間、「急いでいるから、早く帰りたい。」という方を引き止めるが大変でした。今年は、子どもの安全に配慮しながら、閉会式終了後、ただちに、車の移動を認めることにしました。
この二つの改善で、トラブルは改善され、今年は、全体としてもスムーズな運動会となりました。
トラブルが少なかった分、子どもたちの活躍をじっくり見学することができました。6年生の組体操は、子どもたちの成長に単純に感動し、目頭が熱くなりました。我が家では、長男は、エイサー踊りで活躍し、次男は、リレーの選手として頑張っていました。
さあ、これから一般質問や委員会の準備に取り掛かりましょう。朝が早かったので、一日が長いです。瞼が重いです。
今朝、一般質問の原稿がほぼ完成しました。取り上げることが出来た問題、取り上げきれなかった問題、今回も様々なドラマを経て、ようやく完成しました。どのテーマもわが子のようです。これから更に暖めながら再質問の内容を検討します。
午後は、宇部・山陽小野田の地域メンタルヘルスケアーを発展させる会の総会に参加しました。会長である山大の渡辺教授にお会いして、ご意見をお聞きすることができたことがよかったです。
先生は、二つのことを指摘しておられました。ひとつは、精神障害者の入院患者さんの退院促進事業についてです。3年目標の2年目に入っているが、県の取り組みをしっかりチェックしてほしいと言われました。二つ目は、自殺予防対策です。極めて重要な課題であるにも関わらず、僅かの期間で、計画を策定するのは問題があるという指摘でした。先生は、計画を策定する審議会の委員さんです。
この二つの問題をしっかりチェックしてほしいと頼まれましたので、一般質問では無理ですが、厚生委員会の質疑の中で取り上げていこうと考えています。この連休は、委員会審議も展望しつつ議会準備に取り組みます。
しかし、明日は、小学校の運動会。私は、PTA副会長として、危機管理官のような役割を期待されています。要するにパシリ。西でトラブルが発生すれば西へ、東で起これば東へ。昨年は、様々なトラブルが続きましたが、今年は、何も起こりませんように。昨日が、前々日準備。今日は、今から前日準備に行ってきます。
本日、療養病床患者さんを守る県民公開講座が山口市で開かれ、参加してきました。
山口民医連の野田会長を講師に、「療養病床削減・廃止問題」が提起されました。野田先生の話の中で、全国知事会が、療養病床の再編成に関して国に要望書を提出していることが明らかになりました。今、ようやくインターネットでその要望書を見つけました。
6月15日に、全国知事会が、「医療制度改革に関する要望」として国に提出した文書の最初に「療養病床の再編成を進めるに際しての基本的考え方について」というくだりがあります。
その中に「介護保険サービスとしての老人保健施設等に新たな医療機能を持たせ、結果として従来の療養病床と同様のサービスを行うことは、単なる医療保険から介護保険への付け替えに他ならず、認められるものではない。」という痛烈な一文がありました。この内容を元に、9月11日に、全国知事会と厚生労働大臣との意見交換会が開かれました。その中で、知事会から「国はまったく現場のことがわかっていない。」「医療保険と介護保険の形だけの交換であり、国庫負担が軽くなる分地方負担が増える可能性がある」との率直な意見が出されたようです。
その一方で、国は、各都道府県に、地域ケア体制整備構想を今年度中に策定するよう指導しています。この構想には、療養病床の削減計画の立案が含まれます。山口県もご多分に漏れず着々とその作業を進めています。
全国知事会の構成員である二井知事は、この要望の立場に立って、これだけ問題のある療養病床の削減・廃止計画の立案は、問題が解決されるまでは留保し、行わないなどの手段も検討すべきではないかと私は考えます。
私は、今議会の一般質問でこの問題を取り上げる予定です。また、9月県議会には、この問題での請願が提出されるようです。紹介議員になることもやぶさかではありません。提出されれば、厚生委員会に付託されます。厚生委員会所属委員として採択のために力を尽くしたいと思います。
この問題が、県民の命にとって極めて重大だということが大変よく分かった講座でした。