昨日、訪問した方が、お母さんの終の住みかがなく困っておられました。
特別養護老人ホームに入所できない。
老人保健施設などを3ヶ月ごとに渡り歩いている。
今いる施設の期限が切れて次に入る施設が決まっていない。
この家で引き取れば、母は一気に病状を悪くするだろう。
安心して入所できる施設はないものか。
このような内容でした。
この話を聞き、今日、書店で、NHKスペシャル取材班の「老人漂流社会」という本を手にしました。
NHKスペシャル取材班の本では、「無縁社会」もとても興味深く読みました。
この本は、読み始めたばかりですが、「歳をとることは罪なのか」とセンセーショナルな言葉が飛び込んできました。
私は、大学で社会福祉・社会保障を学びました。
日本国憲法には「社会福祉・社会保障は国の責任で保障する」とあります。
戦前、介護は、家族に課せられていましたが、戦後は、社会で観る。最終的には国で責任を取るとなったはずでした。
私の感覚では、90年代以降、社会福祉への国の関与が著しく低下してきていると思います。
そして、今日、「無縁社会」「老人漂流社会」という言葉で表現されるまでの日本になってしまいました。
今、国の方向を考え直さなければ、国民の生存権が侵害される事態が広がるばかりです。
私は、年末年始、「老人漂流社会」を読んで、日本の社会福祉・社会保障の事を考え直したいと思います。
皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
再来年は一斉地方選挙。山口県議会議員選挙が行われます。
私は、5期目の県議選に宇部市選挙区から立候補する予定です。
本日は、次期県議選挙に向けて写真撮影を行いました。
パソコン画面上の映像を撮影しました。
選挙は、今度で、7回目。
写真撮影だけは慣れません。
カメラマンの方にご迷惑をおかけして、約1時間で撮影が終わりました。
正式には後日、DVDで納品されますが、パソコン上の画面を撮影しました。
この写真で、これから様々な資料を作成することになるでしょう。
写真撮影を契機に、様々な準備を加速させたいと思っています。
引き続き、県政に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
今日は、クリスマスイブです。
私へのプレゼントは、新しいパソコンです。
新しいパソコンが我が家にやってきました。
今のパソコンは、2008年10月に購入。
丸5年。よく働いてくれました。
新しいパソコンへの引き継ぎ完了までは、二つのパソコンを併用するようになると思います。
これから最低5年は、新しいパソコンが相棒になります。
5年前のパソコンはウインドウズビスタでしたが、今度のパソコンは、ウインドウズ8.1が入っています。
使い勝手はどうでしょう。
年末年始は、パソコンの引越しで忙しくなりそうです。
本日、日本共産党宇部市サンきわ後援会の会合があり、私は、介護保険について話をしました。
話の概要は下記の通りです。
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県議会を終えて、17日、私は、原発建設が進められようとしている上関町に小池晃副委員長とともに訪問し、原発の事と同時に、上関町高齢者保健福祉センターでお話を聞きました。 厚生労働省の社会保障審議会の部会が介護保険制度の見直し案をまとめましたが、一言でいえば大改悪と言える内容です。 大改悪の一つは、介護保険から要支援を外すということです。全国で要支援者は、150万人おられます。山口県でも要支援者が2万2千人おられます。これらの方々が、訪問介護や通所介護を受けておられますが、これらのサービスを介護保険から外し、市町村事業に委ねるというものです。 上関町では、要支援の方が70名おられ、その内、20人が訪問介護を受けておられます。所長さんは、「サービスをいきなり町で行えと言われても有償ボランティアなどの体制がない。また、通所介護に来られている方のサービスが今のまま維持できる保障はなく、お年寄りの元気を奪うことになるのではないか」と話をされていました。 介護保険の改悪の第二は、特別養護老人ホームの入所要件を要介護3以上にするものです。 山口県内で特別養護老人ホームに入所されている方は、6286名です。この内、要介護1・2の方が、587名おられます。全国では、31%と言われていますが、山口県では、9.3%ですが、これらの方々が施設におられなくなるのです。 所長さんは、「上関町には、入所施設は他になく、町外にお年寄りを追い出すことになる」と話しておられました。 このままでは、県内、取り分けへき地と言われる地域ではお年寄りは暮らせない状況が広がります。私は、来る議会でこの問題を議会で取り上げていきたいと思います。
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介護保険に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
本日、宇部市シルバーふれあいセンターで上映された中村柊斗監督の映画「アオギリにたくして」を観ました。
逓信省で働く田中節子。職場で被爆します。
原爆で片足を切断するしょう害を負いますが、職場復帰を果たします。
職場にある被爆アオギリが芽を出していることを知り、保護し、アオギリ二世三世を広げる活動に取り組みます。
東日本大震災の直後に命を落とします。
田中節子のモデルは、被爆体験を語り継いだ沼田鈴子さんです。
被爆者として生きた彼女の激動の戦後の物語が映画に生かされています。
福島原発事故が発生した日本で、原発の再稼働や新増設が行われようとしています。
今こそ広島原爆の事実を想い起こす時です。
一人でも多くの方に観ていただきたい映画だと思いました。
上映会の後、中村柊斗監督の舞台あいさつがありました。
「大資本がバックではないので、資金的に苦労した」とのエピソードに感激しました。
製作の中村里美さんとプロデューサーの伊藤茂利さんによるミニコンサートも行われました。
ミニコンサートを行う中村さんと伊藤さん
上映会場で、被爆アオギリの種を買ってきました。
来春、子どもたちと一緒に育ててみたいと思います。
我が家に被爆アオギリを植えることが一つの夢となりました。
今日は、いい映画を観させていただきありがとうございました。関係者の皆さんに感謝いたします。