議員日誌

第82回山口県党会議で発言

本日、第82回山口県党会議が行われました。

次期県役員が選出されました。委員長に佐藤文明さん。

私は、引き続き常任委員に選出されました。

私は、一斉地方選挙と中間選挙をたたかう候補者を代表して決意表明を行いました。

一斉地方選挙と中間選挙に全て勝利しようと訴えました。

私の発言の要旨は以下の通りです。

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 来年の一斉地方選挙とそれまでに行われる中間地方選挙をたたかう候補者を代表して決意表明を行います。
 26回大会決議は、来年の一斉地方選挙は、3つの意義があると述べています。第一は、それぞれの地方自治体の今後を左右する選挙だということ。第二は、安倍政権の反動的暴走に国民的審判をくだす選挙であること。第三は、第三の躍進を本格的な流れにするうえで重大な関門となる選挙であることです。
 3つの意義をもった歴史的戦いを前に、私は、まさに武者震いをする思いです。緊張感をもって、一斉地方選挙とそれまでに行われる全ての地方選挙に必ず勝利しようではございませんか。
 県党会議の総合計画に、県議選挙は、「いずれも議席確保のためには容易ならざる奮闘が必要」とあります。まさに宇部市選挙区がその通りです。
 補欠選挙で、自民党が議席を増やし3つにしました。公明・社民の現職も立候補し、民主も立候補予定です。私を入れて、定数5を有力7陣営が争う大激戦が予測されます。
 総合計画には、「勝利にふさわしいだけの強く大きな『実力ある党』を作りたたかうなかでこそ勝利への展望があきらかになります」とあります。
 私は、昨日、宇部工業高校の卒業式に参加しました。ある担任の先生が、卒業生に次の言葉を送っておられました。「準備の出来が成功の鍵となる」。
 まさに、一つ一つの選挙勝利の鍵は、準備の出来にかかっている。選挙の準備とは、勝利にふさわしい党を作ることができたかどうかです。
 「準備の出来が成功の鍵となる」。一斉地方選挙とそれまでの中間選挙一つ一つでしっかり準備して、一つ一つの選挙、必ず勝利いたしましょう。そのために全力を尽くすことをお誓いして私の決意表明といたします。
・・・
 県議会も始まります。引き続き皆さんのご要望をお聞かせ下さい。
 

県立宇部工業高校卒業証書授与式に参加

本日、山口県立宇部工業高校卒業証書授与式に参加しました。

第89回卒業証書授与式が行われた宇部工業高校
私は、柳居議長の祝辞を代読しました。
県議になって以来、15回目の卒業式への参加だと思いますが、一番涙を流した卒業式といっていいと思います。
卒業生が、私の子ども世代になっていることが最大の理由だと思います。
卒業生みんながわが子のように思えるのです。
卒業生の答辞を読んだ生徒は、サッカー部に在籍中に、病気を患い練習に参加できなかったけれど、その分、仲間の大切さを感じたと語りました。
一番泣いたのは、卒業生が退場する際に、保護者席に向かってお礼の言葉を述べるところです。
「反抗したこともあったけど、自分を産んでくれてありがとう。」などの言葉には涙しかありません。
お父さんが亡くなったが、これからは、父親の分、頑張るとの母親に語る生徒もいました。これにも涙。
宇部工業では、全ての生徒の進路が決まっているとのことです。
182人の宇部工業高校の卒業生と、山口県内で今日卒業を迎えた全ての子どもたちの未来が開かれることを願います。
そのためにも、若者にやさしい県政にしていきたいと決意を新たにしました。
卒業を迎えられた皆さん、保護者の皆さん、ご卒業おめでとうございます。
皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

平成26年度当初予算(案)の概要が発表される

本日は、議会運営委員会が行われ、来月4日から3月県議会が行われることが決まりました。

同時に、本日、新年度予算の概要が発表されました。

概要では、最初に「編成の基本的考え方」が明らかにされています。

考え方には、「一般会計については、通年予算ではありますが、経常的経費や継続事業を中心とした、いわゆる『骨格予算』として編成しました。」「新規事業や政策的な判断を要する経費は、今後、いわゆる『肉付け予算』として、追加の補正予算措置を講じる予定としています。」とあります。

このため、一般会計予算規模は、6533億4百万円で、対前年度比、-399億5千500万円となりました。

歳入予算の特徴の第一は、消費税引き上げで、50億7600万円が増加したことです。

歳出予算の特徴の第一は、公共事業関係費が対前年度比-425億2千500万円で、-50%となっていることです。

第二は、考え方にもあるように、国が制度を創設した給付型奨学金など以外の暮らしにかかわる予算は、継続事業が中心であり、30人学級化や私学助成なども前年度並みの対応となっています。

村岡知事は、「6月県議会で『肉付け予算』を組む」考えを今日の記者会見で示したようです。

国の地方財政の伸びが1.8%ですので、6月県議会で肉付け補正予算を組む財源は、約500億円と予測されます。

しかし、公共事業関連費が少なくとも425億円組まれることが予測されますので、肉付け予算の中で、暮らしにかかわる「新規事業や政策的な判断を要する経費」にさける予算額は、数十億円に限られる可能性が明らかになってきました。

本日、学校法人山口朝鮮学園などから「私立外国人学校特別補助金」の新年度予算計上を求める要望書が提出されました。

私は、この補助金の復活を始め、30人学級の拡大など、県民要求に答える積極的な対応が求められていると思います。

3月議会では、6月議会での肉付け予算編成に向けて、村岡知事へ県民要求を積極的に届けたいと思っています。

皆さんの切実な要望をお聞かせください。可能な限り3月議会に反映していきたいと思います。

赤間硯工房と和紙原料加工場を見学

本日は、まず、宇部市万倉岩滝の日枝さんの赤間硯工房を見学しました。

日枝さんの工房です。親子二代で製作されています。
赤色頁岩を加工して硯を作成する歴史は、約800年の鎌倉時代までさかのぼります。
赤間硯は、昭和51年に、経済産業大臣指定の伝統的工芸品に指定されました。

色々な形の赤間硯が陳列されいます。伝統が光ります。
赤間硯は年間約600名を超える見学者がいますが、日枝さんの工房が全て受け入れています。
楠町が宇部市と合併する前に、近くに駐車場などは整備されたものの、見学者用の工房がないため、苦労されているようです。
同じく県内で、伝統的工芸品に指定されている大内塗は、伝承センターをもっていますが、赤間硯も同じような施設があったらとの要望をお聞きしました。
日枝陽一さんは、41歳。一番若い赤間硯の製作者です。
後継者対策は急務だといわれます。赤間硯の場合は、岩滝地域に居住している人しか石を利用できないルールとなっています。
伝承センターと同時に、後継者が住める施設があればとの要望もお聞きしました。
山口県内の伝統的工芸品が今後とも継承されていくような対策が求められていると感じました。
今日、お聞きした点については、今後の議会で取り上げていきたいと思います。
次に、徳地町の和紙の材料を取り扱っておられる山内農場を見学しました。
山内農場は、こうぞやみつまたなど和紙の原料を加工して出荷されているところです。
中心は、紙幣の原料として、国立印刷局に、みつまたを加工した原料を出荷されています。
国立印刷局が取り扱う国内原料の約2割を山内農場が取り扱っているとのことでした。
県内農家が育てたみつまたを蒸し煮して、黒皮はぎ、乾燥させて、白皮に加工して出荷する作業が行われていました。

 
 
 
 
 
 



一番目は、原料のみつまた。二番目は、蒸し窯
  三番目は、黒皮をはぐ工程。最後は、黒皮の乾燥
山内さんは、「紙幣の原料のみつまたは不足している状況だ。みつまたの育成農家が増えるといいのだが」と話されました。
実際に、工作放棄地にみつまたが植えられている畑を見学しました。

耕作放棄地にみつまたが植えてあり、春に収穫です。
水はけのよい場所で、日当たりが十分なくても育てられるとのことでした。
苗を植えて3年経過すれば出荷することができる枝が育つとのことでした。
中山間地域の耕作放棄地で、みつまた栽培が広がることを願います。
今後、宇部市楠地域で耕作放棄地へみつまたを植えることが出来ないかの協議が始まるとのことです。
わが実家の耕作放棄地を含めて、みつまた栽培の協議に参加していくことにしています。
行政としての支援の在り方について今後、調査し、必要な発言を行っていきたいと思います。
伝統的工芸品の振興や、みつまた栽培を始めとした中山間地域の振興の在り方について皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

宇部地域に児童相談所の設置を

私は、2010年12月議会で、宇部市に児童相談所を設置するよう求めました。
この質問に、「宇部市に福祉司の常駐も検討」との答弁がされました。
そして、2011年4月、宇部市に県中央児童相談所宇部駐在が設置されました。
今日、健康福祉部から、県内の児童相談所の児童虐待相談対応件数の状況について説明を受けました。
平成24年度の県内での児童虐待相談対応件数は、279件でした。
各児童相談所毎の虐待対応件数は次の通りです。
中央児相-136(うち宇部駐在が68)、岩国児相-30、周南児相38、下関児相38、萩児相37
宇部駐在だけで、中央児相以外の児相の倍近くの虐待相談に対応しています。
平成25年度(12月末)までの状況はどうでしょう。
県全体で143件の児童虐待相談対応がありました。
内訳は、中央児相64(うち宇部駐在が25)、岩国児相17、周南児相30、下関児相24、萩児相8となっています。
平成25年度を見ても、宇部駐在だけで、岩国、下関、萩児相の対応件数を上回っています。
私は、これらデータを見て、宇部駐在を発展させ、児童相談所とすべきだと痛感しました。
知事選が終わり、いよいよ来週から県議会が始まりますが、この問題を取り上げたいと考えています。
この問題を含め、県政全般の皆さんの要望をお聞かせ下さい。

東京新聞(大型公共事業特集)に私のコメントが掲載

2月19日付東京新聞に「自民流ばらまき予算の地元」と題する記事が掲載されました。
特集では、「衆院で、審議中の2014年度政府予算案は、自民党型ばらまき予算の完全復活を思わせる。自民党の政権復活後、公共事業費は、2年連続増の約6兆円に膨れ上がった。(中略)このまま利益誘導型政治に逆戻りするのか。」として、二階党国土強靭化総合調査会長と安倍首相の地元の公共事業の実態を追っています。
安倍首相の地元山口県での大型公共事業の状況を追う記事では、第一に、第二関門橋と言われる「下関北九州道路」が取り上げられています。「県は、08年に頓挫した計画の急浮上を狙う。」と書いています。
二つ目は、山陰道の年内での事業化の状況です。川上下関商工会議所会頭は「地元には、安倍首相の在任中に事業が進めばいいという思いはある」と語っています。
三つ目は、下関市の沖合人工島(長州出島)についてです。
この事業は、755億円を投じる事業で09年から部分供用がはじまりましたが、利用した船舶は、わずか70隻と報じています。
この中で私の「過大な需要を見込んだ国と地元の責任は重大だ。『公共事業栄えて民滅ぶ』状況が加速することになりかねない」とのコメントが取り上げられています。
記事の後半で五十嵐法政大学教授が「公共事業は一度始めると半永久的にカネがかかる。道路建設は途中で管理費も必要だ。ばらまきはいつまでも続くことになる」とのコメントを寄せています。
また、森田実氏は、「派閥が幅を利かせていた昔と違い、今は首相に権力が集中する。支持率が高ければ首相が何でもできる時代だが、権力を失った時、癒着が暴かれる可能性がある。ロッキード事件やリクルート事件のように首相経験者でもしっぺ返しを食らいかねず、政治不信を招いた利権誘導型政治の負の政治が繰り返されることになる」とのコメントを寄せています。
デスクメモとして「関東甲信などで16日夜に大雪被害が拡大する中、東京・赤坂の高級天ぷら料理店で支援者と会食していた安倍首相の対応がネット上で批判を浴びている。今回の危機管理の是非は、いずれ厳しく検証されることになろうが、少なからぬ人たちが、首相のおごりと緊張感のなさを天ぷらの衣に感じたようだ。」とあります。
村岡新知事は、山本県政が進めた産業戦略推進計画を充実させると公約して当選しました。
山本県政が進めた産業戦略の1丁目1番地は、瀬戸内産業再生戦略であり、その中心は、大型公共事業の促進です。
私は、大型公共事業ばかりが推進されることを多くの県民が望んでいるのか大きな疑問を持っています。
「公共事業栄えて民滅ぶ」事態にならないよう、村岡新知事には慎重な対応を望みます。
皆さん、この問題をどのようにお考えですか。ご意見をお聞かせ下さい。