先日、日本共産党中央委員会の宗教委員会の平静丸さんとお話しする機会がありました。
平さんは、浄土真宗大谷派(東本願寺)の住職を務めた経験もおありで、浄土真宗の総代としてよちよち歩きの私にとって興味深いお話をお聞きすることができました。
その中で、和田竜著「村上海賊の娘」の話が出ました。
ここ数日、「村上海賊の娘」を読み直し、本願寺の歴史を知る上でも大変興味深い本だということが分かりました。
時は戦国時代、本願寺は山科から大阪(石山)に移ります。現在の大阪城周辺です。
天下統一に挑む織田信長と本願寺の顕如宗主が行った合戦が「石山合戦」です。
信長から兵糧攻めに合う本願寺に物資を送ろうとした毛利家を海上で支えたのが村上海賊。
小説は、信長と毛利・村上連合が難波の海で戦った木津川合戦が描かれています。
村上海賊の娘「景」がかっこいいです。
当時は醜女と描かれているが、現代のモデルのような容姿です。
映画化されれば、誰が演じるのかと考えてしまいます。
話を本願寺に戻しますと本願寺は、その後、紀伊鷺森に移ります。
信長が本能寺で倒れ、秀吉は、本願寺と友好関係を保ちます。
本願寺は、大阪天満を経て、京都の現在地に寺基を移転させます。
(この辺りは、『浄土真宗必携 み教えと歩む』を参照しています。)
本願寺は、常に時の政府から弾圧されながら、民衆と深く結びつきながら活動を継続させてきたことが分かります。
この連休は、「村上海賊の娘」を読み、本願寺とともに信長、毛利、村上の歴史を学びたいと思います。
瀬戸内海の歴史を知ることが山口県の歴史を知ることにもなります。
平さん「村上海賊の娘」をご紹介いただきありがとうございます。
「村上海賊の娘」は2014年本屋大賞受賞作。
さすがに読ませます。
本書や和田竜ファンの皆さん。感想をお聞かせ下さい。
本願寺
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