今年の6月に、森浩美著「家族の言い訳」についての感想をブログに書きました。
先程、仕事帰りの車の中で聞いていた、NHKの「ラジオ文芸館」という番組で、この本の中の「おかあちゃんの口紅」の一部が朗読されていました。
内容を忘れかけていましたが、やっぱりいい作品だったんだなあと思い知らされました。
主人公の貴志は裕福とはいえない家に育ちました。貴志が小学生4年の時、学校に化粧してくるお母さんに憧れます。
お母さんに口紅をプレゼントしようと思い立ちます。お年玉では足らず、ビンを集めてお金にしました。
貴志がやっと買った口紅を母は、参観日に一度使ったきりで後は使いませんでした。
今、その母は病床に臥しています。病床で、貴志の妻に母は、「貴志からプレゼントされた口紅が私のお守り」と告げます。
主なストーリーはそれだけなのですが、胸を打ちます。
私の母も今年で73歳になりました。母には、子どもの頃から大人になった今もまともなプレゼントをしたことない自分に気づきました。
最近は、農業を手伝うことがプレゼントと割り切っている私。
明後日は、稲刈りです。母とこれからも末長く一緒に農業が出来たらと思います。
明後日は、敬老の日でもあります。母に感謝する日にしたいと思います。
明日は、自治会の敬老会に参加します。地域の先輩の方々に、「おかあちゃんの口紅」の話しをしたいと思います。
家族と地域の高齢者の方々に感謝する連休にしたいと思います。
県議として「長寿が喜べる山口県」を目指して、決意を新たにする連休にしたいと思います。
皆さんにとってのお母さんの思い出をお聞かせください。
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