いわさきちひろさん(以下、ちひろ)は、1918年(大正7年)に生まれ、来年が生誕100年になります。
この時期に、息子である松本猛さんがこの程、「決定的評伝」である「いわさきちひろ 子どもへの愛に生きて」を出版しました。
PTA全国表彰で東京に行き、帰りの羽田空港の書店で購入して今、読んでいます。
ちひろは、戦後、長野県で日本共産党に入党し、上京し、人民新聞の記者をしながら、日本共産党宣伝芸術学校に通います。
ちひろは、宮沢賢治に傾倒していました。猛さんは、「ちひろが命のように大切に持っていた『宮澤賢治名作選』の目次の前に書かれていた『世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はありえない』という言葉が、共産主義の考え方と共鳴すると感じたのではないだろうか。賢治もまた、農民のために無私の生き方を選んだ人だった。」と書いています。
ちひろは、松本善明さんと結婚した直後、入党の想いを日記に次のように書いています。
「戦争をやめて正しい人を殺してはならない。私はこの切なる気持ちから以外にコミュニストになったのではない。哲学や理論からなったのではない。本当に平和のために圧迫された人民のために斗う」
戦争をやめて正しい人を殺してならない
平和のために圧迫された人民のために斗う
私は、一人の共産党員として、ちひろの想いに大いに共感しました。
ちひろの願いは、再び切実なものとなっています。
日本が「戦争する国」になろうとしています。
ちひろの時代の人々が、戦争を経てかちとった「憲法9条」を守るために斗うときです。
戦争をやめて正しい人を殺さないために
平和のために圧迫された人民のために
みなさんのいわさきちひろへの想いをお教え下さい。
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