昨日、帰省した大学1年の長男と中学1年の長女と一緒に、映画「君の膵臓を食べたい」を観ました。
映画の原作である住野よる著「君の膵臓を食べたい」は、長女が大好きで、私も一気に読みました。
長女は、その後も住野よるさんの作品を読み続けています。
映画は、13年後の僕の視点も加わり、高校生の僕と桜良を振り返ります。
13年後の僕の視点が加わったので、私たち親世代でも共感できる内容になっています。
正直、小説で涙は出ませんでしたが、映画では何度も泣きました。
やっぱり、桜良が亡くなった後、桜良の家で、桜良が遺した「共病文庫」を読んだ後、僕が泣くシーンですね。
北村匠海さんの演技は、すばらしかったです。
そこで、私が涙したのは、桜良さんを愛おしい存在だと思えたからです。
そう思わせる瑞々しい演技をした浜辺美波さんもすばらしかったです。
原作の中で、桜良が遺した僕に向けての手紙に、次のようなくだりがあります。
「初めて私は、私自身として、必要とされているって知ったの。初めて私は、自分が、たった一人の私であるって思えたの。ありがとう。17年、私は君に必要されるのを待っていたのかもしれない。桜が、春を待っているみたいに。」
生きるとはいくつになっても難しいものですが、「必要とされる」と思えることは大切ですよね。
だから明日も生きていこうと思えるのです。
それが、自立ということなのかも知れません。
自分の人生を振り返りながら、我が子のことを想像しながらそう思いました。
「君の膵臓を食べたい」は若者にとても支持されて大ヒット作となりました。
若者は、自分が必要とされていると思いたいとのだと改めて感じました。
長男が20才。長女が13才。
彼らの観たい作品を一緒に観て共感するという体験をこれからも続けていけたらと思います。
月川翔監督。「泣けました。」すばらしい作品をありがとうございました。
長女から借りて住野よるさんの他の作品も読んでみたと思います。
小説でも映画でも「君の膵臓を食べたい」の感想をお聞かせ下さい。
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