本日、西宇部小学校PTAの家庭教育学級「たんぽぽ倶楽部」が主催の学習会が行われました。
講師は、元萩市教育長の陽信孝さん。陽さんは、「家族のあり方」と題して話しをされました。
西宇部小学校PTA家庭教育学級での陽先生
陽さん自らの胃がんが発見された直後、妻の八重子さんが若年性アルツハイマー病が発症します。
陽さんは、八重子さんが亡くなられるまでの12年間、自らの闘病と八重子さんの介護の日々を送られました。
音楽の先生だった八重子さんは、自らで食事や排泄が困難になった後も童謡などをハミングすることは出来ました。
自らの闘病と妻の介護を綴った陽さんの著書「八重子のハミング」は佐々部清監督によって映画となり、県内で現在上映中です。
本ブログに書いてきたように、私は、小説「八重子のハミング」を読み、映画「八重子のハミング」を観て今日の講演を楽しみにしていました。
昭和14年生まれの陽さんは、1時間半の講演をはつらつとこなされました。
ユーモアたっぷりのお話しにあっという間に時間が経過しました。
陽さんは、「教育の教は先生に領分だが、育は家庭が責任を負うべき領分だ」と話され、何でも学校任せにする現在の保護者へ厳しく叱咤されました。
その一方で、「親同士があるべき子ども像についてしっかり話し合う、学級でのPTA活動が重要だ」と現在の保護者へ優しく激励されました。
陽さんは、「優しさは、泉のようにどんどん湧いてくるもの」と、「傾聴」することの大切さを話されました。
「聴くとは十四の心で聞くと書くように、しっかり心で話しを聞くことだ」と陽さん。
私は、陽先生の話しを聞いて、まず、親として子どもたちの話しに耳を傾けようと思いました。
そして、子どもとして、昭和12年生まれの母の話しに耳を傾けようと思いました。
陽さんは、子どもさんやお孫さんと一緒に八重子さんを支え続けられました。
八重子さんには、家族からの「やさしさが薬」でした。
「やさしさが薬」は、家族が直面するどのような問題にとっても大切なキーワードだと感じました。
陽先生には、来年、夏の厚南4校区合同人権教育研修会にも講師で来ていただくようお願いしています。
再度、陽先生のお話しを聞くことを楽しみにしています。
陽信孝先生、今日は、ご講演ありがとうございました。
「八重子のハミング」についての感想をお聞かせ下さい。
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