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長生炭鉱水没事故の犠牲者の遺骨の発掘調査の実施を小池書記局長が石破首相に迫りました

 昨日、参議院の代表質問で日本共産党の小池晃書記局長が長生炭鉱犠牲者の遺骨収集を政府に迫りました。
 今朝のしんぶん赤旗日刊紙は、この内容を次のように報じました。
 「日本共産党の小池晃書記局長は4日、参議院本会議の代表質問で、1942年に山口県宇部市の長生炭鉱で起きた水没事故をめぐり、犠牲者に朝鮮半島から強制連行された136人も含まれているとして、遺骨の発掘調査を始めるよう政府に求めました。小池氏は、戦時中の民間徴用者の遺骨返還について、2004年の日韓首脳会談で、当時の小泉純一郎首相が『何ができるか真剣に検討する』と応じた一方、政府は、長生炭鉱の遺骨の埋没位置は不明のため、発掘は困難だと答弁してきたことをあげました。市民団体が募金を集め、炭鉱の入り口を掘り出し、10月にはダイバーが坑道内の潜水調査を実施したと述べ、『82年もの間、冷たい海底に眠る遺骨を可能な限り速やかに、遺族のもとに届け、尊厳の回復を図るべきだ』と求めました。石破茂首相は、『現時点では遺骨発掘を実施することは困難』と答弁。一方、国内に存在する旧朝鮮半島出身労働者の遺骨について、遺族が返還を希望する場合は『可能な限り返還するのが望ましい』として、『引き続き、人道的観点から対応を検討する』と述べました。」
 私は、昨日の議会終了後、参議院のインターネット中継で、小池書記局長の質問と石破首相の答弁を視聴しました。
 私は、10月18日、小池書記局長が、宇部市内で街頭宣伝を行った後、飛行機に搭乗するまでの間という時間でしたが、長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会が市民に募金を集め、入り口が開いたばかりの長生炭鉱の坑口付近を案内しました。

 小池晃書記局長と開いたばかりの長生炭鉱の坑口を見学しました。 

 その後、訪れた追悼ひろばでは、韓国の学者・研究者の方々と合流し、小池書記局長に、参加者たちは「遺骨収集のため日本政府が努力するよう論戦を行ってほしい」と激励を受けました。
 この時の視察が、今度の質問に繋がったと感激しながら質問を聴いていました。
 石破首相の発言の前半は従来のものでしたが、旧朝鮮半島出身労働者の遺骨について、遺族が返還を希望する場合は「可能な限り返還するのが望ましい」とする答弁は、前向きなものと受け止めました。
 長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会は、来年1月末に、10月に坑口から初めて潜水調査を行った、ダイバーの伊佐治さんによる再びの潜水調査を行うことを計画しています。
 政府は、遺骨が発見されたら、遺族に返還するのが望ましいという傍観的立場ではなく、自ら遺骨収集に尽力する姿勢を取るべきです。
 地元、宇部市の刻む会の運営委員の一人として、県議会議員として、小池書記局長をはじめとする遺骨発掘を政府に求める国会議員の皆さんと連帯して、遺族への遺骨返還を実現していきたいと思います。
 この問題に対する皆さんのご意見をお聞かせください。

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