ブログ

「柳井地域の高校再編案が9月県議会で提案か」との報道 年内提案強行を許してはいけません

 1日、中国新聞デジタルは、柳井地域の県立高校4校を2校に再編する計画が浮上していると次のように報じました。
 「山口県の柳井市、田布施町、平生町にある県立高校4校を2校に再編する案が浮上していることが、複数の関係者への取材で分かった。検挙委は地元の首長たちの意見も踏まえ、検討を急ぐとみられる。早ければ20日開会予定の県議会定例会で再編案を示す可能性がある。4校は柳井高校(柳井市)、柳井商工高(同市)、田布施農工高(田布施町)、熊毛南高(平生町)。再編は地域の少子化を背景に検討され、校名を変更する案も視野に入れているという。首長たちは近く、地元校の存続を求める要望書を県教委に提出する。県教委は昨年12月に策定した県立高校再編整備計画前期実施計画(2022~26年度)で、周防大島町と上関町を加えた1市4町の柳井地域と、光、下松、周南の3市の周南地域について、『引き続き再編整備の検討を進める』と明記。周南地域でも再編が進む可能性がある。県内の高校再編を巡っては、岩国高広瀬、山口高徳佐、防府高佐波の3分校が23年度、宇部西高が24年度に生徒募集を停止。25年度には厚狭高と田部高が再編統合する。26年度には岩国高と下関西高に併設型の中学校を設ける一方、岩国市の高森高に併設する高森みどり中の生徒募集を停止する。県教委は柳井地域の高校再編について『現時点で公表できるものはない』としている。」
 県教委が22年3月に公表した「第三期(22年度~31年度)県立高校将来構想では、「再編整備の基本方針」で、「全日制過程の1学年3学級以下の学校の再編統合を基本として、他の学校との再編統合により、望ましい学校規模の確保をめざします。」としています。
 この点から、この記事を読むと二つの疑問が生まれてきました。
 一つは、柳井高校です。柳井高校は4学級なのに、なぜ、再編の対象となるのか。
 二つは、周防大島高校です。周防大島高校は、3学級なのに、なぜ、再編の対象にならないのか。
 この二つの疑問を持ちつつ、今後の動向を注視していきたいと思います。
 次に、柳井地域の再編整備計画の素案提案から成案までの期間についてです。
 1年前の9月県議会文教警察委員会で、宇部西高校の募集停止などの素案が提案され、11月県議会の文教警察委員会で成案が示され、その年の年末の県教育委員会議でこの案が了承されました。
 私は、今までは、1年半以上かけて、素案から成案を審議していましたが、宇部西高の募集停止は、わずか2ケ月半の期間で、素案から成案、そして、教育委員会議の了承まで強行しました。
 私は、議会で、性急な対応だと批判しましたが、県教委の担当者は「議会での説明、パブリックコメント、地元説明会を行っており、過去の例と違いはない」との趣旨の答弁を繰り返しました。
 宇部西高校の募集停止に対して、それに反対する署名は最終的に2万筆を越えましたが、県教委は、この大きな県民の声に対し一顧だにしませんでした。
 柳井地域の高校再編が新聞報道通り、9月県議会で素案が提出された場合、宇部西高募集停止と同じように、12月県議会で成案、県内に教育委員会議で強行するような性急な対応を県教委は行わないように強く警鐘を鳴らしたいと思います。
 柳井地区で、高校再編が進められようとしています。この問題に対する皆さんのご意見をお聞かせください。

トラックバック

コメントはまだありません

No comments yet.

コメント

コメント公開は承認制になっています。公開までに時間がかかることがあります。
内容によっては公開されないこともあります。

メールアドレスなどの個人情報は、お問い合せへの返信や、臨時のお知らせ・ご案内などにのみ使用いたします。また、ご意見・ご相談の内容は、HPや宣伝物において匿名でご紹介することがあります。あらかじめご了承ください。