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県教委から県立高校の校則見直しの状況について資料提供を受けました

12月7日、文部科学省初等中等教育局児童生徒課は、都道府県教育委員会に「生徒指導提要の改訂について」とする事務連絡を行いました。
 事務連絡は「平成22年に生徒指導に関する学校・教職員向けの基本書として『生徒指導提要』が作成されて以降、いじめ防止対策推進法を始めとする関係法規の成立や組織体制の在り方の変化など学校・生徒指導を取り巻く環境は大きく変化しています。加えて、いじめの重大事態数や児童生徒の自殺者数が増加傾向にあるなど、課題はより一層深刻化している状況にあります。こうしたことを踏まえ、生徒指導の基本的な考え方や取組の方向性を再整理し、今日的な課題に対応していくため、『生徒指導提要』について12年ぶりの改訂を行いました。」とした上で「都道府県・指定都市教育委員会にあたっては所管の学校及び域内の市区町村教育委員会等に対して、都道府県にっては所管の学校法人に及び私立学校に対して、(中略)周知を図るよう、特段のご配慮をお願いします。」としています。
 県教委は、7日、「生徒指導提要の改訂について」とする事務連絡を各市町教育委員会と各県立学校長と下関商業高校校長に発出しました。
 私は、12月6日に行った一般質問の中で、生徒指導提要(案)は、校則について「本当に必要なものか絶えず見直し、不要に行動が制限される児童生徒がいないか検証することも重要」としていることを指摘し、「近く公表される生徒指導提要の改訂を受け、県は、県立高校の校則の見直しを加速させるべきだ」と質しました。
 副教育長は、「今回の生徒指導提要の改訂も踏まえ、引き続き、適切に対応してまいる」と回答しました。
 今回の生徒指導提要の改訂を踏まえ、県教育委員会は抜本的に校則を見直すよう引き続き、必要な発言を行っていきたいと思います。
 同日の私の校則見直しを求める一般質問に、副教育長は「本年8月末に県立高校を対象に調査したところ、すべての高校で見直し作業が行われ、半数以上の高校で見直しが完了しているところ」と答弁しました。
 私は、質問の後、県教委に「どのような見直しが行われたのか」の資料提出を要請していました。
 昨日、県立学校校則の見直しの内容の資料が私に届きましたので報告します。
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 校則について
〇すべての県立学校(全日制)において、校則の見直し作業を行っている。
〇例えば、A高校では、頭髪に関する校則について「ツーブロック」など特定の髪形を禁止する表現を削除した。
〇また、B高校では、カッターシャツやブラウスの下に着るシャツは上から色が透けないものと見直した。
〇また、C高校では、男女交際に関する校則を削除した。
〇今後も、引き続き、校則の見直し作業を行っていく。
・・・
 県教委が、県立学校の校則見直しを進めていることを評価したいと思います。
 その上で、さらに、校則見直しが徹底されるよう、必要な発言を続けていきたいと思います。
 学校の校則に関する皆さんのご意見をお聞かせください。

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