私は、3月8日に一般質問で登壇しました。
今日は、通学路の安全対策について報告します。
昨年6月、千葉県八街市で起こった交通事故を受け通学路における合同点検が行われました。
私は、学校・教育委員会、道路管理者及び警察による対策必要箇所と対処方針を質しました。
国は、21年度補正予算と新年度予算に通学路の安全対策費を計上しました。
私は、県と県警本部の対応状況を質しました。
また、国は、自治体の取組みを計画的・集中的に支援するため、通学路に特化した個別補助制度を創設しました。
私は、県が、この制度をどう活用するのか質しました。
和田土木建築部長は「国から通知を受け、県内の市町小学校の通学路について、昨年、学校・教育委員会、道路管理者、県警等による合同点検を実施し、道路管理者による対策必要箇所として583箇所を抽出した。また、関係機関と連携しながら、ハード・ソフト両面から、より効果的な対策を総合的に検討・立案し、道路管理者としては、このうち防護柵や道路標示など可能なものから速やかに実施しているところだ。県では、通学路を含む交通安全施設整備費として、令和3年度補正予算では約4億円を措置し、また、令和4年度予算案では約21億円を計上している。国において令和4年度に創設される『通学路における交通安全対策に係る個別補助制度』については、現時点で制度要綱は示されていないが、県としては、通学路における安全対策を推進するため、本制度を活用することとしている。」と答えました。
西村副教育長は「令和3年12月末時点の対策必要箇所は972箇所だ。また、学校における安全教育を徹底するとともに、学校・家庭・地域との緊密な連携による見守り活動や、必要に応じた通学路の変更など、実施可能な対策を速やかに行うこととしている。」と答えました。
中西県警本部長は「県警による対策が必要な個所は、258箇所だ。具体的には、ハード対策として、横断歩道や停止線の新設や補修、一時停止規制の実施、歩行者信号の青色秒数を長くするほか、ソフト対策として、交差点での見守り活動や交通指導取締などを実施することとしている。警察庁の令和3年度補正予算に約6百万円を計上し、横断歩道や規制標識の補修や高輝度化に取り組むこととしている。また、新年度予算に、通学路対策を含む交通安全対策施設整備費として国の補助金と合わせ、約12億円を計上し、通学路等の安全確保を推進していきたい。」と答えました。
2008年1月25日、宇部市西宇部校区自治会連合会会長、宇部市立厚南中学校校長、宇部市立西宇部小学校校長、地元県議・市議の連名で県道宇部停車場線の改良を要望しました。14年が経過しましたが、西ヶ丘第二跨線橋と第二西ヶ丘橋の歩道拡幅は、未着手のままです。
西ヶ丘第二跨線橋の歩道幅は1㍍しかないため、高学年以上の子ども同士がすれ違う場合、どちらかが歩道にはみだしてしまい危険です。
私は、「国の制度も活用して早急に歩道を拡幅すべき」と質しました。
和田部長は「このたびの合同点検においても危険個所とされておらず、また、歩道を拡幅する場合は、JRの線路上空での工事となり、さらに、大規模な工事となることから、早期の対応は困難です。」と答えました。
私は、西ヶ丘第二跨線橋などの歩道拡幅について「この二つの橋は1967年に建てられており、大変古い。老朽化したこの狭い2つの橋は架け替えるべきだ」と質しました。
和田部長は「跨線橋2橋については、定期的な点検を行って、適宜補修を行うなど、適切な維持管理を行っているところだ」と答えました。
和田部長は、西ヶ丘跨線橋2橋について「このたびの合同点検において危険個所とされておらず」と述べました。
この答弁は、この歩道があたかも危険個所ではないかのようにとれるものであり遺憾です。
地元では、2008年以来、14年間、毎年、宇部市を通して、県に歩道の拡幅を要望し続けています。
地元の意向を軽視する答弁だと思います。
今回の合同点検から当該箇所が外れた経緯を承知してませんが、この歩道が大変危険で、地元関係者が拡幅を強く要望していることを改めて指摘したいと思います。
当該箇所がJRの線路上空での工事になることは、承知の上での要望です。県は、1㍍の幅の歩道を毎日、通学している多数の児童生徒がいることを十二分に理解し、早急に、この歩道の拡幅工事に着手することを改めて求めたいと思います。
今後とも、通学路の安全確保を関係機関に求めていきたいと思います。
この問題に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
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