ブログ

JR西日本が輸送密度「2000人未満」の路線 収支公表

 JR西日本は、11日、1キロ当たりの1日平均乗客数(輸送密度)が新型コロナウイルス禍前の2019年度に2千人未満だった路線の収支を公表しました。中国新聞は県内の状況について次のように報じました。
 「JR西日本は11日、1キロ当たりの1日平均乗客数(輸送密度)が新型コロナ禍前の2019年度に2千人未満だった路線の収支を公表し、県内では岩徳線など5路線計6区間の状況を明らかにした。18~20年度の平均収支は全区間で大幅な赤字となり、厳しい経営状況が浮かび上がった。県内の対象区間は、岩徳線岩国ー櫛ケ浜▽山口線宮野ー津和野▽小野田線小野田ー居能など▽美祢線厚狭ー長門市▽山陰線益田ー長門市▽山陰線長門市ー小串・仙崎。18~20年度の平均の赤字額と、各区間でかかった費用に対する収入の割合『収支率』は、岩国ー櫛ケ浜5億6千万円(収支率22・5%)▽宮野ー津和野9億3千万円(同13・0%)▽小野田ー居能など1億9千万円(同8・9%)▽厚狭ー長門市4億7千万円(同12・7%)▽益田ー長門市12億2千万円(同6・1%)▽長門市ー小串・仙崎9億6千万円(同7・0%)。最も不採算の益田ー長門市間は、100円の収入を得るのに1651円の費用がかかっていた。コロナ禍前の17~19年度に比べ、全区間で収支率が下落した。輸送密度は、同社が発足した1987年度以来、6区間とも減少傾向が続く。19年度は岩国ー櫛ケ浜1246人(1987年度比37%)▽宮野ー津和野678人(同30%)▽小野田ー居能など444人(同30%)▽厚狭ー長門市478人(同27%)▽益田ー長門市271人(同16%)▽長門市ー小串・仙崎351人(同14%)。コロナ禍の20年度は、19年度に比べいずれも33~32人減った。山口市交通政策課は『山口線は日常生活や観光で使われる幹線。沿線の自治体やJRと連携し、交流人口の増加や中山間地域の活性化につながる取組みをして利用を促進したい』としている。」
 4月7日の本ブログで報告した通り、私は、3月8日に行った2月県議会の一般質問で、JRローカール線の存続問題を取り上げました。
 私の質問に、三坂観光スポーツ文化部長は「沿線市町と連携し、JR西日本に対して、県内全てのローカル線の維持及びコロナ後のダイヤ復活について、引き続き要望してまいる。」と答えました。
 JR西日本がローカル線に対して、一歩踏み込んだ数字を示しました。
 今こそ、県内全てのローカル線維持のために、JR西日本に対して、私も、声を上げていきたいと思います。同時に、ローカル線を維持していくために国の役割の発揮が今こそ求められていると思います。
 ローカル線維持のために皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
 

トラックバック

コメントはまだありません

No comments yet.

コメント

コメント公開は承認制になっています。公開までに時間がかかることがあります。
内容によっては公開されないこともあります。

メールアドレスなどの個人情報は、お問い合せへの返信や、臨時のお知らせ・ご案内などにのみ使用いたします。また、ご意見・ご相談の内容は、HPや宣伝物において匿名でご紹介することがあります。あらかじめご了承ください。