新型コロナ対策に関連し、日本共産党が求めていた点について、新年度からいくつか対処されていることが分かりましたので報告します。
一つは、保健所体制の強化です。
新年度から防府保健所が開設されたことは本ブログで報告してきました。その他の保健所で、職員体制がどう拡充したのかが分かりました。
保健所ごとに報告します。
岩国保健所では、保健師が1名増員されました。
山口保健所では、保健師が1名増員されました。
山口保健所防府支所は、防府保健所となり医師1名、保健師1名、事務1名が増員されました。
宇部保健所は、保健師2名、その他職員1名が増員されました。
長門保健所は、保健師1名が増員されました。
萩保健所は、保健師1名が増員されました。
保健師は、合計7名増員されました。
新年度の保健所の体制強化を評価しつつ、今後とも保健所の体制強化を求めていきたいと思います。
二つ目は、宿泊療養者と自宅療養者それぞれの公表が始まったことです。
厚生労働省が3月9日に発表した山口県の療養者数は2813人でした。内訳は、入院患者数が224人、宿泊療養者が224人、自宅療養者数等が2080人です。
山口県は、宿泊療養者と自宅療養者等を足した2304人を宿泊療養者数等として発表していました。つまり、8割以上が自宅療養者等なのに、県は、宿泊療養者等として発表していたのです。
山口県は、昨年までは、軽症者・無症状者に、原則、宿泊施設を提供していたので、宿泊療養者でよかったのですが、今年に入り、軽症者を原則、自宅療養にした結果、自宅療養者等が増え、宿泊療養者が少なくなりました。
私は、2月県議会の環境福祉委員会で、「県は、宿泊療養者と、自宅療養者等を分けて公表すべき」と質しました。
4月8日の「新型コロナウイルス感染症の感染者の発生について」とする記者配布資料の入院等の状況(4月8日14時現在)では、宿泊療養者数と自宅療養者数等が分けて表記されています。
4月8日の療養者数は、2793人、内訳は、入院者数計が171人、宿泊療養者数が181人、自宅療養者数等が2441人となっています。
宿泊療養者数と自宅療養者数等が分けて表記されるようになったことは評価します。
その上で、宿泊施設は830室確保されているのに、181人しか宿泊していないことは改善の余地があるのではないかと思います。
知事は1月13日の記者会見で、「緊急対応として、自宅療養を導入している」と方針転換を表明しました。
緊急対応を解除しないことが、感染の再拡大の要因の一つではないかと考えます。
陽性者は、原則、隔離する。療養者が安心して入院、宿泊できる体制をつくることが、感染を抑える近道だと考えます。
毎日新聞は、10日、「厚生労働省は8日、新型コロナウイルス感染による自宅療養者が6日午前0時時点で32万1510人となり、先週(3月30日時点)から約2万9000人増えたと発表した。増加は2月中旬以来。全国で新規感染者が増えており、自宅療養者数も上昇に転じた。」と報じました。
本ブログで紹介した、県内の自宅療養者数等について、3月9日が2080人でしたが、4月8日は、2441人です。山口県でも自宅療養者数等が増加しています。
自宅療養者の増加を解消し、療養者が安心して宿泊できる体制をつくるべきだと考えます。
新型コロナ対策について、引き続き、必要な発言を行っていきたいと思います。
玉城デニー沖縄県知事は、陽性者が増加している状況を「第7派」と評しました。
新型コロナ対策についての皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
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