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「コメつくって、飯食えねー」の声に行政は応える時

 私は、9月15日に一般質問で登壇しました。
 今日は、農業問題の内、米価下落問題について報告します。
 農民連ふるさとネットワークのまとめによると、2021年産コシヒカリの概算金・買い取り価格は、全年に比べ、60キロ当たり2520円下落しています。
 私は、「県は、21年産の県内米価をどう見通しているのか」質しました。
 松岡農林部長は「米価は、需要と供給の状況に応じ、民間団体等の多様な取引により決まるものであり、県として見通しを立てることはできない」と答えました。
 全国知事会は、来年度予算に向けた要望の中で「需給環境の改善の取組は生産者、関係団体及び自治体だけでは限界があるため、備蓄米の買入数量を拡充する」よう求めています。
 私は、「県内の米価下落を回避するため、県は、国に対し過剰在庫米の買い取りを求め、独自に、過剰在庫米を買い取り、生活困窮者や学生、子ども食堂などに提供すべきだ」と質しました。
 松岡部長は「県としては、県産米は、実需者からの要望が多く、過剰在庫となっていないことから、県独自の要望や対策を行うことは考えていない」と答えました。
 私は、2日の土曜日に、実家の稲刈りを手伝いました。
 農機具販売店の方は「21年産米は通常より1000円程度は価格が下がっている」とおっしゃっていました。
 また、その方は、「直接支払制度の復活など、何等かの米価の価格を補償する制度が必要だ」とおっしゃっていました。
 その方は、「そうしないと、法人も家族経営も農家そのものが大幅に減るのではないか」とおっしゃっていました。
 山口県は、農家の中でも米作が一番多いと思います。米価は、労働者で言う最低賃金のようなものです。
 県農林部長の米価下落問題に対する私の質問への答弁は、コロナ禍で苦境にある農家の実情を改善したいという熱意が残念ながら感じられないものでした。
 県は、山口県の耕作放棄地が年々広がる農家の苦境を受け止める姿勢に立っていただきたいと質問を終えて強く感じました。
 米価下落問題は、今度の総選挙の一つの大きな争点です。
 米価下落問題に対する農家を始め、皆さんのご意見をお聞かせ下さい。 

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