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小中学校30学級を求める県議会請願署名スタート

 昨日、「少人数学級署名を進める宇部の会」が県議会議長あてに「少人数学級請願署名」を進めるスタート集会を行いました。

 小中学校の30人学級の実現を求める署名のスタート集会の様子

 少人数学級署名を進める宇部の会では、公立小中学校での30人学級を求める県議会請願署名を10月末までに5000筆の目標で取り組むことを確認しました。

 私は、スタート集会で山口県の少人数学級に関するミニ講話を行いました。

 私が話した主旨は以下の通りです。

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 少人数学級署名をすすめる宇部の会のスタート集会にお集りの皆さん、県議の藤本です。宇部市PTA連合会長などを務めてきました。今は、厚南中教育後援会会長を務めています。皆さんと一緒に、運動を強めていきたいと思います。今日は、県議会の報告をさせていただきます。
 3月31日、40年ぶりに今年度から小学校全学年を段階的に35人学級化する義務教育標準法改正法案が可決しました。今年度から5年かけて小学校が35人学級化されます。
 山口県は小中学校とも35人学級ですので、私は、2月県議会で、国の制度改正を契機に、小学校を30人学級にすべきだと質しました。
 資料1は、繁吉副教育長の答弁です。「国の財政措置が図られない中、県の独自財源で30人学級化をすすめることは困難です。」と答えました。
 資料2は、県の説明資料です。新年度、少人数学級に対応する職員は、27人分基礎定数として増えたけれど、加配定数が減り、4529人という定数の総量は変わらないと説明しています。
 資料3は、新年度小学校を30人学級にした場合の必要教員数と金額です。全体では21億円必要ですが、小1だけなら、3億円程度で実行に移すことが可能です。
 資料4は、しんぶん赤旗が調査した少人数学級の状況です。山梨県では、小学校1年生はすでに30人学級でしたが、今年度から25人学級にしました。
 山口県も山梨県も国の制度は同じです。山梨県でも新年度、先生の総数は変わりませんでしたが、独自財源で、小学1年生を25人にしているのです。
 資料5は、国が示した学校の行動基準をレベルと新型コロナウイルス感染症のステージを示したものです。山口県も一時期医療崩壊寸前のステージⅢになりました。学校の行動基準を山口県ではレベル3にする寸前でした。
 資料6は、学校の行動基準レベル2とレベル3の教室の違いです。レベル3にしようとすれば1クラスを20人にしなければなりません。
 コロナ禍の中、子どもの命を守るために30人学級は最低の水準です。

・・・

 一人でも多くの方に少人数学級署名をお願いしたいと思います。

 署名したい、周りの知人に署名をお願いしてもいいという方は、藤本までご連絡ください。

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